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チッカリング・カーター編『ミカドの謎 ニック・カーターの日本の冒険』ヒラヤマ探偵文庫
¥2,700
予約商品
【送料】 スマートレター(210円)に梱包資材(OPP袋)と梱包作業料を併せた金額を送料とさせていただきます。 保障や追跡サービスがないことを予めご了承ください。 https://www.post.japanpost.jp/service/smartletter/ ※2024年10月1日からスマートレターの送料が180円→210円に値上げしました。 【ヒラヤマ探偵文庫】 その他のラインナップはカテゴリの「文芸」→「ヒラヤマ探偵文庫」からお探しください。 本書にはアメリカのダイム・ノベルを代表する名探偵、ニック・カーター が登場する数多くの作品のうち、日本を舞台にした作品をご紹介する。同じ ような週刊誌で活躍したイギリスのセクストン・ブレイク・ シリーズが、「貧乏人のためのシャーロック・ホームズ」と呼ばれていた が、アメリカにおいてはニック・カーターが同様の地位を占めていたと言っ ていいだろう。カーターやブレイクの主な読者層は、青少年労働者階級であ ったといわれている。なお初出時は日本が日露戦争に勝利して、新興の大国 として世界に名乗りをあげ、注目を集めた時期でもある。アメリカの庶民の 娯楽の題材になるほどの親しみはあったことが推察される。 「ミカドの謎」(The Mystery of the Mikado)は、New Nick Carter Weekly一九〇四年四月二日号に掲載された。「芸者タリカまたはニック・カ ーターの日本の任務」(Talika, the Geisha Girl, or, Nick Carter's Japanese Misson)は、New Nick Carter Weekly一九〇八年七月四日号、十 一日号(Talika, the Geisha Girl, or, Nick Carter's Japanese Rival)、十八日号(By Order of the Emperor, or, Nick Carter's Special Bodyguard)に掲載された連作を、同年に三作を合わせて単行本にした。 【書誌】 著者:チッカリング・カーター・編 訳者:平山雄一 解説:芦辺拓 判型:新書版 頁数:266頁 発行:2024年11月
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『カモガワGブックス Vol.5』 特集:奇想とは何か?
¥1,650
予約商品
【送料】 スマートレター(210円)に梱包資材(OPP袋)と梱包作業料を併せた金額を送料とさせていただきます。 保障や追跡サービスがないことを予めご了承ください。 https://www.post.japanpost.jp/service/smartletter/ ※2024年10月1日からスマートレターの送料が180円→210円に値上げしました。 【お知らせ】 文学フリマ終了後の発送になります。 【内容】 レビュー・論考 「狂気の沙汰か、SFか!? 偏愛海外奇想短編10選」:鯨井久志 ストーリーテリングの妙、文体の美しさ、精緻極まる構成。それらも確かに小説の面白さだが、現実世界を軽く吹き飛ばすような奇抜な発想、それもまた重要な要素のひとつである。 本稿では主に海外SF短編について、奇想あふれる名作のなかで筆者が偏愛する10作品――R・A・ラファティ、スタニスワフ・レム、ジョン・スラデックetc.――を紹介。 「奇想的宇宙SFの世界」:坂永雄一 宇宙。人間が生身では生きていけない真空領域。厳格な物理学とテクノロジーの支配する場。国家規模の資源と人員を注ぎ込んで、やっと一人が辿り着く場所。壮大で広大、無常観や虚無感さえ惹起する観念。そこに、奇抜なイメージやガジェットが飛び込んでくる——その瞬間、宇宙的崇高がひっくり返る奇想の興奮が生まれる(本文より引用)。 宇宙を題材とした奇想SF作品、という切り口で、「無脊椎動物の想像力と創造性について」など自身も奇想作品の優れた書き手である坂永氏にレビューを執筆いただいた。デイビッド・ブリン、チャールズ・ストロス、アレステア・レナルズらの作品を紹介。 「ラテンアメリカ奇想小説パレード」:蛙坂須美 ガルシア・マルケス『百年の孤独』など、〈魔術的リアリズム〉という括られ方のすることの多いラテンアメリカ文学。そこでは西欧と非西欧の価値観の衝突の中で育まれた奇想作品が数多く生み出された。 実話怪談の優れた書き手であり、海外文学全般に造詣が深くSFマガジンの〈ラテンアメリカSF特集〉にもレビューを寄稿いただいた蛙坂氏に、長編短編問わず、ラテンアメリカ文学の中での奇想作品について紹介いただいた。 「奇想が殺す——推理小説と奇想について、偏愛する短篇を三つほど」:鷲羽巧 あまねくジャンルに存在する奇想。論理の中に非日常……すなわち「死」を導き出す推理小説のなかにも、当然それは色濃く立ち現れる。京都大学推理小説研究会に所属し、創作・評論の両軸で活躍している鷲羽氏による、偏愛奇想ミステリ短編紹介。 「奇想溢れる悪夢の饗宴——奇想ホラーブックレビュー」:昏月鯉影 逸脱のなかに生まれいづる奇想は、日常から離れたところから出没する恐怖のなかにも、やはり存在する。怪奇・幻想文学の同人誌『Buttered-Fly』を主宰し、自らホラー作品の翻訳も手掛ける昏月氏による、国内・海外奇想ホラー作品の紹介記事。 「国立国会図書館デジタルコレクションの全文検索を用いた「奇想」および「奇想小説」の語誌の概観」:下村思游 「奇想小説」と何らかの作品群を称することはあれど、その語の由来、使われ方の変遷をあまり意識することはない。そもそも「奇想」という語は日本において、どこから使われだしたのか? 現役の司書であり、円城塔研究で知られる下村氏による、国会図書館デジタルコレクションのデータベースを駆使した「奇想」という語の歴史を辿る貴重な論考。 「最近の奇想ゲームについて(主にSteamで買えるやつ)」:千葉集 奇想は小説だけのものではない。いまや映画・コミック・アニメーションに並ぶ一大メディアと化したゲームにおける「奇想」のあり方について、近年の作品を中心に紹介する。自身も優れた奇想小説の書き手であり、近年ではゲーム・VR関係の記事も手掛ける千葉氏による、奇想ゲーム愛に満ちた充実の論考。 「奇想マンガの巨匠たち」:茎ひとみ 視覚表現と文芸の交差点、マンガ。その中には、奇妙で「奇想マンガ」と呼ぶほかない作品も、数多く生み出されてきた。駕籠真太郎、伊藤潤二にはじまり、どろり・器械・道満晴明ら二〇〇〇年代以降に世に放たれたオルタナティブな作品群について紹介した記事。筆者の茎ひとみ氏は、漫画感想ブログ「村 村」の書き手。 「つばな単行本未収録作全レビュー:鯨井久志 『第七女子会彷徨』『惑星クローゼット』『誰何 Suika』といった作品で、SF/ホラー/ファンタジーの領域を横断し、奇想あふれる想像力と地に足のついた日常性を両立させ、独自の作風を確立している漫画家・つばな。本稿では、その衝撃のデビュー作「子宮と部屋」をはじめ、単行本未収録の作品の全レビューを通じて、知られざるつばな作品の魅力について語る。 「なぜ奇妙であることが面白いのか—— 「奇想とは何か?」試論」:鯨井久志 奇想とは逸脱である。ではなぜ、逸脱が面白いのか? なぜ面白いと感じてしまうのか? 奇想の根源にある「見るなの恐怖」について、クラウス・コンラートの精神病理学や桂枝雀の「緊張の緩和」理論、およびロジェ・カイヨワやバタイユらをもとに読み解く、奇想総論。 