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『幻想と怪奇15 霊魂の不滅 心霊小説傑作選』特典ポストカード2種類付
¥2,420
『幻想と怪奇15 霊魂の不滅 心霊小説傑作選』特典ポストカード2種類付 【お知らせ】 お買い上げの方には、特典として出版社が用意したポストカードを2種類お送りいたします。 【内容紹介】 1848年、ニューヨーク州の小村ハイズヴィルで起きた、少女たちと霊魂との交信――この事件を機に霊能者たちが各地に登場、哲学者や科学者、文学者をも巻き込んで、アメリカとイギリスを中心に心霊ブームを巻き起こした。人が集まれば降霊会が行われ、輪廻転生が語られる。マルクス・エンゲルスの『共産党宣言』やダーウィンの『種の起源』が公刊され、新たな思想に世界中が湧く中、心霊主義も新たな思想として広まっていく……。 本書では、19世紀なかばから20世紀初頭までの、降霊術や輪廻転生などをテーマにした心霊小説を選びました。文豪の知られざる逸品から、パルプ・ファンタシーの埋もれた名作まで、多彩な霊魂の物語を、気鋭の作家陣の書き下ろし共々、お楽しみください。 定価:本体2,200円(税別) A5 264ページ ISBN 978-4-7753-2132-4 発行年月日:2024年02月13日
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『巣 徳島SFアンソロジー』
¥1,980
【送料】 送料190円(スマートレター180円+梱包資材+作業料) 【お知らせ】 『京都SFアンソロジー』 https://cavabooks.thebase.in/items/77035205 『大阪SFアンソロジー』 https://cavabooks.thebase.in/items/77035295 著者 なかむらあゆみ 編 出版元 あゆみ書房 出版日 2023年12月2日 価格 1,800円(税抜)1,980円(税込) 全作、SF!(そっとふみはずす) 全作、徳島が舞台! 徳島で暮らす7人の女性作家と、徳島ゆかりの作家である小山田浩子・吉村萬壱が参加! 「そっとふみはずす」をテーマにつづられた、徳島を舞台としたSFアンソロジー。 目次 前川朋子「新たなる旋回(前編)」 槐さんとお酒 田丸まひる「まるまる」 小山田浩子「なかみ」 久保訓子「川面」 執筆陣よもやまばなし 田中槐 「三月のP」 高田友季子「飾り房」 竹内紘子「セントローレンスの涙」 なかむらあゆみ「ぼくはラジオリポーター」 吉村萬壱「アウァの泥沼」 前川朋子「新たなる旋回(後編)」 執筆者紹介 編者プロフィール なかむらあゆみ 徳島県在住の作家。2017年、第15回とくしま文学賞随筆部門最優秀賞(『フツウ?』)。2020年第3回阿波しらさぎ文学賞徳島新聞賞(「檻」)、2021年第4回阿波しらさぎ文学賞大賞(「空気」受賞)。Kaguya PlanetジェンダーSF特集に「玉田ニュータウンの奇跡」を寄稿。出版社「あゆみ書房」を主宰し、「今、徳島で暮らしている女性たち」による文芸誌『巣』を刊行している。 装画:津田周平 装幀:浮津吉陽 写真:前川朋子 発行:あゆみ書房 制作協力:Kaguya Books サイズ:A5 ページ:172頁 ISBN:978-4-991333-0-5
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セカイ系同人誌『ferne ZWEI』(フェルネ・ツヴァイ)
¥1,650
【送料】 送料190円(スマートレター180円+梱包資材+作業料) 【お知らせ】 『ferne』(1巻目)はこちら https://cavabooks.thebase.in/items/59313435 〈セカイ系〉という言葉を「大切な誰かとの関係」と「世界の終わり」を等価に扱う概念として再解釈し、疫病と戦争の時代となった2020年代の文化を考えるキーワードとして位置づけた『ferne』。2年ぶりの続刊となる今回は前号のコンセプトを継承しつつ、アニメカルチャーとの融合、流通プラットフォームの整備とジャンルの再編、Y2Kリバイバルなど、ポスト・コロナのオルタナティブな音楽文化にフォーカスした一冊となっています。(出版元HPより) 品名:ferne ZWEI(フェルネ ツヴァイ) 発行人:北出 栞 デザイン:竹久直樹 イラストレーション(表紙・口絵):cosgaso サイズ:四六判、269ページ 価格:1,500円(税抜) BOOTH(ウェブ通販):https://fernebooks.booth.pm/items/5228509 ■収録内容 ferne ZWEI 刊行に寄せて Interview Telematic Visions × cosgaso 流体のムード――東京のインディーミュージックシーンの観察ログ NordOst 遠泳音楽とは何か――天使、破壊、「君」に触れられないこと 門脇綱生 〈セカイ系〉音楽としてのParannoul――シューゲイザーにおける「脱構築」の系譜 鴉鷺 Interview 佐藤純一(fhána) × eba(cadode) 明日の叙景『アイランド』と架空のノスタルジア 清家咲乃 浜崎あゆみにおける〈セカイ系〉の詩学――あるいはTohji的ロードサイドの風景について 北出 栞 Interview 十五少女 Part1. 音楽プロデューサー・N/Part2. 