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五人の男と一人の女『冒険家クラブの冒険談』ヒラヤマ探偵文庫
¥1,000
【送料】 スマートレター(210円)に梱包資材(OPP袋)と梱包作業料を併せた金額を送料とさせていただきます。 保障や追跡サービスがないことを予めご了承ください。 https://www.post.japanpost.jp/service/smartletter/ ※2024年10月1日からスマートレターの送料が180円→210円に値上げしました。 【ヒラヤマ探偵文庫】 その他のラインナップはカテゴリの「文芸」→「ヒラヤマ探偵文庫」からお探しください。 本書はThe Adventures of the Adventurers Club, A Shocker in Six Stories (Five men & a woman 1890)の全訳である。いわゆる「シリング・ショッカー」と呼ばれる読み物で、一シリングという単行本よりは安い価格(ちなみにストランド・マガジンも一シリングだった)で売られたペーパーバックだ。著者名も「五人の男と一人の女」という、語り手そのままであって本来の著者名は明記されていない。これは『ある刑事の回想録』 (ウォーターズ、ヒラヤマ探偵文庫)以来の、語り手すなわち著者名とする習慣が引き継がれているのだろう。おそらくこの本は娯楽のために読み捨てられていたのではないかと思われる。同様に読み捨てられていた定期刊行物には青少年を読者として想定した「ペニー・ドレッドフル」があったけれども、当時は十二ペンスで一シリングだったので、価格としては十二倍になるし、本書中には英語の註なしにフランス語が使われたりもしているので、読者はフランス語も分かる、ある程度上の階級に属する人々だったと思われる。親しい人々が集まって話を披露するという形式は、 「デカメロン」以来よくある形だが、日本でも江戸川乱歩「赤い部屋」や野村胡堂「奇譚クラブ」がある。 目次 冒険家クラブとは何者か? ジュリアン・ストラハンの話 外国人街にて 会長の話 陪審員長 家畜処理場 女性会員の話 訳者解説 【書誌】 著者:五人の男と一人の女 翻訳:平山雄一 判型:新書版 頁数: 発行:2025年1月
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森下雨村『赤い塔の家』(森下雨村少年少女小説コレクション2)ヒラヤマ探偵文庫
¥700
【送料】 スマートレター(210円)に梱包資材(OPP袋)と梱包作業料を併せた金額を送料とさせていただきます。 保障や追跡サービスがないことを予めご了承ください。 https://www.post.japanpost.jp/service/smartletter/ ※2024年10月1日からスマートレターの送料が180円→210円に値上げしました。 【ヒラヤマ探偵文庫】 その他のラインナップはカテゴリの「文芸」→「ヒラヤマ探偵文庫」からお探しください。 本巻には、森下雨村の冒険科学小説「赤い塔の家」(『少女の友』大正7年7月~12月号)が収録されている。――赤い塔の家にある、開かずの部屋で起こる幽霊騒ぎがきっかけで、物語が動き始める。『少女の友』に連載されていたので、登場人物の中心はローティーンの一郎や純子、光子の姉妹であり、彼らの行動が、読者の〈恐いもの見たさ〉を煽るものとなっていた。 千里眼やテレパシーなどの超常現象も描かれ、作品を支えるものとしてあった。この時期、つまり大正7(1918)年の小説としては、たいへん珍しい題材だといえるだろう。また物語の舞台である赤い塔の家も、栃木県の中禅寺湖の湖畔にあるという設定になっていた。子供たちが夏休みに出かける避暑地の雰囲気を存分に出している。雨村は、夏という季節の連載を意識して、題材を扱っていた。その赤い塔の家には、大きな秘密が隠されていたのである。はたして彼らは、秘密を解くカギを探すことができるのであろうか? 【書誌】 著者:森下雨村 判型:新書版 頁数: 発行:2025年1月
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チッカリング・カーター編『ミカドの謎 ニック・カーターの日本の冒険』ヒラヤマ探偵文庫
¥2,700
SOLD OUT