翻訳 キャサリン・マクリーン「シンドローム・ジョニー」:鯨井久志 訳 特別解説 キャサリン・マクリーンのために:大島豊 デーモン・ナイト、ブライアン・オールディス、シオドア・スタージョンらに称賛され、一九五〇年代以降優れたSF作品を書いたアメリカの女性作家、キャサリン・マクリーン。いまだその真価が本邦に紹介されきっているとは言えない彼女の未訳作品の翻訳である。 人類を襲った災厄はあるひとりの男に起因するものだった。しかし、彼は悪魔だったのか......それとも救世主だったのか? ワトソン・クリックらのDNA二重らせん構造の発見以前に、疫病による人類の「進化」を描いた短編。なお、解説は「キャサリン・マクリーン全編読破計画」なる記事も書かれている、翻訳家の大島豊氏にお願いした。 リドリー・ウォーカー——『ある幻想の未来』より ラッセル・ホーバン『リドリー・ウォーカー』(第一章研究訳):阿部大樹 ポスト・アポカリプス後の世界を、言語体系が崩れてしまった世界の言葉を用いて著した傑作、Russell Hoban "Riddley Walker" 。十数年前に柴田元幸氏によって冒頭が訳されたものの、依然幻の作品である本作だが、日本翻訳大賞受賞者であり、精神科医の阿部大樹氏の手によって今回どう訳されたか。ぜひ実物を読んでいただきたい。阿部氏によるエッセイ付き。 創作 ハナビラ・オプティミスト:石原三日月 十年ぶりに再会した元夫は、事故により体を失っていた。だがその自我は、淡いピンク色の花びらに移送されており……。 第1回カモガワ奇想短編グランプリを「窓の海」で受賞した石原氏による、新作奇想短編。 小さなはだしの足音 :坂永雄一 「歩行」そのものが人類にとって不要になった世界。ある日上空に現れた構造体『空の城』は、人々を監視しているのだが……。姿が見えない足音と、人類の進化を巡る奇想短編。「大熊座」「無脊椎動物の想像力と創造性について」などに続く、新たな坂永氏の代表作となるであろう作品です。 第2回カモガワ奇想短編グランプリ受賞作品 大賞 レターパックで現金送れ/は詐欺です「くるぶし考」 優秀賞 春眠蛙「潰しに関する覚え書き」 優秀賞 藤井佯「幽玄の惑星」 全166作品の応募の中から、選び抜かれた受賞作3作品を掲載。 それぞれ「くるぶし考」は「自分の名前が季語になって季語を取り下げる話」、「潰しに関する覚え書き」は「元書評家が作家を潰す書評とその終わりについて語る話」、「幽玄の惑星」は「佐渡で世阿弥の霊と出会い、能を真似るという朱鷺の話を聞く話」。 選評はこちら。 【書誌情報】 判型:A5版 頁数:188頁 発行元:カモガワGブックス https://note.com/kamogawagbooks/n/n11f9042628c8
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越前敏弥『訳者あとがき選集』サイン入り
¥1,540
【送料】 スマートレター(210円)に梱包資材(OPP袋)と梱包作業料を併せた金額を送料とさせていただきます。 保障や追跡サービスがないことを予めご了承ください。 https://www.post.japanpost.jp/service/smartletter/ ※2024年10月1日からスマートレターの送料が180円→210円に値上げしました。 【内容】 『ダ・ヴィンチ・コード』のダン・ブラウン作品の翻訳やエラリー・クイーン作品の新訳など、これまで100作以上の翻訳を手掛けてきた文芸翻訳者・越前敏弥さんによる軽出版レーベル「HH(翻訳百景)ブックス」が始動。 第1弾となる本書は、越前さんがこれまで翻訳してきた数々の名作に付した「訳者あとがき」の中から21作品を厳選し刊行順に収録。それぞれのあとがきの末尾には「その作品や作者にまつわる後日談やちょっとした裏話など」を追記しています。 【仕様】 判型:B6 頁数:152頁 【目次】 はじめに 『デッドエンド』(マイクル・レドウィッジ、ハヤカワ文庫、2000年2月) 『飛蝗の農場』(ジェレミー・ドロンフィールド、創元推理文庫、2002年3月) 『ボーイ・スティル・ミッシング』(ジョン・サールズ、アーティストハウス、2003年1月) 『天使と悪魔』(ダン・ブラウン、角川書店、2003年10月) 『父さんが言いたかったこと』(ロナルド・アンソニー、新潮社、2004年2月) 『さよなら、コンスタンス』(レイ・ブラッドベリ、文藝春秋、2005年9月) 『ダ・ヴィンチのひみつをさぐれ!』(トーマス・ブレツィナ、熊谷淳子共訳、朝日出版社、2006年5月) 『SIX‐WORDS たった6語の物語』(スミス・マガジン編、ディスカヴァー、2010年11月) 『夜の真義を』(マイケル・コックス、文藝春秋、2011年3月) 『レーン最後の事件』(エラリー・クイーン、角川文庫、2011年9月) 『解錠師』(スティーヴ・ハミルトン、ハヤカワ・ミステリ、2011年12月) 『シートン動物記 オオカミ王ロボほか』(シートン、角川つばさ文庫、2012年12月) 『世界文学大図鑑』(ジェイムズ・キャントンほか、三省堂、2017年5月) 『ダイアローグ』(ロバート・マッキー、フィルムアート社、2017年10月) 『大統領失踪』(ビル・クリントン&ジェイムズ・パタースン、久野郁子共訳、早川書房、2018年12月) 『おやすみの歌が消えて』(リアノン・ネイヴィン、集英社、2019年1月) 『クリスマス・キャロル』(ディケンズ、角川文庫、2020年11月) 『天使と嘘』(マイケル・ロボサム、ハヤカワ文庫、2021年6月) 『ロンドン・アイの謎』(シヴォーン・ダウド、東京創元社、2022年7月) 『オリンピア』(デニス・ボック、北烏山編集室、2023年12月) 『老人と海』(ヘミングウェイ、角川文庫、2024年1月) あとがきのあとがき 【はじめに】 この本では、わたしが文芸翻訳の仕事をはじめてから現在までに書いた「訳者あとがき」のうち、計二十一作品のものを選び、刊行順に並べた。選出にあたっては、ひとりの作家について一作品を原則とし、ジャンルや作品のタイプがなるべく異なるものを集めることを心がけた。それぞれのあとがきの末尾には、その作品や作者にまつわる後日談やちょっとした裏話などを追記している。 それぞれが独立した内容なので、順番に読む必要はないが、時代順にながめていくと、文芸翻訳者の仕事や日常、さらには、ひょっとしたらこの四半世紀の翻訳出版の歴史の一端が見えてくるかもしれない。 【著者プロフィール】 越前敏弥(えちぜん・としや) 文芸翻訳者。1961年生まれ。1998年から文芸翻訳の仕事をはじめて四半世紀を超え、訳書は100冊を超える。最初の長編訳書は『惜別の賦』(ロバート・ゴダード、創元推理文庫)、最近の訳書は『ターングラス』(ガレス・ルービン、早川書房)、『アウシュヴィッツの父と息子に』(ジェレミー・ドロンフィールド、河出書房新社)など。著書に『翻訳百景』(角川新書)、『文芸翻訳教室』(研究社)、『いっしょに翻訳してみない?』(河出書房新社)、『名作ミステリで学ぶ英文読解』(ハヤカワ新書)、『日本人なら必ず誤訳する英文・決定版』(ディスカヴァー)など。
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トンマーゾ・ピンチョ著『ぼくがエイリアンだったころ』
¥1,980