酒井伸和(minori pictures) ボカロ・コーリング・ユートピア――あなたのためにあったかもしれない理想郷について 江永 泉 ここがどこかでありますように――『イルミラージュ・ソーダ』から探る〈セカイ系〉的聴取論 患者mono Interview 久保田晃弘(多摩美術大学 情報デザイン学科メディア芸術コース教授) 新鋭トラックメイカー・Telematic Visionsとデビューアルバムのアートワークを手がけたイラストレーター・cosgaso、アニソン作家として多くの実績を持つ佐藤純一(fhána)とeba(cadode)、avex発の音楽✕仮想世界プロジェクト「十五少女」、メディアアート研究の第一人者・久保田晃弘へのインタビューを収録するほか、近年のリバイバル・ブームの立役者であり、レーベル〈Siren for Charlotte〉の発起人でもある門脇綱生、商業音楽メディアでも活躍する音楽ライターの清家咲乃、NordOstらが論考を執筆。
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SF文芸誌『Sci-Fire 2023』
¥1,650
【送料】 送料190円(スマートレター180円+梱包資材+作業料) SF文芸誌『Sci-Fire 2022』はこちら(残数わずか) https://cavabooks.thebase.in/items/68767013 【商品説明】 昨年度、入荷後即完売した人気同人誌『Sci-Fire』は、創作を中心に対談やインタビュー等を掲載するSF文芸誌。メンバーは「ゲンロン 大森望SF創作講座」修了生を中心に結成された。キャッチコピーは「野生のSF」。 ゲンロン大森望SF創作講座修了生有志が作るSF文芸同人誌『Sci-Fire』第7号です。 創刊以来、寄稿者から毎年プロ作家を輩出しており、『ベストSF2020』『新しい世界を生きるための14のSF』『ベストSF2022』に本誌のバックナンバーより作品が選ばれました。 今号は「人間以外」をテーマとし、短編小説とコミック、エッセイを収録。 坂永雄一、人間六度、溝渕久美子、じゅりあ(じゅりこにゃん)各氏を招待しご寄稿いただきました。 発行:2023年11月11日 版型:A5版 ・本文:160ページ 表紙イラスト:せい 本文イラスト:じゅりあ、名倉編、鵜川龍史 表紙デザイン:太田知也 本文及び目次デザイン:鵜川龍史 責任編集者:甘木零 もくじから 【エッセイ】 櫻木みわ 「夜の訪問者」 【コミック】 藍銅ツバメ「推しの声の怪」 【創作】 坂永雄一 「色彩の街」 名倉編 「小説について(風船男の場合)」 溝渕久美子「鴨川のヌートリア」 高木ケイ 「愛は群島」 榛見あきる「冬は虫になり夏は永遠になる」 揚羽はな 「蛙化現象」 人間六度 「もえさかるスパム女子」 吉羽善 「怪物権の人びと」 仁科星 「消えゆく羽のひとひらに」 鵜川龍史 「唸れ、マン=ゴーシュ」 中野伶理 「冬虫夏草の言祝ぎ」 谷田貝和男「詩を読む少年」 河野咲子 「骨と生活」 常森裕介 「テセウスの人」 甘木零 「胸の鼓動は星のまたたき」
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接続されたSF誌『5GⅡ』
¥1,320
【送料】 送料190円(スマートレター180円+梱包資材+作業料) SF同人誌『&6』はこちら https://cavabooks.thebase.in/items/80293192 【収録作品】 テーマ短篇 協会 田場狩 記号遣いいたち・断章 エッセイ 十三不塔 ゲンロンSF創作講座とのかかわり テーマ短篇 境界 長谷川京 ルーザーズカンパニー 稲田一声 あのトラック 榛見あきる ヲタロポリス・アンバランス サイレント・ヴォイス・アクター 邸和歌 道を引く エッセイ 岸田大 ウクライナ、モニター、オッペンハイマー テーマ短篇 協会 中野伶理 遊色の梯子 テーマ短篇 境界 織名あまね 留学を前に テーマ短篇 協会 継名うつみ デミウルゴスの密めき テーマ短篇 境界 吉羽善 カルチュラル・ドレス・デー 原里実 金魚鉢のある室内 テーマ短篇 鏡界 夢想真 鏡界からの誘惑 テーマ短篇 境界 葉々 ロミさんの舌鼓 本間久文 空殻のテーミス 悠人 カールとフラーの間に テーマ短篇 教会 園田陽 bからdの干渉 テーマ短篇 キョウカイ 馬場豊 夢と殺人 テーマ短篇 狂会 猿場つかさ ドーナツが大好きな石 【仕様】 A5判 202ページ 発行:やんぐはうす https://twitter.com/yannguhausu
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SF同人誌『&6』
¥1,650
SF創作講座第6期有志による同人誌 【送料】 送料190円(スマートレター180円+梱包資材+作業料) 接続されたSF誌『5GⅡ』はこちら https://cavabooks.thebase.in/items/80293089 【収録作】 短篇 テーマ:脱出 難波行 最後のラクダ 伴場航 バタ(フライ) 中野伶理 フライングシャーク 馬場豊 スターバックスコーヒー怠椎店 降名加乃 あいがん やらずの 迷彩 夢想真 悪の心象風景 悠人 エスケープキラー 吉羽善 恐ろしきはかの抱擁 瀧本無知 輪の中へ 武見倉森 エンヴィジョンプレゼンス 広海智 過去への「疎開」 和倉稜 うそつきは新人類のはじまり 長谷川京 異界からのスーパーライク 継名うつみ 星屑番外地 牧野大寧 プラネットハイウェイ 渡邊清文 西暦1980年のア・バオア・クー 高座創 青き青を望んで 夕方慄 そのお玉が赦せない、或いは翻訳の話 柊悠里 ツバメと竜の迷宮ゲーム 大庭繭 ふたり永遠を分かち合って 短篇 テーマフリー 柿村イサナ 去勢喜悦症候群 a.k.a.ぶつかりおじさん 文月あや 海と樹と 庚乃アラヤ レオナルドの鱗粉 花草セレ ネズミたちの花束 エッセイ 多寡知遊 SF創作講座6期、敗北せり 邸和歌 SF創作講座からの脱出 【仕様】 A5判 282ページ 発行:やんぐはうす https://twitter.com/yannguhausu
