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『まぼろしの顔 ウォルター・デ・ラ・メア作品集 3巻』

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【商品情報】
『まぼろしの顔 ウォルター・デ・ラ・メア作品集3』
東洋書林
ウォルター・デ・ラ・メア=著
脇明子=訳 

価格:2,640円(本体2,400円+税)
発行年月:2023年2月
判型:A5
ISBN:9784887218291

【目次】
ミス・ジマイマ
盗人
ピクニック
まぼろしの顔

幻想領、再び!
不思議で、寂しげで、そして少し怖い〝お噺〟たち……1970年代に〝大人の童話〟の走りとなった定番の傑作選(全3巻)が、耽美的装画の名品とともに待望の復刊!!

【荒俣宏氏推薦】
乱歩はこの幻想詩人に魅せられて「うつし世はゆめ、夜の夢こそまこと」の名文句を醸した。この思潮は、戦争におしつぶされたあとに生まれた若い世代に再発見されたが、デ・ラ・メアが復活したのは、この訳文、この挿絵によってだったと思う。いま40年の時を打ち負かし、はかなく幻に似た夢が還ってきた。

【復刊によせて】
 イギリスの詩人、ウォルター・デ・ラ・メアの綴る物語は、ちょっとさびしく、謎めいていて、手放しで大好きと言ってくださる方は、少ないかもしれません。でも私は、子どものころから、当時は飯沢匡訳の岩波少年文庫で『サル王子の冒険』と題されていた不思議な旅の物語も、秘密だらけの大人の世界を子どもの目から見た短編のいくつかも、妙に気に入っていました。
 そんな愛読書を、自分の言葉にする機会に恵まれたのは、たまたま読んだウィリアム・モリスの風変わりな短編を訳して、荒俣宏さんが編集されていた文芸雑誌に持ちこんだところ、それは使えないが、ちょうど計画中の幻想文学大系のデ・ラ・メアの巻を訳さないかと、言っていただいたからでした。
 そのときは、かつての『サル王子の冒険』が中心でしたが、やがて、美しい本作りで注目されていた牧神社で、デ・ラ・メアの短編集を編ませていただけることになり、装幀と挿絵は、学生時代に大学祭のポスターで名を挙げていた、友人の橋本治君にお願いし、なかなかすてきな本が三冊できました。
 それから四十年以上たち、超多忙の小説家へと大変身した橋本君は、『桃尻娘』、『窯変源氏物語』など、たくさんの話題作を遺して、あちらの世界へ旅立ってしまいましたが、ぜいたくに趣向をこらしてくれた三冊の美しい本が、よみがえって新たな読者のみなさまのもとに届くと知ったら、ちょっと照れて、あの恥ずかしそうな笑顔を見せてくれることでしょう。みなさまが、これらの物語の、一風変わっていながらひっそりと静かでもある味わいを、ゆっくりお楽しみくだされば、これほどうれしいことはありません。────脇明子

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