【送料】 スマートレター(210円)に梱包資材(OPP袋)と梱包作業料を併せた金額を送料とさせていただきます。 保障や追跡サービスがないことを予めご了承ください。 https://www.post.japanpost.jp/service/smartletter/ ※2024年10月1日からスマートレターの送料が180円→210円に値上げしました。 【ヒラヤマ探偵文庫】 その他のラインナップはカテゴリの「文芸」→「ヒラヤマ探偵文庫」からお探しください。 本書にはアメリカのダイム・ノベルを代表する名探偵、ニック・カーター が登場する数多くの作品のうち、日本を舞台にした作品をご紹介する。同じ ような週刊誌で活躍したイギリスのセクストン・ブレイク・ シリーズが、「貧乏人のためのシャーロック・ホームズ」と呼ばれていた が、アメリカにおいてはニック・カーターが同様の地位を占めていたと言っ ていいだろう。カーターやブレイクの主な読者層は、青少年労働者階級であ ったといわれている。なお初出時は日本が日露戦争に勝利して、新興の大国 として世界に名乗りをあげ、注目を集めた時期でもある。アメリカの庶民の 娯楽の題材になるほどの親しみはあったことが推察される。 「ミカドの謎」(The Mystery of the Mikado)は、New Nick Carter Weekly一九〇四年四月二日号に掲載された。「芸者タリカまたはニック・カ ーターの日本の任務」(Talika, the Geisha Girl, or, Nick Carter's Japanese Misson)は、New Nick Carter Weekly一九〇八年七月四日号、十 一日号(Talika, the Geisha Girl, or, Nick Carter's Japanese Rival)、十八日号(By Order of the Emperor, or, Nick Carter's Special Bodyguard)に掲載された連作を、同年に三作を合わせて単行本にした。 【書誌】 著者:チッカリング・カーター・編 訳者:平山雄一 解説:芦辺拓 判型:新書版 頁数:266頁 発行:2024年11月
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『ヴィクトリア朝の上流階級』ヒラヤマ探偵文庫
¥1,500
SOLD OUT
【送料】 スマートレター(210円)に梱包資材(OPP袋)と梱包作業料を併せた金額を送料とさせていただきます。 保障や追跡サービスがないことを予めご了承ください。 https://www.post.japanpost.jp/service/smartletter/ ※2024年10月1日からスマートレターの送料が180円→210円に値上げしました。 【ヒラヤマ探偵文庫】 その他のラインナップはカテゴリの「文芸」→「ヒラヤマ探偵文庫」からお探しください。 【内容】 本書は「NOTABLES OF BRITAIN An Album of Portraits and Autographs of the Most Eminent Subjects of Her Majesty in the 60th year of her reign London “Review of Reviews” Office 1897」 の全訳です。 ヴィクトリア女王即位60周年を記念して、主要な臣民の写真と直筆を集めた写真集。 シャーロック・ホームズが活躍したヴィクトリア朝後期に活躍をした人々であり、もしかしたらホームズも、彼らと捜査の途中で出会ったことがあるかもしれません。 また十九世紀のメンズファッションの参考資料としても、お役に立てるのではないでしょうか。 解説者は本書内には言及されていませんが、『ペルメル・ガゼット』紙編集部にいたという言及があったので、おそらくジャーナリストのW・T・ス テッド(1849~1912)だろうと思います。彼はその後タイタニック号海難事故で犠牲になりました。 原文の解説は1897年当時の経歴と評価であり、その後の各人の経歴については、訳者が四角内に補遺しました。 『ペルメル・ガゼット』紙は自由党系新聞なので、掲載されている臣民も自 由党系の政治家やジャーナリストが多いようです。 ――訳者案内文より 【書誌】 訳・解説:平山雄一 判型:A5版 頁数:152頁 発行:2024年11月
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『森下雨村犯罪実話集』ヒラヤマ探偵文庫
¥1,200
【送料】 スマートレター(210円)に梱包資材(OPP袋)と梱包作業料を併せた金額を送料とさせていただきます。 保障や追跡サービスがないことを予めご了承ください。 https://www.post.japanpost.jp/service/smartletter/ ※2024年10月1日からスマートレターの送料が180円→210円に値上げしました。 【ヒラヤマ探偵文庫】 その他のラインナップはカテゴリの「文芸」→「ヒラヤマ探偵文庫」からお探しください。 本巻には、「死体を無くした男」「冷酷無情 カザリン・ヘーズ」「コンスタンス・ケント事件」「鼠を飼う死刑囚」「十五萬ポンドの頸飾」「噫無情」の六編の英仏犯罪実話が収録されている。 「死体を無くした男」は、パリ警視庁のギュスターヴ・マセの活躍、「冷酷無情 カザリン・ヘーズ」は、カザリン・ヘーズの残虐な殺人をそれぞれ描いている。「コンスタンス・ケント事件」は、ウィルキー・コリンズ「月長石」やS・S・ヴァン・ダイン「グリーン家殺人事件」に影響を与えたといわれる事件であった。「鼠を飼う死刑囚」は、アーサー・グリフィスが描く、動物好きの死刑囚の話であり、「十五萬ポンドの頸飾」は、フランスからイギリスに送った十五萬ポンドの頸飾がすり替えられたところから始まる話だ。「噫無情」は、マセと並ぶフランスの名探偵ゴロンの捜査法を語っていた。いずれの作品も、森下雨村の好みが伝わる、読み応えのある犯罪実話であるといえるだろう。 【書誌】 編者:湯浅篤志 判型:新書版 頁数:110頁 発行:2024年9月
