メールマガジンを受け取る
-
『Jodo Journal』vol.4 特集:イメージに接近する
¥1,430
アートとライティングが交差する芸術誌『Jodo Journal』4号。 巻頭座談会(岩瀬諒子×松本花音)では京都のパブリックスペースに現れた、人々の流れに変化を与えるような空間的介入をめぐって議論が交わされ、レクチャーシリーズ(千葉雅也、三浦哲哉、星野太)では、執筆の実践をめぐって、とりわけ私たちの身体や生活と結びついた視点から、広く深く論じます。 特集「イメージに接近する」では、感覚的な共感としての「映え」が芸術文化をも飲み込む現在において、イメージに深く向き合う方法を探ります。東京・愛知で大規模な回顧展が開催された画家ゲルハルト・リヒターの再検討を起点に、現代美術や建築、写真や映画など広くジャンルを横断しなから、イメージの創造の現在を多角的に紹介しています。 小特集「生まれなおす「具体」」では、解散50年をきっかけとして、戦後の関西を拠点とした美術グループの具体美術協会に迫ります。年譜、インタビュー、論考を収録。 — 目次 [巻頭座談会] 岩瀬諒子×松本花音「広場=劇場としての庭」|聞き手・文=中西一史 [レクチャーシリーズ] 千葉雅也「連想とノンリニアの執筆術」 三浦哲哉「言葉が再演する食と映画」 星野太「想起としてのライティング」 [小特集] 生まれなおす「具体」 年譜:「具体」の18年 アーカイブを通じて見る「具体」|西宮市大谷記念美術館、宝塚市立文化芸術センター、芦屋市立美術博物館|聞き手・文=懶い、谷川哲哉 加藤瑞穂「具体美術協会を歴史的に評価するために」 クロスレビュー「すべて未知の世界へ-GUTAI 分化と統合」展 [特集] イメージに接近する 桝田倫広「展覧会から考えるゲルハルト・リヒター」 平倉圭×池田剛介「絵具を真剣に受け止める——ゲルハルト・リヒターをめぐって」 大山エンリコイサム「横断するイメージ——整数的な次元を超えて」 二次元と三次元を往還する——二・五次元印刷 StareReapの可能性|志村直人、金氏徹平|聞き手・文=吉田理紗 建築のマルジナリア|山をおりる、ノーツエディション|聞き手・文=中島亮二 教会を視る|聖アグネス教会、京都ハリストス正教会、京都御幸町協会、カトリック河原町協会、加藤磨珠枝|聞き手・文=シラカワタイヨウ 写真が在りたいように在らしめる——赤々舎の方法|姫野希美|聞き手・文=瀬戸山友紀 カメラをとおして近づくこと|小田香|聞き手・文=よるの木木 音楽と落語——実体のないイメージを想起させる音|Avec Avec、月亭太遊|聞き手・文=神田恵理 [クロスレビュー] 展覧会 岡本太郎 BRIAN ENO AMBIENT KYOTO ライアン・ガンダー われらの時代のサイン アンディ・ウォーホル・キョウト/ANDY WARHOL KYOTO 扉写真:qp
-
『Jodo Journal』vol.3 特集:距離と創造性
¥1,430
【内容】 アートとライティングが交差する芸術誌『Jodo Journal』第3号。 巻頭座談会「書けないお悩み相談室」(千葉雅也、山内朋樹、瀬下翔太)、レクチャーシリーズ 「書くことのプラクティス」(平倉圭、小田原のどか、髙松夕佳、山内朋樹)では、多様な視点でライティングの実践を深く広く考えます。 特集「距離と創造性」では、パンデミック下で私たちが直面する「距離」を切り口に、アートや写真から都市やマンガに至るまで、創造の現在地点を多角的に描き出します。小特集では、気鋭の哲学者エリー・デューリングの提起する「プロトタイプ」概念を起点に、アートや社会のありようを深く捉え直すインタビューや対談を掲載。 前号から大幅にボリュームアップしてお届けします。 [巻頭座談会] 千葉雅也、山内朋樹、瀬下翔太「書けないお悩み相談室」 [レクチャーシリーズ] 書くことのプラクティス 平倉圭「霊をコンポーズする」 小田原のどか「書く/書かれるの境界を攪拌する」 髙松夕佳「本を形にするために」 山内朋樹「フィールドワークを言葉にする」 [小特集] プロトタイプとは何か? エリー・デューリング「プロジェクトからプロトタイプへ(あるいは、いかに作品にせずにすますか)」(訳:岡本源太+武田宙也) プロトタイプ――エリー・デューリングへのインタビュー、聞き手:フランク・マドレネール(訳:岡本源太+武田宙也) 池田剛介×岡本源太 対談「芸術のプロトタイプとプロジェクトの社会」 古谷利裕「桂離宮とバイロケーション (柄沢さんとの思い出とその作品について)」 [特集] 距離と創造性 作家不在の美術館でつくられた「作品」たち:牧口千夏(ピピロッティ・リスト展)、鎮西芳美(マーク・マンダース展)|文・聞き手=吉田理紗 アートの再成を新潟から再生する:濱田真由美(久保田成子展)|文・聞き手=中村紗央里 変わりゆく東京の中で、都市を考える:西荻のこと研究所、TOMO都市美術館|文・聞き手=原田遠 「あらわれる」を共に待つ:サトウアヤコ、タカハシ’タカカーン’セイジ|文・聞き手=よるのふね [座談会] 伊藤俊治、松田行正、港千尋「パンデミックとバウハウス一〇〇年」 その場での旅――「余白」としての石碑たち|文=川名佑実 砂遊びの記憶を集める。|文・聞き手=荒川弘憲 武富健治 ロングインタビュー:時流との距離|文・聞き手=橋口亮介 [クロスレビュー] ピピロッティ・リスト:Your Eye Is My Island -あなたの眼はわたしの島- ニューミューテーション#4 小嶋晶・小林椋 パンデミック下で作品を捉えなおす マーク・マンダース ―マーク・マンダースの不在 イサム・ノグチ 発見の道 Viva Video! 久保田成子展 [巻末レクチャー] 池田剛介「造形としてのライティングに向けて」 【仕様】 判型:A5変形判 刊行:2022年04月 価格:1,430円(本体1,300円+税) ISBN:9784991196317 【発行】 浄土複合 https://jdfkg.tumblr.com/