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『Kaguya Planet vol.5』特集おじさ
¥1,650
予約商品
【お知らせ】 『Kaguya Planet vol.1 気候危機』はこちら https://cavabooks.thebase.in/items/85913578 『Kaguya Planet vol.2』特集パレスチナ https://cavabooks.thebase.in/items/88198930 『Kaguya Planet vol.3』特集食 https://cavabooks.thebase.in/items/95890606 『Kaguya Planet vol.4』特集プラネタリウム https://cavabooks.thebase.in/items/97141863 【内容紹介】 特集:おじさん 今こそ、おじさんの話をしよう ネガティブなイメージがつきまといがちなおじさん。家父長制的な社会の仕組みの中で権力の象徴となっているおじさん。つきまとうイメージや立場が強固であるため、個人の努力ではそこから抜け出せなくなってしまっているおじさん。マジョリティであるからこそ、自らの弱さやそのケアについて語る言葉を持つのが難しいおじさん。そんなおじさんたちのこれからについて、「今・ここ」とは異なる世界を志向するSF的な想像力とともに考える。 コンテンツ ⚫︎小説 ティファニー・シュエ「魚を釣るからそばにいて」(堀川夢 訳) 倉田タカシ「やめたくなって」 友田とん「上映会のおじさんたち」 ⚫︎ブックレビュー/コラム 堀川夢 パヴェル・ブリッチ『夜な夜な天使は舞い降りる』ブックレビュー 齋藤隼飛「《マルチおじさん・サーガ》─ケアが生むホモソーシャルを超えて─」 森﨑雅世「めんどくさくも憎めない『おじさん』の行く末」 ⚫︎インタビュー 上田早夕里「枠にはめられない〝生〟を見つめ続けて」 ⚫︎連続企画 持続可能な同人誌作りを考える② 販売・宣伝・営業 ⚫︎PICK UP 映画『ミッキー17』・『異端者の家』・『ノスフェラトゥ』 ⚫︎企画紹介 日韓SF交換日記 日本SF作家クラブ&韓国SF作家連帯 ⚫︎イベントレポート 全身で朗読に浸る贅沢体験 川野芽生朗読ライブ「月面文字朗読一例」 ⚫︎VGプラスの活動報告 サイズ:A5 ページ数:126ページ 一般価格:1650円(税込) ISBN:978-4-911294-04-8
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『TOKIMAKE2』トキメイクツー
¥1,100
予約商品
【送料】 スマートレター(210円)に梱包資材(OPP袋)と梱包作業料を併せた金額を送料とさせていただきます。 保障や追跡サービスがないことを予めご了承ください。 https://www.post.japanpost.jp/service/smartletter/ ※2024年10月1日からスマートレターの送料が180円→210円に値上げしました。 【お知らせ】 『TOKIMAKE -トキメイク-』第1弾はこちら https://cavabooks.thebase.in/items/95366623 コスメとメイクのアンソロジー『TOKIMAKE -トキメイク-』の第2弾。」に続いて、「今号の特集テーマはジュエリー。菅浩江の特別寄稿はじめ、11作品すべて書き下ろしです。 【書誌情報】 ・書名:『TOKIMAKE 2』トキメイクツー ・本体価格:1,000円 ・版型:A5版 本文122ページ ・発行日:2025年4月26日 ・発行者:じゅりあ ・発起人:実石沙枝子 ・デザイン&組版:松本あずさ ・表紙&本文イラストレーション:じゅりあ ・編集:甘木零/まだりん/中野伶理/花草セレ/揚羽はな 【目次】 実石沙枝子「俺様にぴったりの指」 笹原千波 「喪明けの石」 真下みこと「ねむれない夜に」 揚羽はな 「月の浜辺をもとおれば」 中野伶理 「彩櫛奇譚」 じゅりあ 「ジュエルの草子」 藍銅ツバメ「アメシストのワイン漬け」 甘木零 「あの子はいつか許してくれるかしら」 松本あずさ「ガラスの王冠」 花草セレ 「アリカエオプテリス・アゲート」 菅浩江 「独り化粧」 著者紹介/推しジュエリー
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エス・ア・ドゥーゼ『毒蛇の秘密』ヒラヤマ探偵文庫
¥3,000
予約商品
【送料】 スマートレター(210円)に梱包資材(OPP袋)と梱包作業料を併せた金額を送料とさせていただきます。 保障や追跡サービスがないことを予めご了承ください。 https://www.post.japanpost.jp/service/smartletter/ ※2024年10月1日からスマートレターの送料が180円→210円に値上げしました。 【ヒラヤマ探偵文庫】 その他のラインナップはカテゴリの「文芸」→「ヒラヤマ探偵文庫」からお探しください。 スウェーデンの作家、エス・ア・ドゥーゼ(1873-1933)の作品は、大正時代、医学者であり探偵小説作家の小酒井不木によって翻訳され、日本に紹介されたのが最初である。不木には学生時代からの友人、法医学者の古畑種基がいた。ドイツ留学中の彼からドゥーゼの作品(ドイツ語訳版)が送られて来た。不木はたいへん気に入り、すぐに「スミルノ博士の日記」(1917)を『新青年』大正12年1月号に翻訳。好評を博す。続けて「夜の冒険」(1914)も同誌に訳している。大正14年には「生ける宝冠」(1913)を『国民新聞』に翻訳した。その後、不木は本巻に収録した「毒蛇の秘密」(1919)を『大衆文芸』昭和2年1月号から翻訳連載し始めるのだが、7月号で同誌が休刊になり、未完になってしまった。 本巻では、未訳であった後半部分を最後まで訳し、完訳になった「毒蛇の秘密」を収録することにした。前半部分を小酒井不木、後半部分を平山雄一が翻訳している。いわばコラボレーション翻訳である。 物語は、名探偵レオ・カリングが「私」=トルネ(新聞記者)に、有名な探検家ビクトル・バンクの幽霊事件のことを聞くところから始まっている。ビクトル・バンクはインドのコロンボで、コブラ使いのローザと恋におちた。ところが事情があって、ビクトルはローザを見捨てた。すると、ビクトルの帰国後、ローザは毎夜幽霊となってビクトルを苦しめた。そして、ある事件が起こってしまった。アクティブな名探偵レオ・カリングの活躍を新聞記者トルネの視点から描く物語。 【書誌】 翻訳:小酒井不木・平山雄一 判型:新書 頁数:278頁 発行:2025年5月