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『英国犯罪実話集3』ヒラヤマ探偵文庫
¥2,100
【送料】 送料220円(スマートレター210円+梱包資材+作業料) 【ヒラヤマ探偵文庫】 その他のラインナップはカテゴリの「文芸」→「ヒラヤマ探偵文庫」からお探しください。 今回もストランド・マガジンに掲載された犯罪関係の記事を集めてすべてのイラストを収録、さらに1895年にカナダで発行された、ウェインライト事件と切り裂きジャック事件を描いた実話パンフレット全訳を収録しました。新聞記事以外で、切り裂きジャックについて書かれた最初期の資料ではないでしょうか。 【収録作品】 『小説のような犯罪実話譚 二人の有名スコットランド・ヤード刑事の体験談』 『エジプトの「シャーロック・ホームズ」ベドウィン族追跡者の方法』 『証言の価値とは何か?』 『最新犯罪捜査法グロス・システム』 『ラッフルズは実在するのか? 紳士強盗の伝説』 『犯罪者は外科手術で治癒できるのか?』 『裁判所の風景――刑事法廷』 『世界最大の探偵事務所ピンカートン社の歴史』 『犯罪と犯罪者の記録 第一号』 【書誌】 著者:アルフォンス・ベルティヨン他 翻訳:平山雄一 判型:新書版 頁数:198頁 発行:2024年9月
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『趣味のモダン・アラカルト 大正・昭和・戦後のひととき』
¥1,700
SOLD OUT
【送料】 送料190円(スマートレター180円+梱包資材+作業料) 【ヒラヤマ探偵文庫】 その他のラインナップはカテゴリの「文芸」→「ヒラヤマ探偵文庫」からお探しください。 【内容紹介】 大正、昭和から戦後へと続く、文人、世間の〈趣味〉への関わり方をとりあげたエッセイ集。大正文学研究者、湯浅篤志『夢見る趣味の大正時代』(論創社、2010)の続編になります。大正の初めは不景気の時代でした。すぐに第一次世界大戦が始まり、関東大震災があり、昭和を迎えます。モダンの喧噪にあけくれ、辛く悲しい戦争を生き、戦後なってようやく生活を取り戻すことができました。そうした時代を生きてきた市井の人々は、どのようにして普通の生活を楽しんできたのでしょうか。文化の先端に触れ続ける文人たちの〈趣味〉のまなざしを通して、世間の流行や現象にに切り込んでいきます。また、鉄道ジャーナリスト青木槐三が昭和4年に書いた「駅弁名物 汽車の旅」(『サンデー毎日』所収)を取り上げ、日本全国の駅弁を紹介します。こんなにたくさんの美味しそうな駅弁があったんですね。戦前の駅弁研究家は必携です。 【書誌】 頁数:164頁 発行:2024年5月
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『テリーの日本案内 大正3年版』
¥1,900
【送料】 スマートレター(210円)に梱包資材(OPP袋)と梱包作業料を併せた金額を送料とさせていただきます。 保障や追跡サービスがないことを予めご了承ください。 https://www.post.japanpost.jp/service/smartletter/ ※2024年10月1日からスマートレターの送料が180円→210円に値上げしました。 【ヒラヤマ探偵文庫】 その他のラインナップはカテゴリの「文芸」→「ヒラヤマ探偵文庫」からお探しください。 【内容紹介】 本書は Terry`s Japanese Empire including Korea and Formosa, A Guidebook for Travellers (T. Philip Terry, Houghton Mifflin Company, 1914)の、日本旅行における一般的な情報の 中から現代の読者の興味をそそりそうな部分を選んで翻訳したものです。大正時代の旅 行ガイドブックは国内にも多数ありましたが、当時の人にとっては当たり前のことでも、 現代人には予想もつかないこともたくさんあります。それは当時の外国人にとっても同 じことで、そういう細かな点を丁寧に解説してくれているのが、われわれにとってまた とない情報になるでしょう。 この本が出版された 1914 年は大正 3 年です。事態背景としては、海軍の大規模汚職事 件であるシーメンス事件、東京駅開業、宝塚少女歌劇第一回公演、夏目漱石『こゝろ』 連載開始、コナン・ドイル『恐怖の谷』連載開始、第一次世界大戦勃発、パナマ運河開 通、雑誌『少年倶楽部』創刊といったことがありました。 また『鬼滅の刃』(吾峠呼世晴)の時代設定を研究した泉国さんによると、物語がはじ まったのはこの前年大正 2 年だそうです。 詳しくは https://kimetsu-i.com/jidaisettei-taisyou-nannnenn/ 【書誌】 訳者:平山雄一 頁数:182頁 発行:2024年5月
