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大崎清夏『湖まで』
¥2,200
【送料】 スマートレター(210円)に梱包資材(OPP袋)と梱包作業料を併せた金額を送料とさせていただきます。 保障や追跡サービスがないことを予めご了承ください。 https://www.post.japanpost.jp/service/smartletter/ ※2024年10月1日からスマートレターの送料が180円→210円に値上げしました。 【内容】 歩いていった先に大きな水の塊があることは安心だった。 海でも川でも湖でも。 ひとと出会い、土地に触れ、わたしはわたしになっていく。 みずからの世界の扉をひらく全5篇。 いまを生き、いまを描く詩人による 詩と散文のさきに見出された光り溢れる 初めての書き下ろし連作小説集。 [目次] 湖畔に暮らす 眼鏡のバレリーナのために 次の足を出すところ みなみのかんむり座の発見 二〇二四年十一月三日 【書誌情報】 刊行日 2025年5月15日 定価 2000円+税 ISBN 978-4-910976-05-1 四六判変形・並製本 160ページ 【著者紹介】 大崎清夏(おおさき・さやか) 2011年、第一詩集『地面』刊行。『指差すことができない』で第19回中原中也賞受賞。詩集に『暗闇に手をひらく』『踊る自由』『新しい住みか』、その他の著書に『私運転日記』『目をあけてごらん、離陸するから』などがある。協働制作の仕事に、奥能登国際芸術祭「さいはての朗読劇」(22、23年)の脚本・作詞、舞台『未来少年コナン』(24年)の劇中歌歌詞、オペラ『ローエングリン』(24年)の日本語訳修辞、ダンスパフォーマンス『渋谷への手紙 〜LOVE HATE SHOW 〜』(25年)の共同構成・語りなど多数。2025年春、山の暮らしをゆるゆると開始。
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高田怜央 2nd GIG『ANAMNESIAC』
¥1,980
【送料】 スマートレター(210円)に梱包資材(OPP袋)と梱包作業料を併せた金額を送料とさせていただきます。 保障や追跡サービスがないことを予めご了承ください。 https://www.post.japanpost.jp/service/smartletter/ ※2024年10月1日からスマートレターの送料が180円→210円に値上げしました。 【お知らせ】 高田怜央 第一詩集『SAPERE ROMANTIKA [サペレロマンティカ] 』はこちら https://cavabooks.thebase.in/items/77004399 【内容紹介】 寄稿: 伊藤潤一郎 デザイン: 相島大地 推薦文:柴田元幸、川野芽生 編集・発行人: 岡田翔 発行:paper company サイズ:173x105mm ページ数:70p 言語:英・日 発行日:2024年11月30日 仕様:セミハードカバー|オフセット印刷 ISBN:978-4-911463-17-8 価格:1,980円(税込) 限定 1200部 スコットランド育ちの詩人が贈る、日常と記憶をめぐる探究の結晶。第一詩集『SAPERE ROMANTIKA』に続き、著者自身による英日バイリンガル構成の11×2篇を収録。静謐さと軽やかさが共存する時空間に、永遠の余韻が吹き抜ける。映画『PERFECT DAYS』の翻訳を手掛けた高田怜央が、詩の歴史の新たな1ページをめくる。 【推薦文】 しなやかさというたからもの、と、かつてある人がつかったことばを再利用させてもらうのが高田怜央の詩を形容するのに最適だと思う。知性と感性、という分け方がそもそも無意味になるような自在さで思いが泳ぎ、舞い、跳ぶ。在ることと無いこととのあいだでいとも自然に壁抜けがなされる。英語と日本語がどちらも原文でありどちらも訳文であるという、詩の歴史において類を見ない形式も、そうしたしなやかさの実演だからこそ意味がある。 柴田元幸 翻訳家 憶えていることと思い出すことは違って、憶えていないことでもわたしたちは思い出すことができる。思い出した瞬間に、生じる記憶。たぶん、言葉を持っているから。言葉がわたしたちの中に入ってきたとき、見たことも聞いたこともないものたちを大勢引き連れてきたから。