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クリントン・H・スタッグ『銀のサンダル』ヒラヤマ探偵文庫
¥2,300
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【送料】 スマートレター(210円)に梱包資材(OPP袋)と梱包作業料を併せた金額を送料とさせていただきます。 保障や追跡サービスがないことを予めご了承ください。 https://www.post.japanpost.jp/service/smartletter/ ※2024年10月1日からスマートレターの送料が180円→210円に値上げしました。 【ヒラヤマ探偵文庫】 その他のラインナップはカテゴリの「文芸」→「ヒラヤマ探偵文庫」からお探しください。 「アガサ・クリスティ愛誦探偵小説集2」をお届けする。 このシリーズ名を冠するのは、クリスティの『おしどり探偵』または『二人 で探偵を』として邦訳がある『Partners in Crime』(一九二九)にちなんで いるからだ。この連作短編集はさまざまな名探偵のパロディであり、取り上げ られているのはコナン・ドイルのホームズ、フリーマンのソーンダイク博士、 チェスタートンのブラウン神父、エドガー・ウォーレス、オルツィの隅の老 人、メースンのアノー探偵、クロフツのフレンチ警部、ベイリーのフォーチュ ン、そしてクリスティ自身のポアロがパロディ化されている。しかしそれ以外 にも我が国にはまだ紹介されていない名探偵は複数いる。そのうちの一人が、 本書のソーンレー・コルトンで、「盲蛇におじず」または「目隠しごっこ」 (Blind Man's Bluff)という短編でパロディ化されている。これらの未訳作 品を紹介してはどうかという示唆を戸川安宣先生からいただいたので、このシ リーズを始めた。 今回はクリントン・H・スタッグ(Clinton H. Stagg、一八八八~一九一六) 作の盲人探偵ソーンレー・コルトン・シリーズの唯一の長編『銀のサンダル (Silver Sandals)』(W.J. Watt, New York, 1916)の全訳である。著者のスタッ グはニューヨーク在住で、小説の他にも映画の脚本家として活躍したが、二十 七歳で亡くなった。 なお、盲人探偵という設定は、他にもイザベル・オストランダーのデイモン ・ゴーント(一九一五年)や、アーネスト・ブラマーのマックス・カラドス (一九一三年)など、同時期に登場しており、本作のソーンレー・コルトンも 世界初の盲人探偵の一人ではないかと言われている 【書誌】 翻訳:平山雄一 判型:新書 頁数:214頁 発行:2025年5月
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『写真集 1893年の大英帝国』ヒラヤマ探偵文庫
¥1,300
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『翻訳文学紀行Ⅵ』
¥990
【送料】 スマートレター(210円)に梱包資材(OPP袋)と梱包作業料を併せた金額を送料とさせていただきます。 保障や追跡サービスがないことを予めご了承ください。 https://www.post.japanpost.jp/service/smartletter/ ※2024年10月1日からスマートレターの送料が180円→210円に値上げしました。 『翻訳文学紀行Ⅵ』 【内容】 ウィットに富んだ笑い話や、痛ましい悲劇、奇想天外なおとぎ話…… この世界は物語に溢れていて、モノリンガルな世界からのみでは到底見渡しきれない。帰郷した旅人が旅先での出来事を語るように、外国語の世界で発見したとびっきりの物語を皆様にお伝えする。それが、翻訳文学紀行の翻訳者たちの夢です。 翻訳文学同人の注目アンソロジーにして当店のベストセラー『翻訳文学紀行』の第6弾。 【発送方法】 発送は、日本郵便の「スマートレター」にて行います(ポストへの投函となります)。 https://www.post.japanpost.jp/service/smartletter/ 【目次】 1. もうひとつのアメリカ――英語文学(アメリカ) 『ストーリーテラー』より「黄色の女」「雨雲を送る男」 レスリー・マーモン・シルコウ 著 大松 智也 訳 2. 安請け合いはほどほどに――ハンガリー語文学(ハンガリー) 「中央署当直にて」 レィテー・イェネー 著 中井 杏奈 訳 3. 故郷よ、よみがえれ――アラビア語文学(パレスチナ) 「ワーディ・ニスナースの新しい地図」 ターハー・ムハンマド・アリー 著 西道 奎・溝川 貴己 訳 4. 物語を書きかえよ――ドイツ語文学(オーストリア) 『ゴットランド島』より第一部「創世記」Ⅲ「カインとアベル」 ミヒャエル・スタヴァリチ 著 髙田 緑 訳 5. 時代は走り去る――華語文学(中華民国) 「鉄漿」 朱西甯 著 藺豪 訳 仕様:文庫サイズ 頁数:186ページ 装丁:有園菜希子 発行:ことばのたび社 https://twitter.com/translaveller