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ヴァレンタイン・ウィリアムズ『海老足男との対決』ヒラヤマ探偵文庫
¥2,400
【送料】 スマートレター(210円)に梱包資材(OPP袋)と梱包作業料を併せた金額を送料とさせていただきます。 保障や追跡サービスがないことを予めご了承ください。 https://www.post.japanpost.jp/service/smartletter/ ※2024年10月1日からスマートレターの送料が180円→210円に値上げしました。 【ヒラヤマ探偵文庫】 その他のラインナップはカテゴリの「文芸」→「ヒラヤマ探偵文庫」からお探しください。 【内容紹介】 「アガサ・クリスティ愛誦探偵小説集1」をお届けする。 このシリーズ名を冠するのは、クリスティの『おしどり探偵』または『二人で探偵を』として邦訳がある『Partners in Crime』(一九二九)にちなんでいるからだ。この連作短編集はさまざまな名探偵のパロディであり、取り上 げられているのはコナン・ドイルのホームズ、フリーマンのソーンダイク博士、チェスタートンのブラウン神父、 エドガー・ウォーレス、オルツィの隅の老人、メースンのアノー探偵、クロフツのフレンチ警部、ベイリーのフォ ーチュン、そしてクリスティ自身のポアロがパロディ化されている。しかしそれ以外にも我が国にはまだ紹介され ていない名探偵は複数いる。そのうちの一人が、本書のオークウッド兄弟で、「怪しい来訪者事件」または「珍客到来」(The Adventure of the Sinister Stranger)でパロディ化されている。これらの未訳作品を紹介してはどうか という示唆を戸川安宣氏からいただいたので、このシリーズを始めた。 本署はヴァレンタイン・ウィリアムズ(Valentine Williams 一八八三~一九四六)のTHE MAN WITH THE CLUBFOOT (1918)の全訳である。著者ウィリアムズはジャーナリストとして活躍し、第一次世界大戦中は従軍記者から軍人となり、勲章を受章する活躍をした。戦後は再びジャーナリストに戻り、小説も書き始めた。第二次世界大戦時に はイギリス情報部の一員として、国家に貢献をした。 【書誌】 著者:ヴァレンタイン・ウィリアムズ 訳者:平山雄一 判型:新書版 頁数:230頁 発行:2024年5月
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ジョージ・ランドルフ・チェスター『一攫千金のウォリングフォード』ヒラヤマ探偵文庫
¥3,100
【送料】 スマートレター(210円)に梱包資材(OPP袋)と梱包作業料を併せた金額を送料とさせていただきます。 保障や追跡サービスがないことを予めご了承ください。 https://www.post.japanpost.jp/service/smartletter/ ※2024年10月1日からスマートレターの送料が180円→210円に値上げしました。 【ヒラヤマ探偵文庫】 その他のラインナップはカテゴリの「文芸」→「ヒラヤマ探偵文庫」からお探しください。 George Randolph Chester GET-RICHI-QUICK WALLINGFORD (1908)の全訳で、 著者のジョージ・ランドルフ・チェスター(一八六九~一九二四)はアメリカの作家、脚本家、映画監督です。 この本はエラリー・クイーンが選ぶ短編探偵小説の殿堂『クイーンの定員』の第三十九番として選出されていて、クイーンはこう書いています。 「黄金時代第一期はこのとき頂点を迎えた。ウォリングフォードの壮大な詐欺話は『一攫千金のウォリングフォー ド』から始まった。その題名ほど内容を的確に伝えるものはない。これはアメリカのビジネス・ゴロの成り上がりと転落を描いた楽しい物語だ」 ウォリングフォードと名乗る詐欺師の詐欺師が、全米をまたにかけてあちらこちらで善良でちょっと貪欲な人々を騙して金を巻き上げるという、痛快な短編集です。 【書誌】 著者:ジョージ・ランドルフ・チェスター 訳者:平山雄一 判型:新書版 頁数:296頁 発行:2024年2月
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『1930年のイギリス料理』ヒラヤマ探偵文庫
¥3,100
SOLD OUT