【送料】 スマートレター(210円)に梱包資材(OPP袋)と梱包作業料を併せた金額を送料とさせていただきます。 保障や追跡サービスがないことを予めご了承ください。 https://www.post.japanpost.jp/service/smartletter/ ※2024年10月1日からスマートレターの送料が180円→210円に値上げしました。 【内容紹介】 「エイリアンの子供が他にも山ほどいると思っていた。間違って地球に飛ばされてきた別世界の子供たちがあちこちに」 灰色の空をしたアメリカ西海岸の街アバディーン。 周りの大人たちへの不信感から、9歳の時に眠ることをやめた青年ホーマー・B・エイリアンソンは、ある夜、橋のたもとでカートと名乗るミュージシャンに出会い、ドラッグに溺れてゆく。 身を削りながら自らの音楽表現を追求するカートと、別世界の恋人を求めて旅に出るホーマー。 間違って地球に飛ばされてきた別世界の子供たちがたどりつく先とは―― イタリアのポストモダン文学の奇才トンマーゾ・ピンチョの代表作。 【著者】 トンマーゾ・ピンチョ 1963年ローマ生まれ。ローマ美術大学卒業後、漫画家としてデビュー。80年代後半から90年第前半にかけてはニューヨークで画家に弟子入りしていた経験を持つ。1996年に作家としてデビューし、2002年に『ぼくがエイリアンだったころ Un amore dell’altro mondo(原題直訳:別世界の恋人)』で注目を集める。その後も中国人に占拠された近未来のローマを描いた『チナチッタ Cinacittà』など、問題作で話題を呼ぶ。大手紙でアメリカ文学についてのコラムを寄稿するほか、フィリップ・K・ディックやジョージ・オーウェルなど、著名なアメリカ人作家のイタリア語訳も手掛ける。トンマーゾ・ピンチョという筆名は、ポストモダン文学の旗手トマス・ピンチョンをイタリア語風にしたもの。文学だけでなく、アメリカのサブカルチャーに精通しており、それを独自の視点でイタリア語に落とし込むのが彼の文体の特徴となっている。 【翻訳】 二宮大輔 1981年、愛媛県生まれ。2012年にローマ第三大学文学部現代言語と文学科を卒業。卒業論文のテーマは『レオナルド・シャーシャとモーロ事件』。帰国後は京都で観光ガイドをする傍ら翻訳に従事。2016年、青年座劇場で上演されたエドゥアルド・デ・フィリッポの戯曲『フィルメーナ・マルトゥラーノ』の邦訳を担当。訳書に、ガブリエッラ・ポーリ+ジョルジョ・カルカーニョ『プリーモ・レーヴィ――失われた声の残響』(水声社、2018)、トンマーゾ・ピンチョ「紙とヘビ」『翻訳文学紀行Ⅲ』(ことばのたび社、2021年)クラウディオ・マグリス『ミクロコスミ』(共和国、2022)などがある。 発行元 ことばのたび社 発売日 2024/09/16 ページ数 350p 判型(実寸) 148mm × 105mm ISBN 978-4-9913546-0-1 著者 トンマーゾ・ピンチョ【著】 二宮大輔【翻訳】 Cコード/ジャンルコード 0097
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PATU BigBang!『暗黒の昭和史 変身人間事件簿』
¥1,800
【送料】 2024年10月1日からレターパックライトの送料が370円→430円に値上げしました。 【内容】 戦後日本に暗躍した変身人間たちがもたらした災厄を、徹底検証! 変身人間たちは、今もあなたのそばにいるかもしれない……。 本書では、『透明人間』『美女と液体人間』『電送人間』『ガス人間第1号』『マタンゴ』の各作品を「暗黒の昭和史」という視点でドキュメンタリー風に解説しています。『美女と液体人間』のクライマックスでの殲滅作戦や、『電送人間』に登場する電送装置のシーンなどは、CGを使用して作成。豊富な画像とイラストを駆使し、「存在したかもしれない」劇中シーンを本気で再現しました。 『ガス人間第1号』は先月、Netflixで完全オリジナルストーリーのリブートが決定し、話題を集めました。本書では、1960年のオリジナル版『ガス人間第1号』についても取り上げています。これから公開されるリブート版を観る前に、オリジナル版をより楽しめるような解説を掲載しています。ファン必見!昭和の怪異が再び! 伝説の特撮・変身人間シリーズを徹底解析 『暗黒の昭和史 変身人間事件簿』発売決定! 今年70周年を迎える変身人間の始祖とも呼べる『透明人間』については、批評家の切通理作さんによる特別解説を掲載。また、特撮に深い造詣を持つ作曲家の福田裕彦さんが、5作品の劇中音楽を1曲ごとに詳細に解説しています。音楽が作品に与える魅力に焦点を当て、特撮ファンならずとも楽しめる内容です。 さらに、ライターのガイガン山崎さんとミュージシャンのタカハシヒョウリさんによる変身人間シリーズ特別対談も実施。多彩な執筆陣による詳細な解説を通して、『変身人間』シリーズのさらなる魅力に迫ります。 ■ 変身人間シリーズとは 東宝特撮映画シリーズの中で、科学技術によって変質、変形あるいは特殊能力を得た人間が登場する映画作品群の総称。 「透明人間」:太平洋戦争で透明人間にされた男と、透明人間を語って犯罪を重ねるギャングとの対決を描く。 「美女と液体人間」:東京に現れた液体人間と、麻薬密売を企むギャング、双方を追う警察との三つ巴の攻防戦。 「電送人間」:終戦の混乱に乗じて葬られた男が未知の電送装置を使って復讐を始めるSFスリラー。 「ガス人間㐧1 号」:ガス化する能力を持った男が、落ちぶれた踊りの家元のために次々と罪を犯す。ガス人間、ガス人間を追う警察、家元の思惑が交錯する。 「マタンゴ」:ヨットにのった若者たちが遭難し、南海の無人島に漂着する。食べるとキノコになるというキノコしか自生しない島で、各々の欲望が剥き出しになるホラー作品。 【内容】 ・『透明人間』『美女と液体人間』『電送人間』 『ガス人間第1号』『マタンゴ』ドキュメンタリー風作品解説 ・変身人間シリーズの原点「透明人間」の魔境と魅惑/切通理作氏 ・ガイガン山崎×タカハシヒョウリ変身人間映画特別対談 ・福田裕彦変身人間映画音楽全曲解説 ・スタッフ・キャストクレジット 【 仕様】 タイトル:『暗黒の昭和史 変身人間事件簿』 全ページフルカラー/サイズ:B5サイズ ページ数:90ページ 発行・著作:映画パンフは宇宙だ!(PATU)
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サイン本『夏葉社日記』
¥1,650
【送料】 スマートレター(210円)に梱包資材(OPP袋)と梱包作業料を併せた金額を送料とさせていただきます。 保障や追跡サービスがないことを予めご了承ください。 https://www.post.japanpost.jp/service/smartletter/ ※2024年10月1日からスマートレターの送料が180円→210円に値上げしました。 『夏葉社日記』 秋峰善 著/秋月圓 刊/文庫・ハードカバー(帯・カバーなし)/200ページ/定価1500円+税/第3刷重版決定 ◇内容◇ 「師匠への長い長いラブレター」 出版社2社から「戦力外通告」を受けたぼくには行く場所がなかった。藁にもすがる思いで、夏葉社に電話をかけ、手紙を書いた。すると幸運なことに、憧れのひとり出版社・夏葉社で約1年間、代表の島田潤一郎さんと働くことになる。そんな宝物の日々を綴る。第2の青春、再生の物語。 ◇著者略歴◇ 秋 峰善|Shu Pongseon 編集者。千葉市稲毛区育ち。大学卒業後、3社の出版社を経て、現在に至る。いちばん好きな本は、河田桟『くらやみに、馬といる』。趣味はサッカーと将棋。座右の銘は、「みずからの加害者性に気づく」(本田哲郎『釜ケ崎と福音』)。東京都杉並区在住。
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詩と短編小説『黎明通信 [RAE-MAE SIGNALS]』
¥1,650