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トンマーゾ・ピンチョ著『ぼくがエイリアンだったころ』
¥1,980
【送料】 スマートレター(210円)に梱包資材(OPP袋)と梱包作業料を併せた金額を送料とさせていただきます。 保障や追跡サービスがないことを予めご了承ください。 https://www.post.japanpost.jp/service/smartletter/ ※2024年10月1日からスマートレターの送料が180円→210円に値上げしました。 【内容紹介】 「エイリアンの子供が他にも山ほどいると思っていた。間違って地球に飛ばされてきた別世界の子供たちがあちこちに」 灰色の空をしたアメリカ西海岸の街アバディーン。 周りの大人たちへの不信感から、9歳の時に眠ることをやめた青年ホーマー・B・エイリアンソンは、ある夜、橋のたもとでカートと名乗るミュージシャンに出会い、ドラッグに溺れてゆく。 身を削りながら自らの音楽表現を追求するカートと、別世界の恋人を求めて旅に出るホーマー。 間違って地球に飛ばされてきた別世界の子供たちがたどりつく先とは―― イタリアのポストモダン文学の奇才トンマーゾ・ピンチョの代表作。 【著者】 トンマーゾ・ピンチョ 1963年ローマ生まれ。ローマ美術大学卒業後、漫画家としてデビュー。80年代後半から90年第前半にかけてはニューヨークで画家に弟子入りしていた経験を持つ。1996年に作家としてデビューし、2002年に『ぼくがエイリアンだったころ Un amore dell’altro mondo(原題直訳:別世界の恋人)』で注目を集める。その後も中国人に占拠された近未来のローマを描いた『チナチッタ Cinacittà』など、問題作で話題を呼ぶ。大手紙でアメリカ文学についてのコラムを寄稿するほか、フィリップ・K・ディックやジョージ・オーウェルなど、著名なアメリカ人作家のイタリア語訳も手掛ける。トンマーゾ・ピンチョという筆名は、ポストモダン文学の旗手トマス・ピンチョンをイタリア語風にしたもの。文学だけでなく、アメリカのサブカルチャーに精通しており、それを独自の視点でイタリア語に落とし込むのが彼の文体の特徴となっている。 【翻訳】 二宮大輔 1981年、愛媛県生まれ。2012年にローマ第三大学文学部現代言語と文学科を卒業。卒業論文のテーマは『レオナルド・シャーシャとモーロ事件』。帰国後は京都で観光ガイドをする傍ら翻訳に従事。2016年、青年座劇場で上演されたエドゥアルド・デ・フィリッポの戯曲『フィルメーナ・マルトゥラーノ』の邦訳を担当。訳書に、ガブリエッラ・ポーリ+ジョルジョ・カルカーニョ『プリーモ・レーヴィ――失われた声の残響』(水声社、2018)、トンマーゾ・ピンチョ「紙とヘビ」『翻訳文学紀行Ⅲ』(ことばのたび社、2021年)クラウディオ・マグリス『ミクロコスミ』(共和国、2022)などがある。 発行元 ことばのたび社 発売日 2024/09/16 ページ数 350p 判型(実寸) 148mm × 105mm ISBN 978-4-9913546-0-1 著者 トンマーゾ・ピンチョ【著】 二宮大輔【翻訳】 Cコード/ジャンルコード 0097
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柴田元幸さんサイン入り『ウォートン怪談集』
¥1,430
【送料】 スマートレター(210円)に梱包資材(OPP袋)と梱包作業料を併せた金額を送料とさせていただきます。 保障や追跡サービスがないことを予めご了承ください。 https://www.post.japanpost.jp/service/smartletter/ ※2024年10月1日からスマートレターの送料が180円→210円に値上げしました。 【内容紹介】 葉々社が、海外文学の裾野を広げるために新たにはじめたシリーズ「小さな海外文学」。 本シリーズは、おもに海外文学に触れてこなかった読書家の方たちを対象に、短篇を2〜3篇収録し、気軽に手にとってもらえるように工夫しています。 シリーズ第1弾&第2弾は、柴田元幸さんの翻訳による2作品です。 本書、『ウォートン怪談集』は、「小間使の呼び鈴」「夜の勝利」「ミス・メアリ・パスク」、3つの短篇を収録しています。 ___________________________ ぐだぐだ煮えきらない物言いを続けてしまったが、要するに何を言いたかったかというと、ここに収めたウォートンの幽霊譚三本を読むにあたって、もちろんどう読もうと読者の自由なのだが、事実を割り出さないといけないというプレッシャーを感じる必要はない、ということである。「小間使の呼び鈴」であれば一介の使用人である病み上がりの小間使が女主人や男主人に対して感じる感情の起伏に、「夜の勝利」なら秘書として他人に依存して生きないといけないがゆえに何とも屈折した主人公の心理の揺れに、まずは寄り添ってみるのも悪くないと思う。(ウォートンは上流階級の育ちだが、目下の立場に置かれた人物の心理を描くのが本当に巧い)。「ミス・メアリ・パスク」であればいっそ、幽霊ということにされているメアリ・パスク嬢の身になってみて、「一度死んだ人間」の感じる(そして「生きていた」ときも感じていた)孤独の深さに思いをはせる、とか……怖がっている人間を外から見るのではなく、怖がっている人間になって読むと、ウォートンの怪談は(まあすぐれた怪談はみんなそうだろうが)本当に刺さる。 (訳者あとがきより) [著者プロフィール] イーディス・ウォートン(1862 -1937) 20世紀前半に活躍したアメリカの作家。ニューヨークの名家に生まれ、アメリカ東海岸の上流階級のふるまいを内側から知る強みを活かし、社会的権力を維持していく人々の冷酷さ、権力に時に抗い時に押し潰される人々の栄光と悲惨をリアルに描き出した。怪奇小説の名手としても知られる。第一次世界大戦中はパリで難民や失業者のために尽力。代表作に『歓楽の家』(1905)、The Custom of the Country(1913、未訳)、『無垢の時代』(1920、女性として初めてピュリツァー賞を受賞)など。 【書誌情報】 発行:葉々社 判型:四六判変型・並製 頁数:130頁