【ヒラヤマ探偵文庫】 その他のラインナップはカテゴリの「文芸」→「ヒラヤマ探偵文庫」からお探しください。 本書は“Bestway” Cookery Gift Book Sixth Book の翻訳です。 出版年は明記されていませんが、バースデーケーキの写真に「1930」とありますので、おそらく1930年か1931年の出版と思われます。 イギリスの一般家庭で供されることを想定した料理本ですが、出来上がりの写真が掲載されているのは珍しいと思います。 ケーキ パン・スコーン・ティーケーキ オードブル スープ 魚料理 寮の獲物と鶏肉 肉料理 熱いプディング 冷たいデザート セイボリーと朝食 野菜&サラダ ジャムとピクルス キャンディ&ボンボン サンドイッチ の各項目で、写真入りレシピを300種類以上ご紹介しています。 第一次世界大戦と第二次世界大戦のあいだ、探偵小説の黄金時代といわれたイギリスがイギリスらしかった最後の時代の家庭をお楽しみください。 【書誌】 訳者:平山雄一 判型:A5版 頁数:292頁 発行:2023年11月
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キャサリン・ルイーザ・パーキス『ラヴデイ・ブルックの事件簿』ヒラヤマ探偵文庫
¥2,100
SOLD OUT
【ヒラヤマ探偵文庫】 その他のラインナップはカテゴリの「文芸」→「ヒラヤマ探偵文庫」からお探しください。 『英国古典推理小説集』(岩波文庫)に一作品収録された短編集、キャサリン・ルイーザ・パーキス(Catherine Louisa Pirkis 一八三九~一九一〇)のThe Experiences of Loveday Brooke, Lady Detective (1894)の全訳です。 収録作品は 玄関階段に残された黒い鞄 トロイテ・ヒルの殺人 レッドヒルの修道女 王女の復讐 短剣の絵 ファウンテイン・レーンの幽霊 失踪! の七作品で、どれも「シャーロック・ホームズのライバル」である女性私立探偵ラヴデイ・ブルックが見事解決をします。 【書誌】 著者:キャサリン・ルイーザ・パーキス 訳者:平山雄一 判型:新書版 頁数:204頁 発行:2023年11月
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エドウィン・ベアード著『林檎の種』ヒラヤマ探偵文庫
¥800
SOLD OUT
【ヒラヤマ探偵文庫】 その他のラインナップはカテゴリの「文芸」→「ヒラヤマ探偵文庫」からお探しください。 馬場孤蝶訳の「林檎の種」は、米国の銀行の頭取らをねらった連続殺人事 件の話である。犯人は、殺人直後に犯行の電話を新聞社にかけていた。事 件現場には、「Z」と書かれた赤い紙切れと林檎の種を残していた。また殺人 予告の手紙も送り、厳重の警戒の中でも殺人を実行してしまう。次々に起こ る殺人事件。しかし、そのような中で新聞記者のシャムウエーは、犯人を捕ま えようと、ある計画を起こした。はたして、犯人は見つかるのだろうか? この作品は、大正11(1922)年に創刊されたばかりの『週刊朝日』に連載さ れた。当時、探偵小説を読み耽っていた馬場孤蝶の翻訳だ。原作は、エドウ ィン・ベアード(Edwin Baird 1886-1954)の「Z」("Detective Story Magazine" Aug 27 1921)である。 エドウィン・ベアードは、大正12(1923)年に創刊された怪奇、幻想、SF小 説を届けた『ウィアード・テールズ』の初代編集長で知られている。「林檎の 種」は、エドウィン・ベアードがまだパルプ雑誌のライターだった頃に書かれ た作品である。 【書誌】 著者:エドウィン・ベアード他 翻訳:馬場孤蝶 判型:新書版 頁数:68頁 発行:2023年8月
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『英国犯罪実話集2』ヒラヤマ探偵文庫
¥2,100
SOLD OUT
【ヒラヤマ探偵文庫】 その他のラインナップはカテゴリの「文芸」→「ヒラヤマ探偵文庫」からお探しください。 ご好評につき完売した『英国犯罪実話集1』と同じく、「ストランド・マガジン」からイラストを全て復刻して独自編集。 さらに「完訳版 秘中の秘」でおなじみのル・キューの単行本「私の知っていること」から、犯罪に関連する部分を抜粋しました。ロシアの怪僧ラスプーチンの文書から、切り裂きジャックの正体を発見したという一節も含まれています。 探偵の学校――ベルチョンの肖像写真の新分類法 アルダー・アンダーソン 変装の技術 ウィリー・クラークソン 郵便局の犯罪 オースチン・フィリップス ウィーンのラッフルズ ジョセフ・ゴロム なぜ人間は犯罪に惹かれるのか アンナ・キャサリン・グリーン 犯罪者の追跡 各国の探偵方法の比較 ジョセフ・ゴロム テムズ川警察との一夜 密輸業者の手口 阿片窟の一夜 「死人の日記」の著者 私の知っていること ウィリアム・ル・キュー 【書誌】 著者:ウィリアム・ル・キュー他 翻訳:平山雄一 判型:新書版 頁数:196頁 発行:2023年8月
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サム・ランバート著『ロンドン夜と昼 他の本では行けない場所ガイド』
¥2,000