言葉を使うたび、わたしたちは存在しない記憶を取り戻す。それでは、ふたつの言語で想起するとき、想起されるのは同じ記憶なのだろうか? 川野芽生 小説家・歌人・文学研究者 時計が刻む時間とはまったく別の〈詩の時間〉は、英語と日本語の閾を往復することで鍛え上げられた詩人の身体から生み出されている。多言語を混ぜ合わせる身体のぬか床で漬けられた言葉から垣間見える時間――それはまさに「想起症」を患う者の時間である。(寄稿「風のひき算」より) 伊藤潤一郎 哲学者 【目次】 まえがき 覚えてる? 初めて会ったときのこと。あれは死者の日の頃だった。それで過去の人たちだったり、遠くにいる人たちだったりが書いたものについて話をした。この街にいない人たちばかりだけど、私とあなたはそこにいた。それがうれしかった。なぜそんなに? だって、ある仕方ではきっと、みんなそろって集まっていたから。 あなたが好きな詩人や、作家や、芸術家や、音楽家について教えてくれるとき、私にもその人たちが見える。耳をかたむけて続きをせがむ。するとひとり、またひとりと、やってきては加わる。幸せな記憶、誇らしい記憶、悲しい記憶、甘い記憶、苦い記憶の日々からひょっこりと顔を出しにくる。誰もがあなたを離さないで、ひとり部屋で穏やかに休んでいるときでさえずっと話しかけてくる。人はひとりきりにはなれない。ねえ、聞いてる? 「まえがき」 <収録詩> Before Time / 時の創られる前 Slower than light / 光よりもスロウ Turtle / カメ Bedtime stories / 眠れぬ夜のゆえに For Paul’s Friend / ポールの友人に 5:22am / 午前5時22分 Sometimes / ときおり AFTER YOU / あなたの跡 love to hear you speak, / ラヴ・トゥ・ヒア・ユー・スピーク、 A Ghost Ship / ゆうれい船 [ENCORE] Peach: After "Between Walls" by William Carlos Williams ピーチ:ウィリアム・カーロス・ウィリアムズ「壁のはざま」に寄せて
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【サイン本】青柳菜摘詩集『亡船記』
¥2,750
【送料】 スマートレター(210円)に梱包資材(OPP袋)と梱包作業料を併せた金額を送料とさせていただきます。 保障や追跡サービスがないことを予めご了承ください。 https://www.post.japanpost.jp/service/smartletter/ ※2024年10月1日からスマートレターの送料が180円→210円に値上げしました。 【内容紹介】 中原中也賞受賞後第一作、青柳菜摘詩集『亡船記』 中也賞受賞後、2年を経て作られた、青柳菜摘の三作目となる詩集。 未発表詩篇を含む22篇所収。 【目次】 〈新地登記簿〉 新木 新砂 夢島 貯木 若洲 〈ぼくは戦争を手に入れた〉 ぼくは戦争を手に入れた グー眠る san kaku no suki ma 母の母の母の日記 〈仮語仮国仮名仮体〉 鳥に鳥の名を 仮語 タイワン サーカス学部新設のお知らせ 〈亡船記〉 文船 灯船 望船 塩船 蝶船 眠船 消船 峰船 方船 【プロフィール】 青柳菜摘 (あおやぎ なつみ) 1990年東京都生まれ。映像メディアを用いた同時代芸術のアーティストとして、プロジェクトベースに主題を立て作品を発表している。経験の記述化をめぐり、観察、記録、物語(詩文)を手がかりにタイムベースト・メディアの可能性を探究している。2016年東京藝術大学大学院映像研究科メディア映像専攻修了。プラクティショナーコレクティヴである「コ本や honkbooks」主宰。「だつお」というアーティスト名でも活動。著書に『孵化日記2011年5月』(thoasa publishing, 2016)、小説『フジミ楼蜂』(ことばと vol.3 所収, 2021)、詩集『家で待つ君のための暦物語』(thoasa, 2021, 第1回西脇順三郎賞候補)、詩集『そだつのをやめる』(thoasa, 2022, 第28回中原中也賞受賞)がある。 