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柴田元幸さんサイン入り『ロングパドル人間模様』
¥1,430
【送料】 スマートレター(210円)に梱包資材(OPP袋)と梱包作業料を併せた金額を送料とさせていただきます。 保障や追跡サービスがないことを予めご了承ください。 https://www.post.japanpost.jp/service/smartletter/ ※2024年10月1日からスマートレターの送料が180円→210円に値上げしました。 【内容紹介】 葉々社が、海外文学の裾野を広げるために新たにはじめたシリーズ「小さな海外文学」。 本シリーズは、おもに海外文学に触れてこなかった読書家の方たちを対象に、短篇を2〜3篇収録し、気軽に手にとってもらえるように工夫しています。 シリーズ第1弾&第2弾は、柴田元幸さんの翻訳による2作品です。 本書、『ウォートン怪談集』は、「小間使の呼び鈴」「夜の勝利」「ミス・メアリ・パスク」、3つの短篇を収録しています。 ___________________________ ハーディというと「重い人」「暗い人」という先入観を持ってしまうのも、これまたいささか勿体ない話です。たとえばこの『ロングパドル人間模様』などを読むと、ハーディが実は ユーモラスな面も持ちあわせていた作家であることがよくわかります。もちろんこの事実はハー ディの専門家のあいだでは常識に属す部類の話にちがいなく、たとえば岩波文庫の『ハーディ短篇集』(井出弘之編訳)なども「ユーモア、諧謔こそ彼の特質である」という視点から編まれています。しかしこの認識が一般にどこまで広まっているか。この翻訳で「楽しいハーディ」もいる、ということをさらに広く伝えられるなら訳者としても本望です。 (訳者あとがきより) [著者プロフィール] トマス・ハーディ(1840 -1928) イギリス文学を代表する小説家・詩人の一人。ヴィクトリア朝後期から20世紀初頭にかけて活躍。イングランド南部のドーセット州に生まれ育ち、小説の中でもこの地に「ウェセックス」の名を与え、くり返し物語の舞台に用いて、時には人間以上に存在感のある場所に仕立て上げた。そうした濃密な場の感覚を背景に、宿命に抗い、翻弄される人間の姿を冷徹に見つめ、『帰郷』(1878)、『ダーバヴィル家のテス』(1891)、『日陰者ジュード』(1895)などの代表作に結実させた。 【書誌情報】 発行:葉々社 判型:四六判変型・並製 頁数:130頁
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『Notatki のたときー中欧の「研究」と「生活」をむすぶメモリアルー』
¥1,650
【送料】 スマートレター(210円)に梱包資材(OPP袋)と梱包作業料を併せた金額を送料とさせていただきます。 保障や追跡サービスがないことを予めご了承ください。 https://www.post.japanpost.jp/service/smartletter/ ※2024年10月1日からスマートレターの送料が180円→210円に値上げしました。 「中欧」と呼ばれるヨーロッパのやや東寄りに位置する地域は、地理上の東西のはざまと歴史のマルジナリアのなかに存在してきました。その領域は、たくさんの国境や言語の線によって時につなげられ、時に分断されてきました。綴られることなく、空白に消えていった無数の出来事。この地域に大なり小なりかかわる者が集まり、そんな「余白」に想いを馳せ、自由に手書きでメモを書き入れながら、つくりあげたのがZINE『Notaki のたとき』です。 --------------------- 目次 チェスワフ・ミウォシュへの投壜通信 山本悠太朗 「オデーサ(オデッサ)の大階段」を見てみたい 佐伯彩 トランシルヴァニアの瞳 阪本佳郎 山椒魚の足音 村瀬泰菜 ヨシップ・イェラチッチ像とその周辺 宇野真佑子 バルトークのうそ 新野見卓也 中くらいの愛──あるいは書くことのスリングショット 須藤輝彦 自分だけの家、または水街ダイアリー 中井杏奈 作者について書かれないこと 富重聡子 批判理論の理念と反時代性 秋元由裕 プラハという迷路、飲んだビールは恋の味 佐藤ひとみ 一七歳 二井彬緒 近代日本と「東欧」の夢 吉川弘晃 --------------------- 大きさ:A5サイズ、162ページ 編集:佐藤ひとみ・中井杏奈・山本悠太朗 表紙・挿絵:リーヴィース安奈 印刷:ちょ古っ都印刷
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『伊藤計劃トリビュート:閉ざされた世界と、その敵』
¥1,100
SOLD OUT
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『マジカント 5号』東北/記憶
¥1,100
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『たとえ、ずっと、平行だとしても』
¥1,650
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『本が語ること、語らせること』
¥1,870
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越前敏弥『翻訳百景ふたたび』サイン入り