【送料】 スマートレター(210円)に梱包資材(OPP袋)と梱包作業料を併せた金額を送料とさせていただきます。 保障や追跡サービスがないことを予めご了承ください。 https://www.post.japanpost.jp/service/smartletter/ ※2024年10月1日からスマートレターの送料が180円→210円に値上げしました。 海辺を散歩する小説家と、海辺に思いを馳せる詩人。 川野芽生と高田怜央が織りなす「海」の感触。 3点セット仕様: <本体冊子>A6サイズ/中綴じ製本/32p/表紙:特色印刷/本文:二色刷り/帯付き <蛇腹小冊子>112mm×80mm/外五つ折/帯付き <蔵書票 >名刺サイズ/表面:特色印刷 写真:川野芽生 編集:高田怜央 造本・デザイン:霧とリボン 発行日:2024年8月31日 価格:1,650円(税込) 小説家・川野芽生と詩人・高田怜央が「海」をモチーフに書き下ろした詩と短編小説のコレクション。本作では、川野による初の連作詩、高田による初の短編小説も収録。さらに幻のコラボレーション作品「竜胆に就いて/On Rindoh」を巻末に掲載。本体冊子、蛇腹状の小冊子、短歌二首を印字した蔵書票の3点セット豪華仕様(造本・デザイン:霧とリボン)。 【詩】 花飛沫 Many Oceans [海たち] (足)(跡) Blue [ブルー] (貝)(殻) APPARITION メニュー Crying Blue [クライン・ブルー] そこに 最後のように 【短編小説】 難破船 TWILIGHT THEORY 【対話詩】 竜胆に就いて/On Rindoh 初出:川野芽生 × 高田怜央『奇病庭園』『SAPERE ROMANTIKA』W刊行記念トーク「文学はつねにすでに翻訳である」特典ペーパー(本屋 B&B、2023年) 著者プロフィール 川野 芽生 Megumi Kawano 小説家・歌人・文学研究者。1991年神奈川県生まれ。2018年に連作「Lilith」で第29回歌壇賞、21年に歌集『Lilith』で第65回現代歌人協会賞受賞。24年に第170回芥川賞候補作『Blue』を刊行。他の著書に、短篇小説集『無垢なる花たちのためのユートピア』、掌篇小説集『月面文字翻刻一例』、長篇小説『奇病庭園』、エッセイ集『かわいいピンクの竜になる』、評論集『幻象録』、歌集『人形歌集 羽あるいは骨』『人形歌集II 骨ならびにボネ』がある。2024年7月、第二歌集『星の嵌め殺し』刊行。 高田 怜央 Leo Elizabeth Takada 詩人・翻訳者。1991年横浜生まれ、英国スコットランド育ち。上智大学文学部哲学科卒業。詩作に、第一詩集『SAPERE ROMANTIKA』、対話篇 『KYOTO REMAINS』(遠藤祐輔 共著)、「FUTURE AGENDA [未来の議題]」他 二篇(『ユリイカ 』)、「AFTER YOU [あなたの跡]」(読売新聞)など。主な翻訳に、ヴィム・ヴェンダース監督作『PERFECT DAYS』、ジュリアン・ビアバン・レヴィ監督作 CHANEL 2023/24 Cruise Collection『TOMORROW ELECTRIC』がある。NY派詩の翻訳を構想中。
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サイン本『その日暮らし』坂口恭平
¥1,760
【送料】 スマートレター(210円)に梱包資材(OPP袋)と梱包作業料を併せた金額を送料とさせていただきます。 保障や追跡サービスがないことを予めご了承ください。 https://www.post.japanpost.jp/service/smartletter/ ※2024年10月1日からスマートレターの送料が180円→210円に値上げしました。 ずっと向き合えずにいた寂しさの正体がわかったことで、 僕ははじめて、自分を信頼できるようになった。 コロナ禍にはじめた畑。熊本の土地とたいせつなひとたちとの出会い。うれしさも苦しさも分かち合える家族との昼夜をへて、僕は自分のなかにいた、もうひとりの大事な存在と出会った。日々を綴るエッセイの先に待つ、あらたな境地へといたる生の軌跡。 palmbooks 坂口恭平 価格:1,760円(本体1,600円+税) 発行年月:2024年08月 判型:四六判 ISBN:9784910976037
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『トウキョウ下町SFアンソロジー』
¥1,760
【送料】 スマートレター(210円)に梱包資材(OPP袋)と梱包作業料を併せた金額を送料とさせていただきます。 保障や追跡サービスがないことを予めご了承ください。 https://www.post.japanpost.jp/service/smartletter/ ※2024年10月1日からスマートレターの送料が180円→210円に値上げしました。 『京都SFアンソロジー』はこちら https://cavabooks.thebase.in/items/77035205 『大阪SFアンソロジー』はこちら https://cavabooks.thebase.in/items/77035295 【内容】 東京下町にゆかりのある7名の作家が強火の愛で綴る、下町×SF。 郷愁や人情だけではない東京下町の物語が、帰納的にSFを証明する!? ブロックチェーンと転生ラマ、IoT、ハクビシン、カワイルカ、町工場、戦争、朝顔市、父と娘……人とモノと生き物が織りなす、珠玉のアンソロジー。 収録作品 大竹竜平「東京ハクビシン」 桜庭一樹「 お父さんが再起動する」 関元聡「スミダカワイルカ」 東京ニトロ「総合的な学習の時間(1997+α) 」 大木芙沙子「朝顔にとまる鷹」 笛宮ヱリ子「工場長屋A号棟」 斧田小夜「糸を手繰ると」 装画:久永実木彦 装幀:谷脇栗太 発行:Kaguya Books 発売日:2024年10月01日頃 著者/編集:トウキョウ下町SF作家の会(編) レーベル:Kaguya Books 出版社:社会評論社 発行形態:A6 ページ数:248p ISBN:9784784541522
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『翻訳文学紀行Ⅵ』
¥990
SOLD OUT
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『森下雨村犯罪実話集』ヒラヤマ探偵文庫
¥1,200
【送料】 スマートレター(210円)に梱包資材(OPP袋)と梱包作業料を併せた金額を送料とさせていただきます。 保障や追跡サービスがないことを予めご了承ください。 https://www.post.japanpost.jp/service/smartletter/ ※2024年10月1日からスマートレターの送料が180円→210円に値上げしました。 【ヒラヤマ探偵文庫】 その他のラインナップはカテゴリの「文芸」→「ヒラヤマ探偵文庫」からお探しください。 本巻には、「死体を無くした男」「冷酷無情 カザリン・ヘーズ」「コンスタンス・ケント事件」「鼠を飼う死刑囚」「十五萬ポンドの頸飾」「噫無情」の六編の英仏犯罪実話が収録されている。 「死体を無くした男」は、パリ警視庁のギュスターヴ・マセの活躍、「冷酷無情 カザリン・ヘーズ」は、カザリン・ヘーズの残虐な殺人をそれぞれ描いている。「コンスタンス・ケント事件」は、ウィルキー・コリンズ「月長石」やS・S・ヴァン・ダイン「グリーン家殺人事件」に影響を与えたといわれる事件であった。「鼠を飼う死刑囚」は、アーサー・グリフィスが描く、動物好きの死刑囚の話であり、「十五萬ポンドの頸飾」は、フランスからイギリスに送った十五萬ポンドの頸飾がすり替えられたところから始まる話だ。「噫無情」は、マセと並ぶフランスの名探偵ゴロンの捜査法を語っていた。いずれの作品も、森下雨村の好みが伝わる、読み応えのある犯罪実話であるといえるだろう。 【書誌】 編者:湯浅篤志 判型:新書版 頁数:110頁 発行:2024年9月
