ヴァレンタイン・ウィリアムズ『海老足男との対決』ヒラヤマ探偵文庫
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【ヒラヤマ探偵文庫】
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【内容紹介】
「アガサ・クリスティ愛誦探偵小説集1」をお届けする。
このシリーズ名を冠するのは、クリスティの『おしどり探偵』または『二人で探偵を』として邦訳がある『Partners in Crime』(一九二九)にちなんでいるからだ。この連作短編集はさまざまな名探偵のパロディであり、取り上 げられているのはコナン・ドイルのホームズ、フリーマンのソーンダイク博士、チェスタートンのブラウン神父、 エドガー・ウォーレス、オルツィの隅の老人、メースンのアノー探偵、クロフツのフレンチ警部、ベイリーのフォ ーチュン、そしてクリスティ自身のポアロがパロディ化されている。しかしそれ以外にも我が国にはまだ紹介され ていない名探偵は複数いる。そのうちの一人が、本書のオークウッド兄弟で、「怪しい来訪者事件」または「珍客到来」(The Adventure of the Sinister Stranger)でパロディ化されている。これらの未訳作品を紹介してはどうか という示唆を戸川安宣氏からいただいたので、このシリーズを始めた。
本署はヴァレンタイン・ウィリアムズ(Valentine Williams 一八八三~一九四六)のTHE MAN WITH THE CLUBFOOT (1918)の全訳である。著者ウィリアムズはジャーナリストとして活躍し、第一次世界大戦中は従軍記者から軍人となり、勲章を受章する活躍をした。戦後は再びジャーナリストに戻り、小説も書き始めた。第二次世界大戦時に はイギリス情報部の一員として、国家に貢献をした。
【書誌】
著者:ヴァレンタイン・ウィリアムズ
訳者:平山雄一
判型:新書版
頁数:230頁
発行:2024年5月
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