近年の主な活動として、個展「亡船記」(十和田市現代美術館サテライト会場space, 2022)、「ICC アニュアル 2024 とても近い遠さ」展(NTTインターコミュニケーション・センター [ICC], 2024)、国立女性美術館(NMWA)第7回「Women to Watch」候補に選出(2022)、オンラインプロジェクト「TWO PRIVATE ROOMS ‒往復朗読」(2020-継続中)、「新しい成長」の提起 ポストコロナ社会を創造するアーツプロジェクト」展(東京藝術大学大学美術館, 2021)、「第10回 恵比寿映像祭」(東京都写真美術館, 2018)、RAM Association主催「ポエトリー・キャンプ 連詩林」Co-ディレクター(2022-)。 仕様:16.1×22.6cm|136p|日本語 仮フランス装(PUR無線綴じ) 2024年11月30日 第一刷 1000部発行 装幀:柳川智之 企画編集:和田信太郎 制作進行:中島百合絵 印刷:山田写真製版所 発行:thoasa
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詩と短編小説『黎明通信 [RAE-MAE SIGNALS]』
¥1,650
【送料】 スマートレター(210円)に梱包資材(OPP袋)と梱包作業料を併せた金額を送料とさせていただきます。 保障や追跡サービスがないことを予めご了承ください。 https://www.post.japanpost.jp/service/smartletter/ ※2024年10月1日からスマートレターの送料が180円→210円に値上げしました。 海辺を散歩する小説家と、海辺に思いを馳せる詩人。 川野芽生と高田怜央が織りなす「海」の感触。 3点セット仕様: <本体冊子>A6サイズ/中綴じ製本/32p/表紙:特色印刷/本文:二色刷り/帯付き <蛇腹小冊子>112mm×80mm/外五つ折/帯付き <蔵書票 >名刺サイズ/表面:特色印刷 写真:川野芽生 編集:高田怜央 造本・デザイン:霧とリボン 発行日:2024年8月31日 価格:1,650円(税込) 小説家・川野芽生と詩人・高田怜央が「海」をモチーフに書き下ろした詩と短編小説のコレクション。本作では、川野による初の連作詩、高田による初の短編小説も収録。さらに幻のコラボレーション作品「竜胆に就いて/On Rindoh」を巻末に掲載。本体冊子、蛇腹状の小冊子、短歌二首を印字した蔵書票の3点セット豪華仕様(造本・デザイン:霧とリボン)。 【詩】 花飛沫 Many Oceans [海たち] (足)(跡) Blue [ブルー] (貝)(殻) APPARITION メニュー Crying Blue [クライン・ブルー] そこに 最後のように 【短編小説】 難破船 TWILIGHT THEORY 【対話詩】 竜胆に就いて/On Rindoh 初出:川野芽生 × 高田怜央『奇病庭園』『SAPERE ROMANTIKA』W刊行記念トーク「文学はつねにすでに翻訳である」特典ペーパー(本屋 B&B、2023年) 著者プロフィール 川野 芽生 Megumi Kawano 小説家・歌人・文学研究者。1991年神奈川県生まれ。2018年に連作「Lilith」で第29回歌壇賞、21年に歌集『Lilith』で第65回現代歌人協会賞受賞。24年に第170回芥川賞候補作『Blue』を刊行。他の著書に、短篇小説集『無垢なる花たちのためのユートピア』、掌篇小説集『月面文字翻刻一例』、長篇小説『奇病庭園』、エッセイ集『かわいいピンクの竜になる』、評論集『幻象録』、歌集『人形歌集 羽あるいは骨』『人形歌集II 骨ならびにボネ』がある。2024年7月、第二歌集『星の嵌め殺し』刊行。 高田 怜央 Leo Elizabeth Takada 詩人・翻訳者。1991年横浜生まれ、英国スコットランド育ち。上智大学文学部哲学科卒業。詩作に、第一詩集『SAPERE ROMANTIKA』、対話篇 『KYOTO REMAINS』(遠藤祐輔 共著)、「FUTURE AGENDA [未来の議題]」他 二篇(『ユリイカ 』)、「AFTER YOU [あなたの跡]」(読売新聞)など。主な翻訳に、ヴィム・ヴェンダース監督作『PERFECT DAYS』、ジュリアン・ビアバン・レヴィ監督作 CHANEL 2023/24 Cruise Collection『TOMORROW ELECTRIC』がある。NY派詩の翻訳を構想中。