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『英国犯罪実話集3』ヒラヤマ探偵文庫
¥2,100
【送料】 送料220円(スマートレター210円+梱包資材+作業料) 【ヒラヤマ探偵文庫】 その他のラインナップはカテゴリの「文芸」→「ヒラヤマ探偵文庫」からお探しください。 今回もストランド・マガジンに掲載された犯罪関係の記事を集めてすべてのイラストを収録、さらに1895年にカナダで発行された、ウェインライト事件と切り裂きジャック事件を描いた実話パンフレット全訳を収録しました。新聞記事以外で、切り裂きジャックについて書かれた最初期の資料ではないでしょうか。 【収録作品】 『小説のような犯罪実話譚 二人の有名スコットランド・ヤード刑事の体験談』 『エジプトの「シャーロック・ホームズ」ベドウィン族追跡者の方法』 『証言の価値とは何か?』 『最新犯罪捜査法グロス・システム』 『ラッフルズは実在するのか? 紳士強盗の伝説』 『犯罪者は外科手術で治癒できるのか?』 『裁判所の風景――刑事法廷』 『世界最大の探偵事務所ピンカートン社の歴史』 『犯罪と犯罪者の記録 第一号』 【書誌】 著者:アルフォンス・ベルティヨン他 翻訳:平山雄一 判型:新書版 頁数:198頁 発行:2024年9月
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アジアを読む文芸誌『オフショア』第四号
¥1,980
【送料】 スマートレター(210円)に梱包資材(OPP袋)と梱包作業料を併せた金額を送料とさせていただきます。 保障や追跡サービスがないことを予めご了承ください。 https://www.post.japanpost.jp/service/smartletter/ ※2024年10月1日からスマートレターの送料が180円→210円に値上げしました。 【お知らせ】 『オフショア』第一号 https://cavabooks.thebase.in/items/72936227 『オフショア』第二号 https://cavabooks.thebase.in/items/72936341 『オフショア』第三号 https://cavabooks.thebase.in/items/77826079 【内容】 『オフショア』はエッセイを中心としたアンソロジー形式の文芸雑誌です。アジアの音楽やアートの情報を発信するウェブマガジン「Offshore」(2011~)が、紙の文芸雑誌となってリニューアルしました。2022年8月創刊。速い情報発信ではなく、「やすい」や「おいしい」でもないアジア。じっくりアジアを考えます。 目次 ■中原楽インタビュー「音響エンジニアが見るアジア、次代につなぐ現場環境」 ■愛国のヒーロー、占いにハマる。―詩から読む文天祥と占い師の交流(村田真由) ■サウナと写真の中の『テルマ&ルイーズ』たち(仲宗根香織) ■連載・第四回 台湾における市民による地下メディア実践と民主化との関係―1990年代の台湾の地下ラジオ運動を軸として もぐりのアマチュア無線「香腸族」 (和田敬) ■スリランカを巡る記憶の旅(バーヌ) ■WOOTACCインタビュー「満足できる作品をつくったら、やめます」 ■帰化、離婚、大統領選挙―インドネシア人として生きる(武部洋子) ■ミュージシャンと住民票―第四号まで発行してみてどうなのか(山本佳奈子) 表紙写真:李剣鴻(リー・ジエンホン) ロゴ・表紙デザイン:三宅 彩 四六判 縦188mm 横128mm 厚さ10mm 198ページ 並製 価格 1,800円+税 著者プロフィール 山本 佳奈子 (ヤマモト カナコ) (著/文 | 編集) 当誌の発行・編集人。1983年生まれ尼崎市出身、神戸市在住。ライター(インタビュー・ルポ・エッセイ)。インタビューではその人の人柄や普段着の姿を映し出す。2011年、東アジア各都市を訪れ現地のライブハウスやギャラリーをめぐり音楽家やアーティストらと交流を深めたことから、アジアの文化を日本語で発信するメディア「オフショア」を立ち上げた。アジア各地からの音楽バンド来日ツアーやドキュメンタリー映画上映会ツアーもプロデュース。 武部 洋子 (タケベ ヨウコ) (著/文) 日本人として東京に生まれ、インドネシア人としてジャカルタに住む。上智大学文学部新聞学科在学中、たまたまインドネシア語を第二外国語として選択して以来、インドネシアの世界(特にロックを入り口とするポップカルチャー)にのめりこむ。フリーランス通訳、翻訳、調査、コーディネート、執筆業に従事。最近は、インドネシアの勢いと魅力を日本人に直接感じてもらうためのツアープログラムを主に社会課題、アートなどをテーマに企画、実施している。『旅の指さし会話帳②インドネシア』(ゆびさし)著者。寄稿は『現代インドネシアを知る60章』(明石書店)等。Twitter @okoyrocks 仲宗根 香織 (ナカソネ カオリ) (著/文) 1979年沖縄生まれ。写真家、小舟舎主宰。2008年から2010年まで写真雑誌『LP』の編集メンバーとして活動し、紙面上で作品を発表。2011年に雑誌『las barcas』を立ち上げ、これまでにlas barcas 4号までを編集・発行。2023年1月写真集『Temporality』出版。2016年個展“Unframed”、2023年個展“Temporality”(Kiyoko Sakata Gallery, Naha)、2024年3月カリフォルニア大学サンディエゴ校とトロント大学にて”Living Otherwise: Perspectives on Time, Space, and Sense-Making from Okinawa”に展示とトークで参加。 バーヌ (バーヌ) (著/文) 1996年生まれ。大阪在住フェミニスト(they / them)。学生時代に心理学・社会学に強く関心を持つ。あらゆるマイノリティが生きやすい社会になるために何かしたいと感じ、現在は外国に(も)ルーツを持つ子ども・若者の支援に携わっている。また自身の経験をもとに執筆や研究発表等を行う。岸政彦編『大阪の生活史』(筑摩書房、2023)に聞き手として参加。他、下地ローレンス吉孝著『「ハーフ」ってなんだろう? あなたと考えたいイメージと現実』の書評を立命館アジア・日本研究学術年報第4号に執筆。 村田 真由 (ムラタ マユ) (著/文) 1997年生まれ。大阪大学大学院人文学研究科博士後期課程三年、日本学術振興会特別研究員(DC2)。専門分野は中国古典文学。中国の南宋王朝末期における「遺民(=身を寄せるべき王朝を失い、あとに残された民)」の文学に関心があり、特に文天祥の詩を中心に研究を進めている。論文に「「溝壑を填む」ということ―文天祥試論」(『日本中國學會報』第74集、2022年)、「世界の終わり―文天祥「山河破砕」句をめぐって」(『待兼山論叢』第57号、2024年)。現在は兵庫県立の中学校に教員として勤務。生徒の約8割が外国にルーツを持つという学校で、中学一年生の国語(日本語)を担当している。 和田 敬 (ワダ タカシ) (著/文) 1973年生まれ。ローカルメディア研究者。2020年大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程単位取得退学(人間科学博士)。著書に「ミニFMによるパーソナル・ネットワーキング―関西地域の事例をもとに」『情報通信学会誌』九七号、「ローカルメディアの技術変容」飯田豊編『メディア技術史 改訂版』(北樹出版)、「メディア装置と谷川俊太郎」『ユリイカ 総特集92年目の谷川俊太郎』(青土社)。1986~1990年まで大阪・千里で個人発信のミニFMを開局。