【ヒラヤマ探偵文庫】 その他のラインナップはカテゴリの「文芸」→「ヒラヤマ探偵文庫」からお探しください。 【内容紹介】 第二次世界大戦が終わり、ようやく配給制度も廃止されて日常 生活が戻ってきたロンドンをご紹介する、ちょっと一癖あるガ イドブックです。 初版発行の1951年は、ジョン・ディクスン・カー「ビロー ドの悪魔」、ジョセフィン・テイ「時の娘」、ナイオ・マーシ ュ「ヴァルカン劇場の夜」などが発表されました。さらに本書 の底本第3版が出た53年は、アガサ・クリスティ「葬儀を終 えて」、そしてイアン・フレミング「カジノ・ロワイヤル」が 発表されました。 ジェームズ・ボンドが活躍 したロンドンのレストラ ン、ナイトクラブ、彼が訪 れた様々な店、そして真夜 中のがらんとした通りを探 検したいというのなら、ぜ ひ本書をお読みください。 【書誌】 著者:サム・ランバート 翻訳:平山雄一 判型:新書版 頁数:192頁 発行:2023年5月
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H・H・クリフォード・ギボンズ著『ボンド街の歯科医師事件』(セクストン・ブレイク・コレクション3)ヒラヤマ探偵文庫
¥1,200
【送料】 スマートレター(210円)に梱包資材(OPP袋)と梱包作業料を併せた金額を送料とさせていただきます。 保障や追跡サービスがないことを予めご了承ください。 https://www.post.japanpost.jp/service/smartletter/ ※2024年10月1日からスマートレターの送料が180円→210円に値上げしました。 【ヒラヤマ探偵文庫】 その他のラインナップはカテゴリの「文芸」→「ヒラヤマ探偵文庫」からお探しください。 【内容紹介】 ヒラヤマ探偵文庫では、今まで大正時代に翻訳されたセクストン・ブレ イク作品をお届けしてきましたが、今回はいよいよ新訳をご紹介します。 はたして森下雨村の「謎の無線電信」や加藤朝鳥の「東埔寨の月」といっ た素晴らしい訳文に追いつけるかどうかはわかりませんが、できるだけ原 文に忠実に、完訳でお届けします。 ロンドンでは、持ち主しか知らない秘密の場所に隠してある貴重品が盗 まれる怪事件が立て続けに起こります。スコットランド・ヤードは途方に 暮れるのですが、その事件を見事解決するベイカー街の名探偵セクストン ・ブレイクと友人で冒険家のロウレス閣下、そして助手のティンカー少年 の活躍を、どうぞお楽しみください。 もちろんお馴染みの仇敵、キュー教授やカーラック伯爵も登場します。 さらに短編として「金歯」を収録しました。 そしてアガサ・クリスティ研究の第一人者である数藤康雄さんに、解説 をいただきました。クリスティははたしてセクストン・ブレイクを読んで いたのでしょうか。 【書誌】 著者:H・H・クリフォード・ギボンズ 翻訳:平山雄一 判型:新書版 頁数:118頁 発行:2023年5月
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ヘンリー・レヴェレージ著『囁く電話』ヒラヤマ探偵文庫
¥2,000
【送料】 スマートレター(210円)に梱包資材(OPP袋)と梱包作業料を併せた金額を送料とさせていただきます。 保障や追跡サービスがないことを予めご了承ください。 https://www.post.japanpost.jp/service/smartletter/ ※2024年10月1日からスマートレターの送料が180円→210円に値上げしました。 【ヒラヤマ探偵文庫】 その他のラインナップはカテゴリの「文芸」→「ヒラヤマ探偵文庫」からお探しください。 【内容紹介】 アメリカの作家、ヘンリー・レヴェレージ(1879~1931)は、第一次世界大戦後において、多作で成功したパルプ・フィクション作家の一人である。1914年、彼は、車を盗んだ罪(後に盗品受領となる)で、ニューヨーク州のシンシン刑務所(最高の警備レベル)に収監された。しかし、彼はそこで"The Twinkler"(1916)という小説を書き、映画にもなった。刑務所の中で書いた作品ということが宣伝文句だった。出獄後には、「囁く電話("Whispering Wires")」(1918)を書き、これも映画化(1926)され、作家として名前を知られるようになっている。本巻に収録した「囁く電話」は、1922年『新青年』に発表された加藤朝鳥の翻訳が中絶してしまったのをうけて、その続きを現代の翻訳家の平山雄一が最後まで訳し、完成させたものである。 【書誌】 著者:ヘンリー・レヴェレージ 翻訳:加藤朝鳥、平山雄一 判型:新書版 頁数:208頁 発行:2023年5月
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平山雄一著『シャーロック・ホームズ研究 2』(ヒラヤマ探偵文庫sh02 )
¥1,600