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翻訳クィアSFアンソロジー『結晶するプリズム』
¥2,200
SOLD OUT
【送料】 送料190円(スマートレター180円+梱包資材+作業料) 井上彼方編:生物SFアンソロジー『なまものの方舟/方舟の顔ぶれ』はこちら https://cavabooks.thebase.in/items/69582195 【内容】 アジア・アフリカ・北米・カリブ海・ヨーロッパ、世界の5つの地域から集めた選りすぐりのクィア短編小説を収録したSFアンソロジー! アセクシュアルでデミロマンティックの狼男の物語、自らが同性愛者であることに気がついていく島国の王子の物語、父権制社会を打倒しようと立ち上がるレジスタンスたちの物語、植物に憧れる植物学者を通してジェンダーユーフォリアを描いた物語、体の自由に体に浮き上がる模様によって物語を語り継ぐツースピリットの物語、多様な5編のクィアなSF短編小説をお楽しみください。 B6版/120ページ/2000円+税 発行:『結晶するプリズム 翻訳クィアSFアンソロジー』編集部 【目次】 「パーティトーク」 著:ジェニー・カッツォーラ 訳:岸谷薄荷 「鰐の王子さま」 著:イン・イーシェン 訳:紅坂紫 「ガラスの天井(トワティアンヴェア)」 著:ナディア・ションヴィル 訳:善本知香 「夕焼けのブルース」 著:ワニニ・キメミア 訳:村上さつき 「ANDWÀNIKÀDJIGAN(アンドワニカドジガン)」 著:ゲイブ・アタグウェウィヌ・カルデロン 訳:吉田育未 あとがき 編者・翻訳者らプロフィール 【編者】 井上彼方 VGプラス合同会社。オンラインSF誌 kaguya Planet のコーディネーター。編書『SFアンソロジー 新月/朧木果樹園の軌跡』(Kaguya Books/社会評論社)、『社会・からだ・私についてフェミニズムと考える本』(社会評論社)など。 紅坂紫 創作・英日翻訳・企画編集など幅広く文芸活動を行う。 New World Writing などの海外文芸誌や 『オフショア』創刊号に創作を寄稿。Kaguya Planet や anonpress、同人誌で「まめやかな娘」「それは今日も星を眺めて」など掌編小説を中心に翻訳を発表。パンロマンティック、 パンセクシャル。
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『みんなもっと日記を書いて売ったらいいのに』
¥1,320
84ページ/A5変形・平綴じ/300部 半年間だけ出していた『月刊つくづく』の同名連載にくわえて、あらたに飯田エリカさん、僕のマリさん、星野文月さんとの日記にまつわる対談を収録。 社会が混迷を極めるなかで、個人が日記を書き、売る。その行為の先に何があるのか。わたしの個人的な問いかけに端を発する、小沼理さんの日記にまつわるエッセイ集。巷では日記ブームとも言われていますが、日記って何でしょう。その一端を掴んでいただけたら幸いです。(『つくづく』編集人・金井タオル) --- 著者プロフィール 小沼理(おぬま・おさむ)/ライター・編集者。1992年富山県生まれ、東京都在住。著書に『1日が長いと感じられる日が、時々でもあるといい』(タバブックス)。寄稿に『文學界』(文藝春秋)、『怒りZINE』(gasi editorial / タバブックス)、朝日新聞「ひもとく」など。 --- つくづくポケットライブラリは、細長い判型が好きすぎるあまり、自分でも細長い判型の本をつくりたくて始めたシリーズです。通常は「A5変形」と呼ばれるのでしょうが、個人的には「A4三つ折りサイズ」と言いたい。パンフレットでよく見る、あのサイズ感です。
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『PATU BigBang!』アリ・アスター短編解説読本「"I HOPE THAT PEOPLE WILL FEEL UNSETTLED."」
¥1,000
【送料】 送料190円(スマートレター180円+梱包資材+作業料) 【お知らせ】 『PATU BigBang!』Funeral for Our Loyalty Fanbook of Tinker Tailor Soldier Spy(裏切りのサーカス)はこちら https://cavabooks.thebase.in/items/69907098 『PATU MOOK 創刊号』大島依提亜と映画パンフ はこちら https://cavabooks.thebase.in/items/69954367 【商品名】 アリ・アスター短編解説読本「"I HOPE THAT PEOPLE WILL FEEL UNSETTLED."(みんなが不安になってくれるといいな)」 【商品情報】 サイズ: A5タテ/72ページ 言語:日本語/English 発売日: 2020/3/13 発行元:映画パンフは宇宙だ(PATU BigBang!) 