高田怜央 2nd GIG『ANAMNESIAC』
¥1,980 税込
なら 手数料無料で 月々¥660から
別途送料がかかります。送料を確認する
【送料】
スマートレター(210円)に梱包資材(OPP袋)と梱包作業料を併せた金額を送料とさせていただきます。
保障や追跡サービスがないことを予めご了承ください。
https://www.post.japanpost.jp/service/smartletter/
※2024年10月1日からスマートレターの送料が180円→210円に値上げしました。
【お知らせ】
高田怜央 第一詩集『SAPERE ROMANTIKA [サペレロマンティカ] 』はこちら
https://cavabooks.thebase.in/items/77004399
【内容紹介】
寄稿: 伊藤潤一郎
デザイン: 相島大地
推薦文:柴田元幸、川野芽生
編集・発行人: 岡田翔
発行:paper company
サイズ:173x105mm
ページ数:70p
言語:英・日
発行日:2024年11月30日
仕様:セミハードカバー|オフセット印刷
ISBN:978-4-911463-17-8
価格:1,980円(税込)
限定 1200部
スコットランド育ちの詩人が贈る、日常と記憶をめぐる探究の結晶。第一詩集『SAPERE ROMANTIKA』に続き、著者自身による英日バイリンガル構成の11×2篇を収録。静謐さと軽やかさが共存する時空間に、永遠の余韻が吹き抜ける。映画『PERFECT DAYS』の翻訳を手掛けた高田怜央が、詩の歴史の新たな1ページをめくる。
【推薦文】
しなやかさというたからもの、と、かつてある人がつかったことばを再利用させてもらうのが高田怜央の詩を形容するのに最適だと思う。知性と感性、という分け方がそもそも無意味になるような自在さで思いが泳ぎ、舞い、跳ぶ。在ることと無いこととのあいだでいとも自然に壁抜けがなされる。英語と日本語がどちらも原文でありどちらも訳文であるという、詩の歴史において類を見ない形式も、そうしたしなやかさの実演だからこそ意味がある。
柴田元幸
翻訳家
憶えていることと思い出すことは違って、憶えていないことでもわたしたちは思い出すことができる。思い出した瞬間に、生じる記憶。たぶん、言葉を持っているから。言葉がわたしたちの中に入ってきたとき、見たことも聞いたこともないものたちを大勢引き連れてきたから。言葉を使うたび、わたしたちは存在しない記憶を取り戻す。それでは、ふたつの言語で想起するとき、想起されるのは同じ記憶なのだろうか?
川野芽生
小説家・歌人・文学研究者
時計が刻む時間とはまったく別の〈詩の時間〉は、英語と日本語の閾を往復することで鍛え上げられた詩人の身体から生み出されている。多言語を混ぜ合わせる身体のぬか床で漬けられた言葉から垣間見える時間――それはまさに「想起症」を患う者の時間である。(寄稿「風のひき算」より)
伊藤潤一郎
哲学者
【目次】
まえがき
覚えてる? 初めて会ったときのこと。あれは死者の日の頃だった。それで過去の人たちだったり、遠くにいる人たちだったりが書いたものについて話をした。この街にいない人たちばかりだけど、私とあなたはそこにいた。それがうれしかった。なぜそんなに? だって、ある仕方ではきっと、みんなそろって集まっていたから。
あなたが好きな詩人や、作家や、芸術家や、音楽家について教えてくれるとき、私にもその人たちが見える。耳をかたむけて続きをせがむ。するとひとり、またひとりと、やってきては加わる。幸せな記憶、誇らしい記憶、悲しい記憶、甘い記憶、苦い記憶の日々からひょっこりと顔を出しにくる。誰もがあなたを離さないで、ひとり部屋で穏やかに休んでいるときでさえずっと話しかけてくる。人はひとりきりにはなれない。ねえ、聞いてる?
「まえがき」
<収録詩>
Before Time / 時の創られる前
Slower than light / 光よりもスロウ
Turtle / カメ
Bedtime stories / 眠れぬ夜のゆえに
For Paul’s Friend / ポールの友人に
5:22am / 午前5時22分
Sometimes / ときおり
AFTER YOU / あなたの跡
love to hear you speak, / ラヴ・トゥ・ヒア・ユー・スピーク、
A Ghost Ship / ゆうれい船
[ENCORE]
Peach: After "Between Walls" by William Carlos Williams
ピーチ:ウィリアム・カーロス・ウィリアムズ「壁のはざま」に寄せて
-
送料・配送方法について
-
お支払い方法について
¥1,980 税込