¥1,540
【送料】 スマートレター(210円)に梱包資材(OPP袋)と梱包作業料を併せた金額を送料とさせていただきます。 保障や追跡サービスがないことを予めご了承ください。 https://www.post.japanpost.jp/service/smartletter/ ※2024年10月1日からスマートレターの送料が180円→210円に値上げしました。 【内容】 『訳者あとがき選集』につづくHH ブックス第2 弾エッセイ集 ※越前敏弥『訳者あとがき選集』サイン入りはこちら https://cavabooks.thebase.in/items/91969457 この本は『翻訳百景』(角川新書、2016 年2 月刊)の続編にあたるが、前著を飛ばしていきなりこちらを読んでもなんの問題もない。また、4つの章のどれから読んでもかまわない。ダン・ブラウン、エラリー・クイーン、読書会、文芸翻訳などのキーワードを手がかりに、いちばん興味を掻き立てられる章から読んでもらえばいいと思う。――「はじめに」より 【仕様】 判型:B6 頁数:156頁 【目次】 第1章その後のダン・ブラウン翻訳秘話 『インフェルノ』文庫版&『翻訳百景』刊行記念対談 『オリジン』とダン・ブラウン来日 次作はまだ? 第2章エラリー・クイーンは永久に不滅です 怒濤の十六作 苦闘の五作 エラリー・クイーン長編作品リスト 第3章読書会トラベラーの軌跡 全国翻訳ミステリー読書会の思い出 オンラインに変わっても 第4章語学・翻訳・学ぶこと 文芸翻訳の基本と実践 翻訳出版の企画を立てるには シリーズ存続のために 英語と日本語のはざまで翻訳で深める英文理解 知は力なり 「場を作る」ということ 【著者プロフィール】 越前敏弥(えちぜん・としや) 文芸翻訳者。1961年生まれ。1998年から文芸翻訳の仕事をはじめて四半世紀を超え、訳書は100冊を超える。最初の長編訳書は『惜別の賦』(ロバート・ゴダード、創元推理文庫)、最近の訳書は『ターングラス』(ガレス・ルービン、早川書房)、『アウシュヴィッツの父と息子に』(ジェレミー・ドロンフィールド、河出書房新社)など。著書に『翻訳百景』(角川新書)、『文芸翻訳教室』(研究社)、『いっしょに翻訳してみない?』(河出書房新社)、『名作ミステリで学ぶ英文読解』(ハヤカワ新書)、『日本人なら必ず誤訳する英文・決定版』(ディスカヴァー)など。
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『PATU MOOK 創刊号』大島依提亜と映画パンフ
¥1,500
【送料】 スマートレター(210円)に梱包資材(OPP袋)と梱包作業料を併せた金額を送料とさせていただきます。 保障や追跡サービスがないことを予めご了承ください。 https://www.post.japanpost.jp/service/smartletter/ ※2024年10月1日からスマートレターの送料が180円→210円に値上げしました。 【お知らせ】 『PATU MOOK Vol.3 石井勇一と映画パンフ』はこちら https://cavabooks.thebase.in/items/82254373 映画パンフをひたすら愛でる有志団体「映画パンフは宇宙だ(PATU)」によるZINE 【商品名】 PATU MOOK 創刊号「大島依提亜と映画パンフ」 【商品情報】 サイズ: A5タテ/82+表紙2P [巻頭カラー22P] 言語:日本語/English 価格:1,500円(税込) 発行:映画パンフは宇宙だ(PATU) 初版発売日: 2020/7/17(金) 【PATU MOOK とは】 映画パンフ好きの、映画パンフ好きによる、映画パンフ好きのための本が誕生しました! PATU MOOK は、全国の映画ファンにお届けする“映画パンフ”専門冊子。創刊号ではグラフィックデザイナーの大島依提亜さんのお仕事を特集します。 【内容(一部抜粋)】 ●大島依提亜の映画パンフ 100 ●大島依提亜スペシャルインタビュー ●寄稿:岡田秀則(国立映画アーカイブ) ー「現代の映画パンフレットとデザイナー大島依提亜」 ●拝啓、大島依提亜さま ー韓国のデザイン会社 Propaganda より ●大島依提亜が愛するフォント ●大島依提亜の紙 7 ー紙の現物を付録しています ●大島さんってどんな人? ー印刷会社・映画監督・パンフレット編集者の視点から ●大島依提亜が惚れた映画パンフ 5 ●Re:拝啓、大島依提亜さま ●対談:大島依提亜×辛島いづみ×MC 森直人 ー「映画パンフレット百花繚乱」ほか
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『春冰』創刊号
¥1,462
【送料】 スマートレター(210円)に梱包資材(OPP袋)と梱包作業料を併せた金額を送料とさせていただきます。 保障や追跡サービスがないことを予めご了承ください。 https://www.post.japanpost.jp/service/smartletter/ ※2024年10月1日からスマートレターの送料が180円→210円に値上げしました。 「あえて大まじめに問うてみたい。危機の時代に『文学』そして『人文学』は、『何をなすべきか』、と。」(『春冰』創刊号 「巻頭言」より) 戦争により多くの人々が苦しみ、人文学の存在意義が叫ばれる現代社会。その社会において我々は何をすることができるのだろうか。答えはでないであろうし、ひと言で言い表すことも不可能だろう。 そのような危機の時代に立ち上げられた「春の氷」を意味する気鋭の文学雑誌、今秋創刊。 ①春冰創刊号に寄せて/中村唯史 ②巻頭言/横江智哉+田村 太 【翻訳詩】 ③クルィメンティー・ズィノヴィーイウ/池澤 匠 ④エヴゲーニー・バラトゥインスキー/岩間成美 ⑤ヨシフ・ブロツキー/伊藤夢紬 ⑥タラース・フルィホーロヴィチ・シェフチェンコ/上村正之 ⑦アンナ・アフマートヴァ/きのした はるよ ⑧トゥルゲーネフの詩『花』とドストエフスキーの小説『白夜』/齋須直人 ⑨アレクサンドル・プーシキン/杉野ゆり ⑩アナイート・グリゴリャン / 髙田映介 ⑪ボリス・サヴィンコフ(ロープシン)/田村 太 ⑫アファナーシー・フェート/中村唯史 ⑬セルゲイ・エセーニン/濱田玲央 ⑭ハリス・ヨシフ/福田耕佑 ⑮アンナ・アフマートヴァ/深瀧雄太 ⑯マリア・パブリコフスカ=ヤスノジェフスカ/山本悠太朗 ⑰イヴァン・トゥルゲーネフ/横江智哉 ⑱インノケンチー・アンネンスキー/李 博聞 【創作詩】 ⑲『チェンソーマン』短歌/伊藤夢紬 ⑳青鬼/中村唯史 ㉑過去が償うというのなら、蛇使いのセレナーデ/山本悠太朗 ㉒ひっくし、鯉のぼり、ひとりぼっちの人間讃歌/ゆらのすけ 【批評・論考】 ㉓『On Your Mark』の「希望」をさがして/秋田市太郎 ㉔詩人たちとの最初の思い出/ウィリアム・ハズリット/高橋昌久訳 ㉕詩について私が知っていること/服部文昭 ㉖大審問官について ──ドストエフスキー四方山話〈その一〉──/松原繁生 ㉗寄稿者より 【書誌情報】 判型:A5 頁数:171頁 出版社:京緑社 発売日:2023/10/6
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『近代体操』第二号
¥2,200
【送料】 スマートレター(210円)に梱包資材(OPP袋)と梱包作業料を併せた金額を送料とさせていただきます。 保障や追跡サービスがないことを予めご了承ください。 https://www.post.japanpost.jp/service/smartletter/ ※2024年10月1日からスマートレターの送料が180円→210円に値上げしました。 特集=やわらかな聖なるもの-推し・宗教・陰謀の時代 【目次】 [特集]やわらかな聖なるもの-推し・宗教・陰謀の時代 巻頭言「やわらかな聖なるもの」松田樹・森脇透青 第一部 聖なるものとパラノイア 阿部和重の映画と陰謀 松田樹 見えない男 黒嵜想 [エッセイ]路肩で見つける聖なる石 千賀健史 第二部 聖なるものと「政治と文学」 国家・肉体・恥-試論 古木獠 「死 | が人間を喰らうとき-林桜園・神風連の乱・蓮田善明 石橋直樹 永遠のオルガスムへ上りつめること-三島由紀夫と大江健三郎の『セブンティーン』 倉数茂 [コラム]大本聖地探訪記 中崎クルス [コラム]クスコの精霊たちに出会った話 太田光海 [インタビュー] 「否!」なき時代に-松本卓也・山本圭クロスインタビュー | 聞き手:武久真士・松田樹・森脇透青 第三部 聖なるものと「ポップカルチャー」 やわらかな変態-詩的言語とコミュニティ 武久真士 モダン・ジャズの(カフカ的)自意識-分裂と追いかけっこ 安永光希 Hello goodbye 平沢進-「母」の変容 森脇透青 [創作]ハ・ハチ 櫻井天井火 [創作]La Haine 素潜り旬 [コラム]推しサマはどこでも光 戸村こたつ [巻末座談会] 「聖なるもの」をめぐって 草乃羊・武久真士・古木獠・松田樹・森脇透青・安永光希 【書誌情報】 判型:A5 頁数:246頁 2024年11月発行
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『Kaguya Planet vol.4』特集プラネタリウム
¥1,650
【お知らせ】 『Kaguya Planet vol.1 気候危機』はこちら https://cavabooks.thebase.in/items/85913578 『Kaguya Planet vol.2』特集パレスチナ https://cavabooks.thebase.in/items/88198930 『Kaguya Planet vol.3』特集食 https://cavabooks.thebase.in/items/95890606 【内容紹介】 プラネタリウム100周年! 古代から星たちの輝きに心惹かれ、その謎を究明してきた人類は、天の空を再現しプラネタリウムという素敵な装置を作り上げました。近代的なプラネタリウムが1923年にドイツのイエナで試験公開され、1925年にドイツ博物館にて世界で初めて常設されてから、現在で100年。100周年を記念して、世界では様々な記念事業が行われています。 『Kaguya Planet No.4 プラネタリウム』でもプラネタリウムは様々な点で魅力的な場所として出てきます。天文好きを魅了する場所として、大切な人との思い出の場所として、天文好きな店員が集まるグッズショップの舞台として、星を媒介に人の希望を繋いでいく存在として……。SF小説やコラムを通して、プラネタリウムや天文の魅力を描き出します。 【目次】 ⚫︎小説 田畑祐一「マッチングアプリ」 南木義隆「星と巡り合う者たち」 早海獺「袋のなかはビッグバン」 ⚫︎ブックガイド 鬼嶋清美「プラネタリウム小説いろいろ」 ⚫︎ブックレビュー/コラム 堀川夢 J・G・バラード『沈んだ世界』ブックレビュー 腐ってもみかん「〈偽物〉にこそ宿るロマン ─プラネタリウムとガンダム─」 井上彼方「偽物と本物が交差するところ」 ⚫︎インタビュー 吉田育未 柞刈湯葉 ⚫︎連続企画 持続可能な同人誌作りを考える① 企画・編集・お金 ⚫︎Kaguya Future 2025 ⚫︎VGプラスの活動報告 【書誌情報】 サイズ:A5 ページ数:152ページ 一般価格:1650円(税込) ISBN:978-4-911294-03-1
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文芸誌『jem』創刊号
¥1,650