【商品詳細】 鬼才 アリ・アスター監督が「ミッドサマー」「ヘレディタリー/継承」 の前に発表した短編7作品+1の解説&豪華コラムを掲載。全作品書き起こしたシナリオ+和訳を掲載。 ー ●解説作品 1.The Strange Thing About the Johnsons(2011) 2.TDF Really Works(2011) 3.Beau(2011) 4.Munchausen(2013)+ Untitled(2012) 5.The Turtle’s Head(2014) 6.Basically(2014) 7.C’est La Vie(2016) ※全作品vimeoにて視聴可能 ー ●コラム 斎藤学(精神科医) ヴィヴィアン佐藤(アーティスト) 竹美(映画ライター) ナイトウミノワ(アーティスト) 奥山大史(映画監督) 佐々木誠(映画監督) ※順不同・敬称略
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『PATU MOOK 創刊号』大島依提亜と映画パンフ
¥1,500
【送料】 送料190円(スマートレター180円+梱包資材+作業料) 【お知らせ】 『PATU MOOK Vol.3 石井勇一と映画パンフ』はこちら https://cavabooks.thebase.in/items/82254373 映画パンフをひたすら愛でる有志団体「映画パンフは宇宙だ(PATU)」によるZINE 【商品名】 PATU MOOK 創刊号「大島依提亜と映画パンフ」 【商品情報】 サイズ: A5タテ/82+表紙2P [巻頭カラー22P] 言語:日本語/English 価格:1,500円(税込) 発行:映画パンフは宇宙だ(PATU) 初版発売日: 2020/7/17(金) 【PATU MOOK とは】 映画パンフ好きの、映画パンフ好きによる、映画パンフ好きのための本が誕生しました! PATU MOOK は、全国の映画ファンにお届けする“映画パンフ”専門冊子。創刊号ではグラフィックデザイナーの大島依提亜さんのお仕事を特集します。 【内容(一部抜粋)】 ●大島依提亜の映画パンフ 100 ●大島依提亜スペシャルインタビュー ●寄稿:岡田秀則(国立映画アーカイブ) ー「現代の映画パンフレットとデザイナー大島依提亜」 ●拝啓、大島依提亜さま ー韓国のデザイン会社 Propaganda より ●大島依提亜が愛するフォント ●大島依提亜の紙 7 ー紙の現物を付録しています ●大島さんってどんな人? ー印刷会社・映画監督・パンフレット編集者の視点から ●大島依提亜が惚れた映画パンフ 5 ●Re:拝啓、大島依提亜さま ●対談:大島依提亜×辛島いづみ×MC 森直人 ー「映画パンフレット百花繚乱」ほか
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『OUT OF SIGHT!!! Vol.3 地域と芸術祭、あの前後(別冊 台湾編)』
¥2,200
今号の特集テーマは「地域×芸術祭」。 ANTENNAをスタートさせた時より、ずっと大切なテーマの一つとして掲げてきた「ローカリティ」を切り口に、そうしたものが昨今各地で盛んに行われている「芸術祭」によってどのような変化を起こしてきたのかに目を向けます。今号は、より広い視野でその変遷を捉えていくために、「日本編」と「台湾編」を発行する予定です。(肝心の日本編がまだなのに!)今回のリリースは、別冊となる「台湾編」となります。 特集として、民族(客家)をテーマとした芸術祭である「ロマンチック台三線芸術祭」の取材、及びキュレーターや参加アーティストへのインタビューと、中国とわずか20kmの最前線にある「馬祖国際芸術島」をレポート。 加えて、長らく台湾で暮らしてきた岩切澪さん、栖来ひかりさん、永岡裕介さん、新田幸生さんにそれぞれの視点からローカルな台湾と、アートとの関わり方を切り取っていただきつつ、台湾の芸術祭を近いところで見てきた林苡秀と、羅健宏という二人の書き手にその景色の変遷を聞きました。その他、〈汽水空港〉モリテツヤさんがどのように台湾に出会ったかの話や、太台本屋 tai-tai booksさんによる台湾の暮らしと芸術にふれるための書籍紹介を掲載しています。(出版元HPより) 目次 08_「地棲族」としてもがきあらがう、台湾の地域国際芸術祭 文:栖来ひかり/イラスト:髙橋あゆみ 13_特集01:超広域芸術祭、ロマンチック台三線芸術祭とはなにか 14_ロマンチック台三線芸術祭への旅路 – その道は境界線で、あわい – 文:堤大樹/写真:岡安いつ美 18_アートキュレーター、エヴァ・リンからの誘い 文:堤大樹/写真:岡安いつ美 25_今を生きる客家と、その声 文:大城咲和/写真:堤大樹 28_発掘のデザインロードトリップ 台湾のクリエイティブチーム・bitoが手がける「アートフェスティバル」のデザインのつくり方 文/写真:岡安いつ美 30_出展アーティスト一問一答 – 土着的な歴史を探求する、リャン・ティンユーの場合 – 文:梁廷毓 32_出展アーティスト一問一答 – クィアな写真家、マンボー・キーの場合 – 文:登曼波 37_山を歩き、川をゆく 身体で識る、芸術祭 キュレーター、ゴン・ジョジュンの仕事 文:岩切澪/写真:courtesy of 龔卓軍 46_編集部メンバーが行ってみたい – 台湾芸術祭マップ – 文:大城咲和 50_芸術祭と、その手前にある無数の日常について – 新田幸生に聞く、台湾、舞台芸術の芽吹き – 文:堤大樹 58_特集02:馬祖国際芸術祭、不穏な歴史と5つの島 59_「予期されざる客」として、最前線の島に何を思う? 