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対話篇 『KYOTO REMAINS [キヨウトリメインズ]』【特典付き】
¥1,980
【送料】 スマートレター(210円)に梱包資材(OPP袋)と梱包作業料を併せた金額を送料とさせていただきます。 保障や追跡サービスがないことを予めご了承ください。 https://www.post.japanpost.jp/service/smartletter/ ※2024年10月1日からスマートレターの送料が180円→210円に値上げしました。 【特典付き書籍】として、収録写真のL判プリントが付属 対話篇『KYOTO REMAINS [キヨウトリメインズ]』 詩・訳:高田怜央 写真:遠藤祐輔 詩人・高田怜央と写真家・遠藤祐輔による、イメージとテクストの対話。本作では、京都の街を舞台に撮影と詩作が同時進行で行われました。ストリートスナップの通り過ぎていくモノクロの街並みと、そこから生まれるバイリンガルの叙情詩(リリック)のコラボレーション作品です。 目次 SCENE 1 Which dreamed it? 夢をみていたのはどっち? SCENE 2 Wings of Desire 欲望の翼 SCENE 3 Blank verse 白拍子 SCENE 4 Stranger In Paradise 楽園の他者 SCENE 5 Lucifer Rising ルシフェルの被昇天 SCENE 6 Dead Don't Die お前はもう死んでいる SCENE 7 Emptiness 無 SCENE 8 Le Fabuleux Destin 素晴らしき宿命 SCENE 9 Until the Day We Meet Again また逢ふ日まで <寄稿文> 来馬哲平 "「誰か」としてのあなたのそばでKYOTOを辿りなおしたあと" 編集・発行人:岡田翔 寄稿:来馬哲平 デザイン:相島大地 協力:伊藤潤一郎、川野芽生、森脇透青、横田祐美子 発行:paper company サイズ:210x148mm(A5) ページ数:208p 言語:英・日 発行日:2023年11月30日 仕様:ソフトカバー|モノクロ オフセット印刷|PUR製本 価格:1,980円(税込) 限定 800部 著者プロフィール 高田 怜央 Leo Elizabeth Takada 詩人、翻訳者。1991年、横浜生まれ英国スコットランド育ち。上智大学文学部哲学科卒。英日詩に第一詩集『SAPERE ROMANTIKA』(paper company、2023年)、対話篇 『KYOTO REMAINS』(遠藤祐輔 共著、paper company、2023年)、「FUTURE AGENDA [未来の議題]」他 二篇(『ユリイカ 』2023年3月号、青土社)、「AFTER YOU [あなたの跡]」(読売新聞 11/24・夕刊 、2023年)など。主な翻訳に、映画「PERFECT DAYS」(制作・脚本・英語字幕、2023年)がある。 Twitter: @_elizabeth_remi Web: https://leoelizabethtakada.tumblr.com/biography 遠藤 祐輔 Yusuke Endo 写真家。1985年宮城県仙台市生まれ。東京芸術大学美術学部先端芸術表現科卒業。大阪大学言語文化研究科博士前期課程修了。現在、大阪大学人文学研究科博士後期課程在籍中。2016年、「第15 回写真 1_WALL」ファイナリスト。2019年、「写真新世紀 2019」優秀賞受賞。個展に「目に置いていかれないように」(ニコンサロン/東京・大阪、2018)、「Post Decisive Moment」(IG Photo Gallery/東京、2021)、写真集に『幽霊の証言』(DOOKS)、『長井さんの話』(DOOKS)、『時間という概念がないところ、絵画と写真のように惹かれ合うけれど、光は境界線を漂うだけ』(DOOKS)、『Post Decisive Moment』(paper company)がある。 寄稿者プロフィール 来馬 哲平 Teppei Kuruma 青山学院大学文学部准教授。専門領域は20世紀アメリカ詩。早稲田大学文学研究科英文学専修博士後期課程単位取得退学。博士(文学)。