【送料】 スマートレター(210円)に梱包資材(OPP袋)と梱包作業料を併せた金額を送料とさせていただきます。 保障や追跡サービスがないことを予めご了承ください。 https://www.post.japanpost.jp/service/smartletter/ ※2024年10月1日からスマートレターの送料が180円→210円に値上げしました。 【内容紹介】(出版元HPより) 日本語文学の海外普及と、いまだ知られざる海の向こうの文学(特になんらかの意味で周縁に位置する作品)の紹介を二本の柱に据えた『jem』の創刊号をここにお届けします。『jem』は宝石、珠玉を表す英語gemと、日本語文学Japanese Literatureの頭文字を組み合わせた造語です。優れた翻訳は日本語にとっての財産であるという考えのもと、翻訳文学についても取り上げていきます。 今回は三つの異なるアンケート企画を用意しました。わたしたちが息を吸い込むように目にしているルビの語源は、あの紅玉(ruby)であることはあまり知られていません。ときに働き者の黒い虫にときに宝石に喩えられる小さきものにふと目を遣ってみると、そこには目を見張りたくなる瞬間があるかもしれません。また翻訳環境についてのアンケート、海外翻訳家・研究者アンケートは、とりわけ変化に恵まれているこの時代において、文学を取り巻く状況の〈いま〉を少なからず伝えてくれるはずです。 特集〈未来視する女性作家たち〉は、〈女性作家の特集〉ではありません。時代の制約や限界をうち破り未来を明敏に見通した作家、あるいは五十年後、百年後の未来から遡ったときにそのように強く想起されるだろう書き手たちがここには登場するはずです(左川ちかが吉岡実や瀧口修造よりも世界で読まれ、鈴木いづみが日本の内よりも外で話題を集める未来を前世紀の誰が想像しえたでしょうか?)。山尾悠子の作品などを中国語に移し替えている気鋭の翻訳家、劉佳寧さんへインタビューを行い、四人の識者に熱のこもったブックガイドを書き下ろしていただきました。あわいゆきさん、山口真果さんのガイドは国内国外の最前線の作品を伝え、渡邊利道さん、大島豊さんの文章は博識とたしかな批評眼に裏打ちされたジャンルSF小史としても読むことができるようになっています。 また、小特集〈東方幻想の世界〉として、翻訳短篇二作と、西崎憲さんによる作家案内のエッセイを掲載します。普段わたしたちは、歪められた日本(人)像に出くわす度に居心地の悪さを覚えます。しかしアジアに関するひどく限られた知識にもかかわらず(ゆえに?)かくも霊妙な物語を紡ぎ続けたフランク・オーウェンの非凡さは、言語表現におけるエキゾティシズムそのものを問い直す力を持っています。 この本を手に取ってくださるすべての方が、それぞれにとっての煌めく宝石のような作品に出会えますように。 木村夏彦 【目次】 特集 未来視する女性作家たち 翻訳家インタビュー 劉佳寧 聞き手=木村夏彦 作品ガイド パンデミックを考えるための国内小説10 あわいゆき 2014年以降にデビューした作家の英語小説30 山口真果 国内SF20 渡邊利道 海外SF短篇25 大島豊 連続アンケート企画 史上初・大アンケート 記号に恋して あなたの大好きなルビを教えてください! 秋草俊一郎/阿部大樹/石川美南/礒崎純一/菅原慎矢/垂野創一郎/西崎憲/平山亜佐子/堀田季何/マヌエル・アスアヘアラモ/山本貴光/木村夏彦 緊急アンケート 実装しない、する あなたの翻訳環境を教えてください 秋草俊一郎/大島豊/岸谷薄荷/鯨井久志/白川眞/垂野創一郎/増田まもる 海外翻訳家・研究者アンケート 世界に拡が(り続け)る日本文学の行方 木海/焦陽/パウ・ピタルク・フェルナンデス/ヘレン・ホラン/ローレル・テイラー/王子豪 国別展望 韓国における日本文学受容 木村夏彦 ブックガイド 詩に近づく小説、小説に近づく詩 木村夏彦 小特集 東方幻想の世界 「クォ・ファンの黄金の時」「折れた柳」 フランク・オーウェン 高山直之訳 東洋の不思議な作家たち 西崎憲 《執筆・聞き手=木村夏彦》 カンヴァセーション・ウィズ・フレンズ〈1〉 増田まもる On Haruki Murakami’s Lesser-known Sci-Fi Critiques—Ellison, Le Guin, and Others ミミ・シェン訳 A Note on Translators' Notes 千羽鶴 《未訳作レビュー》Samantha Harvey Orbital 執筆者略歴、編集後記
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アンソロジー『IMAGINARC 想像力の音楽』
¥1,500
【送料】 スマートレター(210円)に梱包資材(OPP袋)と梱包作業料を併せた金額を送料とさせていただきます。 保障や追跡サービスがないことを予めご了承ください。 https://www.post.japanpost.jp/service/smartletter/ ※2024年10月1日からスマートレターの送料が180円→210円に値上げしました。 【内容紹介】 2台のピアノと小説が織りなす幻想的アンソロジー! 「IMAGINARC 想像力の音楽」は、同名音楽会のプログラム冊子。 右から開くと小説アンソロジー、左から開くと音楽会プログラム。 与えられた5つのテーマに寄せて、5人の作曲家と11人の小説家が新作を書いた。 純文学、宇宙SF、ポストアポカリプス。恋愛、音楽、青春、ホラー、ミステリ、幻想、児童文学、尊い百合まで全部入り。 芥川賞作家から無冠のインディーズまで、同じ舞台で火花を散らす、プロアマ混合・ジャンル横断テーマ別アンソロジー! 参加小説家: 冬乃くじ、小山田浩子、糸川乃衣、菅浩江、白髪くくる、雛倉さりえ、藤沢祥、藤田雅矢、宮月中、森下一仁、吉田棒一 参加作曲家: 新垣隆、野村渉悟、浜渦正志、東大路憲太、平野一郎 参加音楽家: 森下唯、江崎昭汰、菊池亮太、蔡翰平、今泉響平、榎政則、高橋ドレミ、望月晶、佐伯涼真、大脇滉平 掲載作全ガイド: https://note.com/fuyunokuji/n/n01d51cbd8860 【書誌情報】 売価:1,500円 判型:A5 頁数:160頁 発行者:IMARI