文:新原なりか/写真:岡安いつ美 68_この島は経過の中にある – 出展アーティスト・髙橋匡太に聞く馬祖国際芸術島の景色 – 文:堤大樹/写真:岡安いつ美・mito murakami 75_芸術祭はなにを生かすのか? – 台湾東部の海岸線、豊かなランドスケープを通じて – 文:林苡秀 78_草の根的活動と、その生計 – Node Creative、花蓮での願い – 文:羅健宏 82_移民、そして昨今の文化の形成について 文/写真:永岡裕介 86_太台本屋 tai-tai booksが選ぶ! – 台湾の暮らしと、芸術にふれるための9冊 – 文:太台本屋 tai-tai books 店員K 91_日本と台湾の田舎を行ったり来たりして謎の文化を育みたいのです – 私はこうして台湾に出会った 汽水空港・モリテツヤと台湾 – 文:モリテツヤ タイトル OUT OF SIGHT!!! Vol.3 地域と芸術祭、あの前後(別冊 台湾編) 仕様 A5 / 96ページ 部数 1,500部 発行時期 2023年11月(上旬) 発行元 ANTENNA・PORTLA編集部
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『超個人的時間旅行』(ポストカード付き)
¥1,650
タイムトラベル同人誌『超個人的時間旅行』 *ポストカード(表紙と同じデザイン)付き 上田誠、古賀及子、こだま、スズキナオ、せきしろ、堀静香、宮田珠己、宮崎智之、牟田都子、ワクサカソウヘイ、藤岡みなみ 装画:Ayumi Takahashi 2023年9月8日 第1刷発行 発行人:藤岡みなみ(タイムトラベル専門書店) 藤岡みなみさん 文筆家、ラジオパーソナリティ、ドキュメンタリー映画プロデューサーなど。1988年、兵庫県(淡路島)出身。幼少期からインターネットでポエムを発表し、学生時代にZINEの制作を始める。時間SFと縄文時代が好きで、読書や遺跡巡りって現実にある時間旅行では? と思い、2019年にタイムトラベル専門書店utoutoを開始。ドキュメンタリー映画『タリナイ』(2018)、『keememej』(2021)ではプロデューサーを務める。著書に『シャプラニール流 人生を変える働き方』(エスプレ)、『藤岡みなみの穴場ハンターが行く!in北海道』(北海道新聞社)、『ふやすミニマリスト』(かんき出版)、『パンダのうんこはいい匂い』(左右社)がある。
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『CINEMA TALK VOL.5』
¥880
【送料】 送料190円(スマートレター180円+梱包資材+作業料) 【内容】 映画好きなフリーのイラストレーター・ライターの亀石みゆきさんが手掛ける、《イラストと文字で綴る映画感想ノート》。 VOL.5の特集は「女子のコンプレックスと映画」。 VOL.1:特集「児童文学と映画」 https://cavabooks.thebase.in/items/41617773 VOL.2:特集「女の友情と映画」 https://cavabooks.thebase.in/items/41618208 VOL.3:特集「北欧と映画」 https://cavabooks.thebase.in/items/41618412 VOL.4:特集「親子と映画」 https://cavabooks.thebase.in/items/41618607 【仕様】 判型:A5 52頁 【発行】 亀石みゆき http://fimpen.web.fc2.com/ https://twitter.com/mkameishi
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『CINEMA TALK VOL.4』
¥770
【送料】 送料190円(スマートレター180円+梱包資材+作業料) 【内容】 映画好きなフリーのイラストレーター・ライターの亀石みゆきさんが手掛ける、《イラストと文字で綴る映画感想ノート》。 VOL.4の特集は「親子と映画」。 VOL.1:特集「児童文学と映画」 https://cavabooks.thebase.in/items/41617773 VOL.2:特集「女の友情と映画」 https://cavabooks.thebase.in/items/41618208 VOL.3:特集「北欧と映画」 https://cavabooks.thebase.in/items/41618412 VOL.5:「女子のコンプレックスと映画」 https://cavabooks.thebase.in/items/79638985 【仕様】 判型:A5 48頁 【発行】 亀石みゆき http://fimpen.web.fc2.com/ https://twitter.com/mkameishi
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『CINEMA TALK VOL.3』
¥770