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【サイン本】『そだつのをやめる』青柳菜摘=著
¥2,750
【送料】 スマートレター(210円)に梱包資材(OPP袋)と梱包作業料を併せた金額を送料とさせていただきます。 保障や追跡サービスがないことを予めご了承ください。 https://www.post.japanpost.jp/service/smartletter/ ※2024年10月1日からスマートレターの送料が180円→210円に値上げしました。 中原中也賞受賞の青柳菜摘による二冊目の詩集。37篇所収。 — 雨は山になりつつあった 雷が息を殺す アプリが三十分後にぼくは眠ると言った だけどもうすこし粘ってささやく雷を聴く 声がセミからして 雨がやんだ跡が山になって 大航海をすませたセミが 精一杯鳴く声がする 「鳴くことは喋ることじゃない」 だから尺度を探してぼくを見てほしい 雷が鳴いた — 造本設計、装幀 柳川智之 編集 和田信太郎 発行 thoasa 19.5×21cm|118p|2022年|ドイツ装(無線綴じ)|日本語 --------------------------------------- 青柳菜摘(あおやぎ なつみ) 1990年東京都生まれ。ある虫や身近な人、植物、景観に至るまであらゆるものの成長過程を観察する上で、記録メディアや固有の媒体に捉われずにいかに表現することが可能か。リサーチやフィールドワークを重ねながら、作者である自身の見ているものがそのまま表れているように経験させる手段と、観客がその不可能性に気づくことを主題として取り組んでいる。 2016年東京藝術大学大学院映像研究科メディア映像専攻修了。近年の活動に「亡船記」(十和田市現代美術館, 2022)、「家で待つ君のための暦物語」(東京藝術大学大学美術館, 2021)、オンラインプロジェクト「往復朗読」(2020-継続中)、第10回 恵比寿映像祭(東京都写真美術館, 2018)など。また書籍に『孵化日記2011年5月』(thoasa publishing, 2016)、小説『フジミ楼蜂』(ことばと vol.3 所収, 2021)、詩集『家で待つ君のための暦物語』(2021)がある。コ本や honkbooks主宰。「だつお」というアーティスト名でも活動。 http://datsuo.com --------------------------------------- 目録 ユキちゃんユキちゃん 土のなか吐いて潜る 製紙工場の白い紙 体温のない吐息 ソテツはぼくの名前 メロンソーダの巣 夜の箱 製紙工場の白い紙 放射線ドッヂボール 夕暮れの黒い土手 風呂モニュメンタル メロンソーダの巣 夜の箱 鍵あなのドジョウ セミ はしごの先 待ちあわせ 飲んでいるふり グラウンド・タイム・スケープ 夕日を見ない 手のなかのチョウ 三本のチョコバナナ 外側の動物園 夜の箱 中学二年生 死んでない ジェットエンジン さがしもの 遠くから見る現在地のピン 授業予知 土のなかのチョウ 小さな虫大きな虫 空気のかたち 雨がみえなくなる未来 ただ光るだけのLED光が照らさない 鍵、手のひらのチョウ
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高田怜央 第一詩集『SAPERE ROMANTIKA [サペレロマンティカ] 』
¥1,980
【送料】 スマートレター(210円)に梱包資材(OPP袋)と梱包作業料を併せた金額を送料とさせていただきます。 保障や追跡サービスがないことを予めご了承ください。 https://www.post.japanpost.jp/service/smartletter/ ※2024年10月1日からスマートレターの送料が180円→210円に値上げしました。 【お知らせ】 高田怜央 2nd GIG『ANAMNESIAC』はこちら https://cavabooks.thebase.in/items/95726404 編集・発行人: 岡田翔 寄稿: 来馬哲平、 横田祐美子 デザイン: 相島大地 協力: 永井玲衣、 山本浩貴 発行:paper company サイズ:173x105 mm ページ数:72p 言語:英・日 発行日:2023年8月1日 仕様:セミハードカバー|オフセット印刷 価格:1,980円(税込) 【著者プロフィール】 高田怜央(Leo Elizabeth Takada) 翻訳者・詩人。