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五人の男と一人の女『冒険家クラブの冒険談』ヒラヤマ探偵文庫
¥1,000
SOLD OUT
【送料】 スマートレター(210円)に梱包資材(OPP袋)と梱包作業料を併せた金額を送料とさせていただきます。 保障や追跡サービスがないことを予めご了承ください。 https://www.post.japanpost.jp/service/smartletter/ ※2024年10月1日からスマートレターの送料が180円→210円に値上げしました。 【ヒラヤマ探偵文庫】 その他のラインナップはカテゴリの「文芸」→「ヒラヤマ探偵文庫」からお探しください。 本書はThe Adventures of the Adventurers Club, A Shocker in Six Stories (Five men & a woman 1890)の全訳である。いわゆる「シリング・ショッカー」と呼ばれる読み物で、一シリングという単行本よりは安い価格(ちなみにストランド・マガジンも一シリングだった)で売られたペーパーバックだ。著者名も「五人の男と一人の女」という、語り手そのままであって本来の著者名は明記されていない。これは『ある刑事の回想録』 (ウォーターズ、ヒラヤマ探偵文庫)以来の、語り手すなわち著者名とする習慣が引き継がれているのだろう。おそらくこの本は娯楽のために読み捨てられていたのではないかと思われる。同様に読み捨てられていた定期刊行物には青少年を読者として想定した「ペニー・ドレッドフル」があったけれども、当時は十二ペンスで一シリングだったので、価格としては十二倍になるし、本書中には英語の註なしにフランス語が使われたりもしているので、読者はフランス語も分かる、ある程度上の階級に属する人々だったと思われる。親しい人々が集まって話を披露するという形式は、 「デカメロン」以来よくある形だが、日本でも江戸川乱歩「赤い部屋」や野村胡堂「奇譚クラブ」がある。 目次 冒険家クラブとは何者か? ジュリアン・ストラハンの話 外国人街にて 会長の話 陪審員長 家畜処理場 女性会員の話 訳者解説 【書誌】 著者:五人の男と一人の女 翻訳:平山雄一 判型:新書版 頁数: 発行:2025年1月
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森下雨村『赤い塔の家』(森下雨村少年少女小説コレクション2)ヒラヤマ探偵文庫
¥700
【送料】 スマートレター(210円)に梱包資材(OPP袋)と梱包作業料を併せた金額を送料とさせていただきます。 保障や追跡サービスがないことを予めご了承ください。 https://www.post.japanpost.jp/service/smartletter/ ※2024年10月1日からスマートレターの送料が180円→210円に値上げしました。 【ヒラヤマ探偵文庫】 その他のラインナップはカテゴリの「文芸」→「ヒラヤマ探偵文庫」からお探しください。 本巻には、森下雨村の冒険科学小説「赤い塔の家」(『少女の友』大正7年7月~12月号)が収録されている。――赤い塔の家にある、開かずの部屋で起こる幽霊騒ぎがきっかけで、物語が動き始める。『少女の友』に連載されていたので、登場人物の中心はローティーンの一郎や純子、光子の姉妹であり、彼らの行動が、読者の〈恐いもの見たさ〉を煽るものとなっていた。 千里眼やテレパシーなどの超常現象も描かれ、作品を支えるものとしてあった。この時期、つまり大正7(1918)年の小説としては、たいへん珍しい題材だといえるだろう。また物語の舞台である赤い塔の家も、栃木県の中禅寺湖の湖畔にあるという設定になっていた。子供たちが夏休みに出かける避暑地の雰囲気を存分に出している。雨村は、夏という季節の連載を意識して、題材を扱っていた。その赤い塔の家には、大きな秘密が隠されていたのである。はたして彼らは、秘密を解くカギを探すことができるのであろうか? 【書誌】 著者:森下雨村 判型:新書版 頁数: 発行:2025年1月
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ラムジー・キャンベル著『グラーキの黙示3』
¥1,980
セヴァン・ヴァレーにわだかまる邪神カルトの物語の終着点! ラムジー・キャンベル作品集『グラーキの黙示』第3巻 マッターホルン・プレスが、英国のセヴァン・ヴァレーに根を張るカルト教団の聖典を、『グラーキの黙示録』のタイトルで無許諾刊行してから、150年近くの歳月が流れた。 ブリチェスター大学のアーキビストであるレナード・フェアマンは、この伝説的な書物の“唯一現存する写本”を大学に収蔵するべく、英国北部の海岸沿いに位置するガルショウという町に赴くことになる。ちょっとした日帰りの旅のつもりだったが、そうはならなかった。求める『黙示録』の各巻は、この風変わりな町の別々の住人が所有しているというのである── 英国怪奇・幻想文学界の巨頭、ラムジー・キャンベルが16歳の頃に執筆した「湖の住人」に登場して以来、彼の作品世界の背景に見え隠れし続けた忌まわしき神話典籍、『グラーキの黙示録』。50年もの間、その全容を匿(かく)し続けてきたヴェールが、他ならぬラムジー・キャンベル自身によってついに剥ぎ取られた! 【書誌情報】 サウザンブックス社 ラムジー・キャンベル著 森瀬繚訳 価格 1,980円(本体1,800円+税) 発行年月 2024年12月 判型 B6