当時の近隣のミニFMとも盛んに交流を行った。一九九五年、阪神淡路大震災後の西宮で復興支援のミニFM fm laLUZのスタッフとして参加。「小さなメディア」による公共空間の自生的な涵養に関心をもつ。 中原 楽 (ナカハラ ラク) (著/文) 1982年生まれ。洗足学園音楽大学 作曲専攻シンセサイザー科を首席で卒業。スピーカーメーカー、音響会社を経て、2015年有限会社ルフトツークにて音響事業部を設立。FUJI ROCK FESTIVALではPYRAMID GARDENのサウンドデザインを手がけ、音楽、ダンス、パフォーミングアーツ、演劇など多分野にわたり独自の音響空間を構築。 WOOTACC (ウータック) (著/文) 中国吉林省延辺出身のラッパー。北京を長く拠点とし、Groove Bunny Recordsなどからアルバムをリリース。2023年からは韓国に拠点を移している。朝鮮語、中国語普通話、日本語の3言語を用いる。 李 剣鴻 (リー ジエンホン) (表紙写真) ノイズ/即興音楽家。ソロプロジェクトの他にも迷走神経(VagusNerve)やMind Fiberなどのグループで活動。ギター即興演奏を音楽の主体とする。2008年より環境と演奏の相互関係のなかで創作する手法を切りひらき、「環境即興(environmental improvisation)」と名づけ展開。2011年発表のシリーズ音源にて、概念およびスタイルとしての環境即興を確立させた。近年はソロ作『院子里的回授』、Mind Fiber『明年,再来桜桃樹下坐一坐』等を発表。これらの作品は、日常を記録することの重要性を環境即興によって体現する。2014年より写真も創作に取り入れており、撮影による日常記録は環境即興を補充し構成するための一部となっている。
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『家父長制はいらない 「仕事文脈」セレクション』
¥1,540
【送料】 スマートレター(210円)に梱包資材(OPP袋)と梱包作業料を併せた金額を送料とさせていただきます。 保障や追跡サービスがないことを予めご了承ください。 https://www.post.japanpost.jp/service/smartletter/ ※2024年10月1日からスマートレターの送料が180円→210円に値上げしました。 格差、差別、バッシング、家族、戸籍……色んなひとが困っているけど、これって全部同じ問題=家父長制なんじゃないか? さまざまな角度から「仕事」を考えるリトルマガジン『仕事文脈』。近年掲載した記事の中からフェミニズム、ジェンダー、セクシュアリティにまつわる文章を再編集。性差別的な問題の根幹にある、男性支配的な社会システムである家父長制を解体するための言葉を収録。 タバブックス 仕事文脈編集部 価格:1,540円(本体1,400円+税) 発行年月:2024年07月 判型:B6変 ISBN:9784907053703
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『小説紊乱』
¥2,200
【送料】 ※2024年10月1日からスマートレターの送料が370円→430円に値上げしました。 小説の可能性を模索するべく立ち上げられた出版レーベルffeen pub(フィーン・パプ)から刊行される一冊目の書籍。作品の強度を軸に、ジャンル不問で三十編の小説が収録されています。掌編から中編まで。純文学・SF・ホラー・etc…。無名の新人から芥川賞作家まで。小説観を揺さぶる未知の読書体験をぜひ。 【参加作家】 大木芙沙子 波木銅 青島もうじき 河野咲子 鈴木林 鴻池留衣 旗原理沙子 ノ 篠たまき 林やは 矢部嵩 吉田棒 佐川恭一 山本ジャスティン伊等 和泉萌香 坂崎かおる 十三不塔 間宮緑 高島鈴 二宮豊 川野芽生 蕪木Q平 ✞きど✞ 岩倉文也 竹中優子 琴柱遥 不浦暖 桜井晴也 小山田浩子 岡英里奈 総374ページ 刊行 : ffeen pub 編集 : 嶌山景 装画 : 樋口絢女「向日葵」 デザイン・挿絵 : 二宮杏樹
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『なnD 10』
¥1,100
【送料】 スマートレター(210円)に梱包資材(OPP袋)と梱包作業料を併せた金額を送料とさせていただきます。 保障や追跡サービスがないことを予めご了承ください。 https://www.post.japanpost.jp/service/smartletter/ ※2024年10月1日からスマートレターの送料が180円→210円に値上げしました。 【内容紹介】 「nu」戸塚泰雄と「DU」小林英治と「なんとなく、クリティック」森田真規の3編集者が共同編集する小さな文芸誌「なnD」。 年一回発行のリトルプレス『なnD』最新号は、コロナ禍を挟んで4年ぶりに「話を聞きたい人に会いに行く」という原点に返り、3人のメンバーが東京を中心に各所へ話を聞きに行った人たちとの対話やインタビュー、毎号恒例の執筆陣や新たな書き手による寄稿・コラムを1冊に綴じ込めた160ページを超えるボリューム。 【登場・執筆者】 ユニス・ルック/近代ナリコ/迫川尚子/三品輝起/後藤知佳/近藤恵介/加藤木礼/田中元樹/グラスパーゆきこ/竹田純/相田冬二/碇雪恵/矢部紗耶香/正一/ハーポ部長/のむみち/桜井雄一郎/イワフチメグミ/TOMC/苅部太郎/住麻紀/竹田和也/宇都宮ミゲル/キデンセン/佐々木敦/内沼晋太郎/ワダヨシ/髙橋政宏/西山真来/折田侑駿/黒木麻衣/村上謙三久/渋谷采郁/西村満/千葉美穂/宮田文久/ゾフィ・プシクール/神輝哉/飯田裕子/森田真規/張文經/辻山良雄/小林英治/檀上遼 (2023年・なnD) 文庫サイズ / 160p / 無線綴じ
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『Kaguya Planet vol.2』特集パレスチナ
¥1,650
【送料】 スマートレター(210円)に梱包資材(OPP袋)と梱包作業料を併せた金額を送料とさせていただきます。 保障や追跡サービスがないことを予めご了承ください。 https://www.post.japanpost.jp/service/smartletter/ ※2024年10月1日からスマートレターの送料が180円→210円に値上げしました。 【お知らせ】 『Kaguya Planet vol.1 気候危機』はこちら https://cavabooks.thebase.in/items/85913578 【内容紹介】 特集:パレスチナ 語りと報道の偏りに抗して 2023年10月7日以降、イスラエルによるパレスチナ・ガザ地区への攻撃が激化しています。 この攻撃は、決して10月7日に突然始まったものではなく、70年以上にわたる迫害と虐殺の歴史とひと続きの民族浄化です。そして、この惨状を招いてしまった責任の一端は、植民地主義や深刻な人権侵害をずっと見て見ぬふりしてきた国際社会にあります。 日本でSFに携わるメディアとして果たすべき責任は何か。そう考えて、これまで日本にあまり届けられてこなかった、パレスチナのSFを紹介する特集を組みました。 特集では、パレスチナ人作家、パレスチナにルーツのある作家による、パレスチナを舞台にした小説を掲載している他、編集部による解説やテーマに関連したコラムを掲載しています。 コンテンツ ⚫︎小説 ズィヤード・ハッダーシュ「ここの外では」(佐藤祐朔訳) ソニア・スライマーン「ムニーラと月」(岸谷薄荷訳、佐藤まな監訳) タスニーム・アブータビーフ「継承の息吹」(岸谷薄荷訳、佐藤まな監訳) 牧野大寧「城南中学校生徒会役員選挙『カレーVSラーメン』」 ⚫︎コラム 井上彼方「SFとイスラエルとパレスチナ」 堀川夢「英語で読むパレスチナのSF」 齋藤隼飛「プレイヤーへの期待、その裏にあるキュレーターの責任」 鯨ヶ岬勇士「スーパーヒーローはどこにいるのか。それはあなたかもしれない。」 ⚫︎PICK UP 『野球SF傑作選 ベストナイン2024』 『SF作家はこう考える 創作世界の最前線をたずねて』 ⚫︎インタビュー 映画『カミノフデ 〜怪獣たちのいる島〜』総監督・村瀬継蔵&特撮監督・佐藤大介 インタビュー SF作家対談 天沢時生×水町綜「不良とバイクとSFと」 ⚫︎イベントレポート IMAGINARC 想像力の音楽 ⚫︎VGプラスの活動報告 著者 Kaguya Planet 編集部 出版元 Kaguya Books 出版日 2024年7月13日 価格 1,500円(税抜)1,650円(税込)