1991年横浜生まれ、英国スコットランド育ち。上智大学文学部哲学科卒。主な翻訳に、ヴィム・ヴェンダース監督「Perfect Days(原題)」(脚本・字幕)など。英日詩に『ユー・メイド・ミー・ア・ポエット、ガール』(海の襟袖)、「FUTURE AGENDA [未来の議題]」他 二篇(『ユリイカ 』2023年3月号、青土社)など。連載中エッセイ「記憶の天窓」(SIDE TRACK by TWO VIRGINS)。 Twitter: @_elizabeth_remi 目次 <収録詩> VIBRATE MODE / マナーモード Salted / プレ・サレ A cucumber sandwich / サンドイッチのきゅうり Epicurean Feast / 美食家の宴 Cidre / アップルサイダー GELATO / ジェラート そ ば [soba] / 蕎麦屋 My Chocolatier / マイ・ショコラティエ Kiss me in the night instead / キス・ミー・イン・ザ・ナイト・インステッド Iced Coffee / アイスコーヒー [BONUS LYRIC] Koiwai Strawberry Farm / 小岩井ストロベリー農場 <寄稿> 「ライオンのおくち」横田祐美子(フランス哲学研究者/立命館大学衣笠総合研究機構助教) 「満ちたりない、完璧に」来馬哲平(アメリカ文学研究者/青山学院大学文学部准教授) 推薦コメント たくさんのひとが、世界をどうやって見ることができるか頭を悩ませているあいだ、あなたは世界がこちらをじっと見つめていることに、とっくに気がついている。たくさんのひとが、世界を切り取ることに躍起になっているあいだ、あなたは世界と毎晩ダンスをしている。そんなひとが、詩を書いたらどうなるのだろう。 永井玲衣 哲学研究者 著書『水中の哲学者たち』晶文社 私たちは皆、翻訳し、複数の言語を生きている。人は頭に浮かぶイメージを言葉にして考える。ある言語から別の言語への変換は翻訳だ。日本語しか使わない人も複数の言語で話している。相手に応じて言葉を使い分けるから。高田怜央は、私たちにとって実は身近な、翻訳と複数の言語が生みだす奇跡を提示する。それは翻訳という行為を通して英語と日本語という複数の言語を往復しながら展開される思索・詩作の結晶としての軌跡だ。 山本浩貴 文化研究者 著書『現代美術史:欧米、日本、トランスナショナル』中公新書 原文の英語の詩と日本語訳の双方を、亡霊的な原詩から剥がれ落ちた片割れ同士の関係に置くように読者に促す本書のかたちは、遠い恋人との合一を願う言葉を紡いだサッフォーの穴だらけのパピルスのような断片性を身にまとう。 来馬哲平 アメリカ文学研究者 寄稿「満ちたりない、完璧に」より 言語と舌が同じであるように、知ることと味わうことは切り離せない。 そして、書くことと語ることも。 横田祐美子 フランス哲学研究者 寄稿「ライオンのおくち 」より
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『て、わたし 6号』生きづらさを越(超)えて生きる
¥1,320
【内容】 日本の詩と世界の詩を紹介する雑誌「て、わた し」第6号。 今号では「生きづらさを越(超)えて生きる」をテーマにして、6人の詩人を紹介。 新たなチャレンジとして宮尾節子さんの連載、詩との出会いをさまざまな方に教えていただくシリーズ「Close Encounters of Poetry」を開始。 装画には川崎継子さんが初参加。コラージュで新たな装いを加えています。 【目次】 生きづらさを越(超)えて生きる 成宮アイコ x ローリステリー・ペーニャ・ソラーノ(訳:大崎清夏) 荒木田慧 x 余秀華(訳:小笠原淳) 鳥居 x クリストファー・ソト(訳:山口勲) エッセイ 小川葵、タケイ・リエ、あおきりょう 連載詩 宮尾節子 シリーズ Close Encounters of Poetry 佐々木美佳(映画作家) 【仕様】 判型:A5 【発行】 山口勲(てわたしブックス) http://tewatashibooks.com/