【送料】 送料190円(スマートレター180円+梱包資材+作業料) 【内容】 映画好きなフリーのイラストレーター・ライターの亀石みゆきさんが手掛ける、《イラストと文字で綴る映画感想ノート》。 VOL.3の特集は「北欧と映画」。 VOL.1:特集「児童文学と映画」 https://cavabooks.thebase.in/items/41617773 VOL.2:特集「女の友情と映画」 https://cavabooks.thebase.in/items/41618208 VOL.4:特集「親子と映画」 https://cavabooks.thebase.in/items/41618607 VOL.5:特集「女子のコンプレックスと映画」 https://cavabooks.thebase.in/items/79638985 【仕様】 判型:A5 52頁 【発行】 亀石みゆき http://fimpen.web.fc2.com/ https://twitter.com/mkameishi
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『CINEMA TALK VOL.2』
¥770
【送料】 送料190円(スマートレター180円+梱包資材+作業料) 【内容】 映画好きなフリーのイラストレーター・ライターの亀石みゆきさんが手掛ける、《イラストと文字で綴る映画感想ノート》。 VOL.2の特集は「女の友情と映画」。 VOL.1:特集「児童文学と映画」 https://cavabooks.thebase.in/items/41617773 VOL.3:特集「北欧と映画」 https://cavabooks.thebase.in/items/41618412 VOL.4:特集「親子と映画」 https://cavabooks.thebase.in/items/41618607 VOL.5:特集「女子のコンプレックスと映画」 https://cavabooks.thebase.in/items/79638985 【仕様】 判型:A5 48頁 【発行】 亀石みゆき http://fimpen.web.fc2.com/ https://twitter.com/mkameishi
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『CINEMA TALK VOL.1』
¥770
【送料】 送料190円(スマートレター180円+梱包資材+作業料) 【内容】 映画好きなフリーのイラストレーター・ライターの亀石みゆきさんが手掛ける、《イラストと文字で綴る映画感想ノート》。 VOL.1の特集は「児童文学と映画」。 VOL.2:特集「女の友情と映画」 https://cavabooks.thebase.in/items/41618208 VOL.3:特集「北欧と映画」 https://cavabooks.thebase.in/items/41618412 VOL.4:特集「親子と映画」 https://cavabooks.thebase.in/items/41618607 VOL.5:特集「女子のコンプレックスと映画」 https://cavabooks.thebase.in/items/79638985 【仕様】 判型:A5 48頁 【発行】 亀石みゆき http://fimpen.web.fc2.com/ https://twitter.com/mkameishi
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【サイン本】『そだつのをやめる』青柳菜摘=著
¥2,750
【送料】 送料190円(スマートレター180円+梱包資材+作業料) 中原中也賞受賞の青柳菜摘による二冊目の詩集。37篇所収。 — 雨は山になりつつあった 雷が息を殺す アプリが三十分後にぼくは眠ると言った だけどもうすこし粘ってささやく雷を聴く 声がセミからして 雨がやんだ跡が山になって 大航海をすませたセミが 精一杯鳴く声がする 「鳴くことは喋ることじゃない」 だから尺度を探してぼくを見てほしい 雷が鳴いた — 造本設計、装幀 柳川智之 編集 和田信太郎 発行 thoasa 19.5×21cm|118p|2022年|ドイツ装(無線綴じ)|日本語 --------------------------------------- 青柳菜摘(あおやぎ なつみ) 1990年東京都生まれ。ある虫や身近な人、植物、景観に至るまであらゆるものの成長過程を観察する上で、記録メディアや固有の媒体に捉われずにいかに表現することが可能か。リサーチやフィールドワークを重ねながら、作者である自身の見ているものがそのまま表れているように経験させる手段と、観客がその不可能性に気づくことを主題として取り組んでいる。 2016年東京藝術大学大学院映像研究科メディア映像専攻修了。近年の活動に「亡船記」(十和田市現代美術館, 2022)、「家で待つ君のための暦物語」(東京藝術大学大学美術館, 2021)、オンラインプロジェクト「往復朗読」(2020-継続中)、第10回 恵比寿映像祭(東京都写真美術館, 2018)など。また書籍に『孵化日記2011年5月』(thoasa publishing, 2016)、小説『フジミ楼蜂』(ことばと vol.3 所収, 2021)、詩集『家で待つ君のための暦物語』(2021)がある。コ本や honkbooks主宰。「だつお」というアーティスト名でも活動。 http://datsuo.com --------------------------------------- 目録 ユキちゃんユキちゃん 土のなか吐いて潜る 製紙工場の白い紙 体温のない吐息 ソテツはぼくの名前 メロンソーダの巣 夜の箱 製紙工場の白い紙 放射線ドッヂボール 夕暮れの黒い土手 風呂モニュメンタル メロンソーダの巣 夜の箱 鍵あなのドジョウ セミ はしごの先 待ちあわせ 飲んでいるふり グラウンド・タイム・スケープ 夕日を見ない 手のなかのチョウ 三本のチョコバナナ 外側の動物園 夜の箱 中学二年生 死んでない ジェットエンジン さがしもの 遠くから見る現在地のピン 授業予知 土のなかのチョウ 小さな虫大きな虫 空気のかたち 雨がみえなくなる未来 ただ光るだけのLED光が照らさない 鍵、手のひらのチョウ