【送料】 スマートレター(210円)に梱包資材(OPP袋)と梱包作業料を併せた金額を送料とさせていただきます。 保障や追跡サービスがないことを予めご了承ください。 https://www.post.japanpost.jp/service/smartletter/ ※2024年10月1日からスマートレターの送料が180円→210円に値上げしました。 【ヒラヤマ探偵文庫】 その他のラインナップはカテゴリの「文芸」→「ヒラヤマ探偵文庫」からお探しください。 【内容紹介】 平山雄一の過去のホームズ研究を修正した一冊。目玉は「S・ホームズと大予言」で、ノストラダムスがホームズ物語を予言していたというもの。 【目次】 「心の郷愁の国」 「最後の挨拶」の著者とは? 「ワトスンの推理法修業」の方言版 「ボール箱」のかくれた真実 チャールズ・オーガスタス・チャールストン 一九八八年 ロンドン巡礼の旅 高田義一郎のホームズパロディについて S・ホームズと大予言 【書誌】 著者:平山雄一 判型:新書版 頁数:160頁 発行:2023年3月
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『ある刑事の回想録』ヒラヤマ探偵文庫
¥2,200
SOLD OUT
【ヒラヤマ探偵文庫】 その他のラインナップはカテゴリの「文芸」→「ヒラヤマ探偵文庫」からお探しください。 【内容紹介】 本書はエラリー・クイーン「クイーンの定員」第二番で、単行本は「ある警察官の思い出」(1852)として出版されました。初出は「チェンバース・エジンバラ・ジャーナル」に1849〜51年に連載されたもので、これらを無許可で単行本化したものと思われます。 【収録作品】 前書き 賭博場の一夜 有罪か無罪か? X・Y・Z 未亡人 双子 追跡 法律は変化する 復習 メアリー・キングスフォード 火打ち石のジャクソン 偏執狂 相棒 陰謀 【書誌】 著者:ウォーターズ 翻訳:平山雄一 判型:新書版 頁数:218頁 発行:2022年11月
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『血闘』ヒラヤマ探偵文庫
¥2,000
【送料】 スマートレター(210円)に梱包資材(OPP袋)と梱包作業料を併せた金額を送料とさせていただきます。 保障や追跡サービスがないことを予めご了承ください。 https://www.post.japanpost.jp/service/smartletter/ ※2024年10月1日からスマートレターの送料が180円→210円に値上げしました。 【ヒラヤマ探偵文庫】 その他のラインナップはカテゴリの「文芸」→「ヒラヤマ探偵文庫」からお探しください。 【内容紹介】 『雪之丞変化』だけじゃない! 日本のバルザック、三上於菟吉の描く 最初の長篇探偵小説!! 老実業家、大川信兵衛は、丸の内の帝京ビルディングの二階の角部屋にあるオフィスで関東大震災に遭遇した。秘書の山口詮一とタイピストの藤村なみ子がいっしょである。地震の大きな揺れとともに、デスクに座っていた大川のところへ天井が崩れ落ち、コンクリートの破片と鉄材によって、大川は押しつぶされてしまった。さいわい山口と藤村なみ子は助かったが、山口は亡くなった大川社長のポケットから黄金色の鍵束を抜き取った。それを目撃したなみ子。山口は彼女を始末しようとしたが、再び大きな揺り返しがやってきた。二人のところにも、コンクリートの塊が崩れ落ちてきたのである。――山口は無事だった。しかし、なみ子の姿が見えない。山口はこの機を利用して、大川社長の莫大な資産を乗っ取ろうと考えたのだ。 そんなとき、大川の息子芳一がアメリカで生きていて、帰国するということが新聞報道される。山口は芳一を無き者にしようと思い、秘密結社鉄血団の堀江を訪ねた。堀江は、芳一が帰朝する船の大洋丸に乗り込むが、そこへ現れたのが、アメリカで浪人をしていた細沼冬夫という男だった。さらに大川のところへは「キケンアリ、ケイカイセラレヨ――センチウモユダンスルナ N・F」という不思議な無線電信も届けられた。 初出:『雄弁』大正13年11月号から大正14年9月号まで 【書誌】 著者:三上於菟吉 判型:新書版 頁数:197頁 発行:2023年1月
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『不思議の達人(上)』ヒラヤマ探偵文庫
¥2,500
【送料】 スマートレター(210円)に梱包資材(OPP袋)と梱包作業料を併せた金額を送料とさせていただきます。 保障や追跡サービスがないことを予めご了承ください。 https://www.post.japanpost.jp/service/smartletter/ ※2024年10月1日からスマートレターの送料が180円→210円に値上げしました。 【お知らせ】 『不思議の達人(下)』はこちらより https://cavabooks.thebase.in/items/61678102 【ヒラヤマ探偵文庫】 その他のラインナップはカテゴリの「文芸」→「ヒラヤマ探偵文庫」からお探しください。 【内容紹介】 原書は24編収録。今回上巻はそのうち半分の12編を収録。 著者ジェレット・バージェス(Gelett Burgess 1866〜1951)はアメリカのユーモア作家である。