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『SIESTE』第3号
¥1,200
【送料】 スマートレター(210円)に梱包資材(OPP袋)と梱包作業料を併せた金額を送料とさせていただきます。 保障や追跡サービスがないことを予めご了承ください。 https://www.post.japanpost.jp/service/smartletter/ ※2024年10月1日からスマートレターの送料が180円→210円に値上げしました。 【お知らせ】 1号はこちら https://cavabooks.thebase.in/items/85724970 2号はこちら https://cavabooks.thebase.in/items/85725021 【書誌情報】 2024年7月 A5変形、中綴じ フルカラー92P カバー OPP袋封入 【目次】 ▪️表紙装画「Triptyque」(紙にインク)/安堂 龍 ▪️黒い太陽──ハリー・クロスビーの計画された自殺/松本完治 ▪️異端の出版人 ジャン=ジャック・ポヴェール自伝を読む❸ ——サドとの出会い/林 哲夫 ▪️マン・レイのオリジナル──『アングルのヴァイオリン』 /石原輝雄 ▪️エロティック・ヴィジョンの深き淵より(二) ——反(アンチ)ヌード/ノイズ・ヌード/相馬俊樹 ▪️マリー・マラルメ/柏倉康夫 ▪️ヴァレリーあるいはロヴィラ夫人への恋文/松田浩則 ▪️パラセンス・パラノイア——〈異-意味〉の逸楽 第三回—瀧口修造——「超経験の隕石」と実験/間奈美子 京都にて内外作家の文学書及び美術書を扱っている午睡書架さんより刊行の芸術誌『SIESTE』第3号。それぞれに無二の魅力をもつ連載陣を是非お楽しみ下さい。
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困ってる人文編集者の会『おてあげ 第3号』
¥1,100
【送料】 スマートレター(210円)に梱包資材(OPP袋)と梱包作業料を併せた金額を送料とさせていただきます。 保障や追跡サービスがないことを予めご了承ください。 https://www.post.japanpost.jp/service/smartletter/ ※2024年10月1日からスマートレターの送料が180円→210円に値上げしました。 【お知らせ】 1号はこちら https://cavabooks.thebase.in/items/87128484 2号はこちら https://cavabooks.thebase.in/items/87128581 【送料】 送料190円(スマートレター180円+梱包資材+作業料) 編集者の竹田純、麻田江里子、柴山浩紀による「困ってる人文編集者の会」による「本のまわりの困りごと」をテーマにしたZINE。 【目次】 ・ばたばた…麻田江里子 ・『おてあげ』について ・鼎談 2023年のベスト本と、ばたばたについて …困ってる人文編集者の会 ・エッセイ わたしのおてあげ 余裕を持ってばたばたしたい …古賀詩穂 書籍編集者の一年目…藤井翔太 絵本と大人のあいだで…サンローラン メディアプロモーションの困りごと…晴天耕作 全然いいけど、全然よくない。…わだめぐみ 嫉妬…國枝達也 ・連載 飯田、おまいだったのか。いつも本を仕入れていたのは。飯田はぐったりとめをつぶったまま、うなづきました。 第2話…飯田正人 ・こまへん日記 2024年3月30日〜4月3日…困ってる人文編集者の会 ・おてあげ通信 vol.2 ・プロフィール ・編集後記
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困ってる人文編集者の会『おてあげ 第2号』
¥1,100
【送料】 スマートレター(210円)に梱包資材(OPP袋)と梱包作業料を併せた金額を送料とさせていただきます。 保障や追跡サービスがないことを予めご了承ください。 https://www.post.japanpost.jp/service/smartletter/ ※2024年10月1日からスマートレターの送料が180円→210円に値上げしました。 【お知らせ】 1号はこちら https://cavabooks.thebase.in/items/87128484 3号はこちら https://cavabooks.thebase.in/items/87128682 【送料】 送料190円(スマートレター180円+梱包資材+作業料) 編集者の竹田純、麻田江里子、柴山浩紀による「困ってる人文編集者の会」による「本のまわりの困りごと」をテーマにしたZINE。 今号の特集は「がまん」。 編集者や書店員、ブックデザイナーなど本の世界ではたらくひとびとのエッセイ〈わたしのおてあげ〉のほか、「困ってる人文編集者の会」メンバーの書籍編集者3人による鼎談や日記も掲載。 【目次】 ・がまん…柴山浩紀 ・鼎談 2023年上半期読んでよかった本と、わたしのがまん…困ってる人文編集者の会 わたしのおてあげ ・イマジナリ…ササキエイコ ・もちろん、これはたとえばなしです。…非実在系課代 ・或るブックデザイナーの一日…風間勇人+小川恵子 ・コロナになるということ…一ノ瀬翔太 ・オシャレ邦画イキリ編集者問題…稲松 ・なに言ってるかわからない…鈴木久仁子 ・こまへん日記 2023年9月28日〜10月2日…困ってる人文編集者の会 ・おてあげ通信
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困ってる人文編集者の会『おてあげ 第1号』
¥1,100
【送料】 スマートレター(210円)に梱包資材(OPP袋)と梱包作業料を併せた金額を送料とさせていただきます。 保障や追跡サービスがないことを予めご了承ください。 https://www.post.japanpost.jp/service/smartletter/ ※2024年10月1日からスマートレターの送料が180円→210円に値上げしました。 【お知らせ】 2号はこちら https://cavabooks.thebase.in/items/87128581 3号はこちら https://cavabooks.thebase.in/items/87128682 【送料】 送料190円(スマートレター180円+梱包資材+作業料) 「本のまわりの困りごと」をテーマに編集者仲間でZINEをつくりました。 ■内容 特集は編集者や書店員、ブックデザイナーなど本の世界ではたらくひとびとのエッセイ〈わたしのおてあげ〉。そのほか、発行の「困ってる人文編集者の会」メンバーの書籍編集者3人による鼎談や日記もあります。 「わたしたちはつねに困りごとともにある。だからこそ、困りごとを介してわたしたちは知り合い、応援し合えるような気がしています」(「はじめに」より) ■目次 はじめに おてあげ前史…竹田純 2022年、読んでよかった本…困ってる人文編集者の会 【特集】わたしのおてあげ 怒られ編集者のための著者様対応マニュアル…根曲がり竹(書籍編集者) 飯田、おまいだったのか。いつも本を仕入れていたのは。飯田はぐったりとめをつぶったまま、うなづきました。…飯田正人 (書店バイヤー) きこりの泉…大口典子(ブックデザイナー) 限界集落ブックサイト編集部からの通信…T・Y生(ブックサイト編集者) いいやつで居続けるには運が必要…野村玲央(書籍編集者) ウリコヤンイの響き…水越麻由子(書店員) ・こまへん日記 2023年・春…困ってる人文編集者の会 ・プロフィール一覧 ・編集後記 執筆:竹田純/麻田江里子/柴山浩紀/根曲がり竹/飯田正人/大口典子/T・Y生/野村玲央/水越麻由子 発行:困ってる人文編集者の会(麻田江里子、柴山浩紀、竹田純) デザイン:髙井愛