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『ほんやく日和 19-20世紀女性作家作品集 vol.4』
¥1,100
【送料】 送料190円(スマートレター180円+梱包資材+作業料) 【お知らせ】 『ほんやく日和 19-20世紀女性作家作品集 vol.3』はこちら https://cavabooks.thebase.in/items/57568906 【内容紹介】 「動物の子ども図鑑 その四」イーディス・ブラウン・カークウッド文/M・T・ロス絵 「パティ、大学へ行く」ジーン・ウェブスター 「名探偵ベイリスと空想の助手」キャロリン・ウェルズ 「運命」アダ・ネグリ 「長い道のり」エレノア・ポーター 「小さな黄色のモカシン」ジェーン・ペンツァー・マイヤーズ 「ゴーストフラワー、または白いクロウタドリの話」ジェーン・ペンツァー・マイヤーズ 「双子」イーディス・ネズビット 「ジョゼフィンを結婚させるには」エリザベス・ジョーダン 「四月の雨」イーディス・ウォートン 【仕様】 A5・並製 【発行】 同人倶楽部 ほんやく日和 https://twitter.com/Honyaku_Biyori
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『女の子たちと公的機関 ロシアのフェミニストが目覚めるとき』
¥2,200
ダリア・セレンコ クセニヤ・チャルィエワ 絵 高柳聡子 訳 定価:2000円+税 判型:四六判並製 頁数:128ページ(挿絵:カラー) 装幀:鈴木千佳子 発売:2023年2月24日 原題:Девочки и институции ISBN 978-4-909910-17-2 内容 「親愛なる女の子たち、私たちには決死のストライキが必要だよ。生きていることが耐えがたくなったよ」 プーチン政権下で「国の道具」にされてきた非正規雇用の〈女の子〉たちが覚醒する。 ウクライナ侵攻前夜に書かれた、フェミニスト誕生小説 ロシアの作家でフェミニスト、反戦活動家であるダリア・セレンコが描く、プーチン政権下の「公的機関」で働く女の子たちの物語。国にとっては安上がりな道具に過ぎないけれど、私たちがいなければこの国は動かないのでは? 国家と社会の歪みを、日々、身体で受け止めていた彼女たちは、ついにその理不尽さに気づき……。 著者:ダリア・セレンコ Дарья Серенко 1993年ハバロフスク生まれ。ロシアの作家、詩人、フェミニスト、反戦活動家。4歳からはシベリアのオムスクで育ち、16歳で文芸誌『昼と夜』で詩人としてデビュー。ゴーリキー文学大学在学中にも多数の賞にノミネートされる。2017年に第一詩集『図書館の静寂』を刊行、ロシアの「フェミニスト詩」を代表する詩人となる。卒業後はモスクワのネクラーソフ図書館や美術館など国立の文化施設に勤め、実体験を元に、2021年本書を発表。活動家としては、2016年に始めたアクション「静かなピケ」、2020年に創設したLGBTQ活動家の休息施設「フェムダーチャ」で注目を集める。2022年2月初旬に活動を理由に逮捕されたが、釈放と同時にウクライナへの軍事侵攻に反対する「フェミニスト反戦レジスタンス」を組織。執拗な弾圧やヘイトを逃れて2022年3月にジョージアに出国。 絵:クセニヤ・チャルィエワ Ксении Чарыева 1990年モスクワ生まれ。画家、イラストレーター、詩人。フェミニストの詩集やジェンダー関係の書籍のデザインも手掛けている。モスクワ在住。 訳者:高柳聡子(たかやなぎ・さとこ) ロシア文学研究者、翻訳者。早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了。現在は非常勤講師。専門は現代ロシア文学、フェミニズム史。主な著書・論文は、『ロシアの女性誌 時代を映す女たち』(群像社)、「ソ連後期のフェミニズム思想とドストエフスキー」(『ドストエフスキーとの対話』水声社)、「フェミニストはなぜ戦争と闘うのか」(『現代思想』2022年6月臨時増刊号)など。訳書にイリヤー・チラーキ『集中治療室の手紙』(群像社)、『現代ロシア文学入門』(共訳、東洋書店)など。ロシア語圏における女性たちの声を歴史に残すことを課題としている。
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『USO VOL.1』
¥1,100
rn press『USO うそ』 あなたが抱えている 哀しくて みっともなくて 可笑しな嘘を ひとつだけ教えてくれませんか。 極めて私的な文芸誌、創刊! 「うそ USO」 エッセイ 北尾修一 武田 俊 年吉聡太 新見 直 野口理恵 矢代真也 詩 エレナ・トゥタッチコワ 漫画 岡藤真依 佐々木充彦 安永知澄 写真 上田 龍 価格:1,100円(本体1,000円+税) 発行年月:2021年08月 判型:A6 ISBN:9784910422053
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『USO VOL.2』
¥1,320