マサチューセッツ工科大学を卒業後、いくつかの職を経た後、カリフォルニア州立大学バークレー校の地形学の教授となった。しかし1894年に禁酒主義者が建設した水飲み場を破壊する事件が起き、バージェスの関与が疑われたために大学を退職、文筆活動にはいった。 彼の作品はほとんど日本には紹介されていないが、唯一の例外が「不思議の達人」(1912)と題する短編集だ。今までに二作品が邦訳されている。 これは東洋の預言者と自称するアストロが、ニューヨークでさまざまな事件を解決する短編探偵小説シリーズで、超能力を用いているふりをしているが、実は東洋人でも超能力者でもなく、合理的で科学的な推理をアメリカ人の主人公がしているのである。ワトスン役は秘書で恋人のヴァレスカで、二人の恋の行方も同時に語られる。 【書誌】 著者:ジェレット・バージェス 翻訳:平山雄一 判型:新書版 発行:2021年11月
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『写真集 女王陛下のロンドン』ヒラヤマ探偵文庫
¥1,000
【送料】 スマートレター(210円)に梱包資材(OPP袋)と梱包作業料を併せた金額を送料とさせていただきます。 保障や追跡サービスがないことを予めご了承ください。 https://www.post.japanpost.jp/service/smartletter/ ※2024年10月1日からスマートレターの送料が180円→210円に値上げしました。 【ヒラヤマ探偵文庫】 その他のラインナップはカテゴリの「文芸」→「ヒラヤマ探偵文庫」からお探しください。 【内容紹介】 前作「写真集 1906年のロンドン」の補遺。1897年版を1906年版に改訂する際に削除された写真をまとめたもので、「1896年のヴィクトリア女王即位60周年記念パレード」の写真が入っています。 Googleマップ等にリンクしているQRコードを付き。第一次、第二次世界大戦で失われた建物も多く、そのかつての姿を偲ぶにはまたとない本です。 ※『写真集 1906年のロンドン風景』(PICTORIAL LONDON)はこちら☟ https://cavabooks.thebase.in/items/60824422 【書誌】 翻訳:平山雄一 判型:新書版 頁数:82頁 発行:2022年11月
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『ニューヨーク・ネル 男装少女探偵』ヒラヤマ探偵文庫
¥1,500
SOLD OUT
【ヒラヤマ探偵文庫】 その他のラインナップはカテゴリの「文芸」→「ヒラヤマ探偵文庫」からお探しください。 【内容紹介】 本書には、いわゆる推理小説やミステリーから漏れてしまった作品を収録した。ポー、ドイル、そしてクリスティやクイーンといった、文学史に取り上げられるような立派な作品ではなく、一般庶民、労働者や少年少女が読み捨てて顧みられないような物語ばかりである。 しかし物事というものは多面体であり、反対側に視線を移すことで、今まで見えてこなかったことがらが見えてくる。この推理小説史にしても、創造する側からではなく、受容する側からの視点で見れば、今まで「大家」としてあがめられていた人々も、「ワン・オブ・ゼム」でしかなくなる。読者、すなわち乱歩らの言う「探偵趣味」を持つ一般大衆は、はたしてどうやって彼らの「探偵趣味」を満足させていたのか。そう考えたときに、彼らが食らいつく糧は、立派な装丁の単行本だけではないということに、気がつくはずだ。それは新聞に掲載されている血みどろの挿絵入り報道記事であるかもしれないし、または三文雑誌に掲載された犯罪実話や、読み捨てのダイムノベルのパンフレットであるかもしれない。はたまた落語や講談といった話芸であったかもしれない。そうした泥田のような混沌とした探偵趣味のカタルシスの中から、たまたま咲いた美しい蓮の花が、いわゆる探偵小説の古典傑作ではないだろうか。 目次 暴露話もしくは女性探偵 無名氏 少女探偵 無名氏 指名手配犯 チャールズ・ハワード大尉 ずんぐり鼻 無名氏 マダム・デュシーヌのガーデン・パーティ コルベッ ニューヨーク・ネル 男装少女探偵 エドワード・L・ウィーラー 【書誌】 著者:ウィーラー・他 翻訳:平山雄一 判型:新書版 頁数:152頁 発行:2022年9月
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『写真集 1906年のロンドン』ヒラヤマ文庫
¥3,850
【内容紹介】 ヴィクトリア朝、エドワード朝のロンドンおよびその郊外のさまざまな名所風景の写真集です。初出時の解説に加えて、現在はどうなっているかという訳者による追加説明と、Googleマップ等にリンクしているQRコードを付け加えました。第一次、第二次世界大戦で失われた建物も多く、そのかつての姿を偲ぶにはまたとない本です。 【書誌情報】 判型:A5版 頁数:438頁 訳者:平山雄一 発行:2022年5月