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『ひとりでいく』(旅行記)
¥1,400
【送料】 スマートレター(210円)に梱包資材(OPP袋)と梱包作業料を併せた金額を送料とさせていただきます。 保障や追跡サービスがないことを予めご了承ください。 https://www.post.japanpost.jp/service/smartletter/ ※2024年10月1日からスマートレターの送料が180円→210円に値上げしました。 今ここにあるものと、もうここにはないものが 互いの場所から、互いを思い、支えあって生きる ひとりでいるときほど、ひとりじゃないと感じる 南伊豆、尾道、奄美大島、京都、大阪、神戶、博多、うきは、久留米ーーー パンデミックが明けはじめたころから、さまざまな土地を歩き、日記を綴った 巡る心をすみかとして、すべてはかたちを変えてつづいていくと、知った もともと旅日記としてnoteで綴っていたものをまとめ直し、かなり削ぎ落としたり、言葉を揉んだりして、ようやく一冊の本になりました。 冬の終わりごろからずっとこの作業をしていたら、いつのまにか春が終わり、初夏になっていました。 この本が表現しようとしていたことは、「はじめに」と「おわりに」ですべて書かれている(というと長そうですが短いです)ので、改まって綴るべきこともないような気がしてしまうのですが、ひとつだけ補足的に挙げるとするならば、〈観照すること〉を念頭において書いた本です。 旅に似た言葉の「観光」は「光を観る」と書きますが、この「観る」というのは「観照」である、と聞いたことがあります。 観照とは〈内側と外側の両面からものごとをみること〉と私は定義しています。 この身が見知らぬ土地を訪れることは、同時に土地のほうからこの身が訪れられることでもあり、観ることは、観られることでもある。光を観るだけではなく、影に憩うことでもある。 そういうふうに、自分が土地から土地を巡っていたような気がしたので、そこでのことを書くときも、自分が観たものと観られたもの、光であるものとそれを生む影にみえない焦点を置くかたちになりました。 旅先で出会ったさまざまな人たちと、これまでに出会ったもう会うことのない人たちが、その大きな部分を占めています。 そのふたつの人びとはちがうようでいて、おなじで、まさにものごとの両面であり、この先いつでも再会の場に踊りでてくるというよりは、いつも今にある。未来はいつも今のことだから、この先も失くならない。 最終版の原稿ができた日、文中にもでてくるとある人が昔くれた葉書を、急に読みたくなって探していました。 それをもらったのが二十二のときだったので、それから見ることのなかった葉書でした。 パリから出されたその葉書に、シッダールダのことばとしてこう綴られていました。 「過去も未来もここに在るという点で等しい」 今回の本でたったひとつだけ書きたかったことはこれだったんだ、と、目の前を小さな風が吹いていったみたいでした。 お釈迦さまのことばに自分を重ねるのは恐れおお過ぎるのですが、本当にそうだったんだと思っています。 沢山の方々に読んでいただけたら、とても嬉しいです。 (著者noteより) 『ひとりでいく』(旅行記) 著 者 関根 愛 装画/挿絵 東 ひかり ブックデザイン cat 佐藤 翔子 印刷/製本 株式会社イニュニック 2024 年 5 月 5 日 初版 第一刷 全 196 ページ 販売価格 1,400 円(税込) 中綴じ製本 縦 18cm×横 12.5cm×厚み 1.6cm 表紙|フリッターライムイエロー紙 180K 4C/0C 本文|オペラクリームマックス 73K 1C/1C 別丁|ポルカレイド ソバ 1C/0C
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『超個人的時間紀行』
¥1,650
【送料】 スマートレター(210円)に梱包資材(OPP袋)と梱包作業料を併せた金額を送料とさせていただきます。 保障や追跡サービスがないことを予めご了承ください。 https://www.post.japanpost.jp/service/smartletter/ ※2024年10月1日からスマートレターの送料が180円→210円に値上げしました。 【お知らせ】 『超個人的時間旅行』はこちら https://cavabooks.thebase.in/items/80257235 文筆家、藤岡みなみが編集・発行するアンソロジー『超個人的時間旅行』の第二弾。 安達茉莉子、岡田悠、小原晩、小山田浩子、久保勇貴、JUNERAY、瀬尾夏美、pha、パリッコ、吉川浩満、藤岡みなみという、11名の豪華な執筆者が、「現実世界でのタイムトラベル」をテーマにエッセイ、ノンフィクションを綴ったアンソロジー。 祖父のルーツを訪ねた旅、切り花とワインと生と死、10年後にあてたタイムカプセルのような宇宙研究、酒はタイムマシーン、消えた町を歩く、戦争の記憶を聞くこと、音楽が呼び覚ます「あのころ」、停止しわすれたICレコーダーに残っていた過去の自分、歴史のリプレイ、伸び縮みする時間のすき間。 「生まれる前の時間を生きた人の肩を抱きたいし、未来人ともおしゃべりしたい。時空を超える共感力を、タイムトラベルと定義してみたい。」(藤岡みなみ) 私たちが立っている場所には、かつてそこに暮らした人がいて、いつかそこに暮らす人がいる。過去をみつめ、未来を思い、現在でそれを繋げること。それが「今」を生きるということなのだと思う。 私たちは科学の力がなくても、いつだって時間を旅している。 装画:Ayumi Takahashi 『超個人的時間紀行』 A5 116ページ 1,500円+税 発行人:藤岡みなみ(タイムトラベル専門書店) 藤岡みなみさん 文筆家、ラジオパーソナリティ、ドキュメンタリー映画プロデューサーなど。1988年、兵庫県(淡路島)出身。幼少期からインターネットでポエムを発表し、学生時代にZINEの制作を始める。時間SFと縄文時代が好きで、読書や遺跡巡りって現実にある時間旅行では? と思い、2019年にタイムトラベル専門書店utoutoを開始。ドキュメンタリー映画『タリナイ』(2018)、『keememej』(2021)ではプロデューサーを務める。著書に『シャプラニール流 人生を変える働き方』(エスプレ)、『藤岡みなみの穴場ハンターが行く!in北海道』(北海道新聞社)、『ふやすミニマリスト』(かんき出版)、『パンダのうんこはいい匂い』(左右社)がある。
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『野球SF傑作選ベストナイン2024』
¥1,650
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