rn press『USO 2』 極めて私的な文芸誌『USO うそ』、好評につき第2弾発売! あなたが抱えている、 哀しくて、みっともなくて 。可笑しな嘘を ひとつだけ教えてくれませんか。 執筆陣: エッセイ: いとうひでみ 北尾修一 木下龍也 今日マチ子 小谷知也 年吉聡太 矢代真也 若林恵 小説: 辻山良雄 野口理恵 漫画: 安永知澄 岡藤真依 北村みなみ 写真: 濵本 奏 文庫判 縦148mm 横105mm 厚さ14mm 224ページ 並製 定価 1,200円+税 ISBN978-4-910422-00-8 CコードC0095 書店発売日2020年11月17日
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『USO VOL.3』
¥1,430
あなたの嘘をひとつだけ教えてくださいーー。 文庫サイズの小さな文芸誌『USO』の3号目。 特集は「SAY・声」 漫画家、批評家、民俗学者、農家、編集者といったさまざまな執筆陣が、小説、エッセイ、詩を書き下ろし。「嘘」というテーマに加え、今回は「声」についての作品も掲載します。 執筆陣 石山さやか、磯上竜也、岡藤真依、エレナ・トゥタッチコワ、加瀬 透、鎌田裕樹、今日マチ子、スケラッコ、辻山良雄、年吉聡太、野口理恵、畑中章宏、ベンジャミン・クリッツァー、矢代真也、若林 恵 目次: 『パルマコン・パレルゴン』加瀬 透 『Nのお葬式』野口理恵 『声の発見』若林 恵 『ぼくはまだぼくのままだった』辻山良雄 『不惑の性』岡藤真依 『タマや』年吉聡太 『合流』エレナ・トゥタッチコワ 『謝罪と母と記憶と嘘』矢代真也 『民俗学者は嘘をつく』畑中章宏 『クラゲ』今日マチ子 『ウソと「めんどくささ」と道徳』ベンジャミン・クリッツァー 『波風を立てる/塗り込める』石山さやか 『嘘についての私辞典・手記』鎌田裕樹 『しょうゆさしのうそまじり日記』スケラッコ 『八月・嘘・日記』磯上竜也 特別寄稿:まろりぬ 価格:1,430円(本体1,300円+税) 発行年月:2021年11月 判型:A6 ISBN:9784910422060
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『USO VOL.4』
¥1,650
「USO」シリーズ第4弾! シリーズ最厚・大ボリュームでお届けします。 「あなたの嘘を教えてください」をテーマに、漫画家、文筆家などさまざまな人がとっておきの嘘を書き下ろします。 今回の特集は「YES・イエス ・肯定」。自己肯定感と嘘についてご執筆いただいています。 目次ーーーーーーーーーーーーーーーー <特集:YES・イエス・肯定> 『今日も吉祥寺のルノアールで』野口理恵 『あめん』若林 恵 『きのうの私は「はい」と言った』石山さやか 『夜の散歩』今日マチ子 『ビールもう一本!』辻山良雄 『すべてがウソになる』年吉聡太 『それが答えだ』岡藤真依 『メガネと金髪と京都』矢代真也 『わたくしがYES』少年アヤ <USO・うそ・嘘> 『ストーリーテラー』佐久間裕美子 『ささやかな復讐』DJまほうつかい(西島大介) 『じいちゃんの死』早坂大輔 『再会する時間』大横山飴 『私と嘘』旦 悠輔 特別寄稿 西川勇大 特別寄稿 妹尾龍都 特別寄稿 nene 前書きーーーーーーーーーーーーーーーー USO うそ 嘘 「あなたの嘘を教えてください」 このテーマで二〇一九年にはじめたこの本には たくさんの嘘が載っています。 心の奥にしまいこんだ気持ちを引っ張り出して文章にすると、 抱えてきたものがいつの間にか一人歩きをして、 今度は知らない誰かの気持ちを引っ張り出します。 そんなことの連続で四号目までやってきました。 お気づきだと思いますが、「嘘を教えてください」というのは嘘で 「本当のあなたを教えてください」というのが本当です。 あなたはどんな気持ちで嘘をつくのですか。 嘘をついてしまったあなたはどんな気持ちになりますか。 深く後悔しますか。 それとも、してやったり、ですか。 あなたはどんな人なのですか。 私はあなたのことが知りたいです。 あなたがどんな人なのか、ものすごく知りたいです。上っ面で笑い合うのではなくて、 空虚なSNSで友達申請をするのではなくて、 あなたの心の中にある柔らかい部分に触れたいのです。 どんなことで笑いますか。 どんなことが悲しいですか。 どんなことで傷つき、 どんなことで幸せな気持ちになりますか。 私はむきだしのあなたが知りたいのです。 だからあなたの嘘を私に教えてくれませんか。 特集YESよりーーーーーーーーーーーーーーーー 「愛してる?」と聞かれたときにどうしても口ごもってしまったりします。「YES」ということばがどうしてもうまく出てこないのです。「YES」ということばがとてつもなく危険なことばに思えて、怖さが喉の奥からせりあがってきて、口がからからに乾いてしまいます。そのときあなたは必死でガードを固めようとしているに違いありません。なんとか自分を手放さずに済むよう、自分というものに必死にそれにしがみついているのです。 自分というものの一体何がそんなに大事なのか、と頭で考えることは簡単です。けれども、いざそれを手放せと言われたら、やはり、どうしたって、怖気づいてしまいます。そういう自分がダサいなと思ったりもします。そう思いながらも、「YES」ということばが、いつまで経っても怖いままなのです。(若林恵「あめん」より) 価格:1,650円(本体1,500円+税) 発行年月:2022年11月 判型:A6 ISBN:9784910422121