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『女の子たちと公的機関 ロシアのフェミニストが目覚めるとき』
¥2,200
【送料】 スマートレター(210円)に梱包資材(OPP袋)と梱包作業料を併せた金額を送料とさせていただきます。 保障や追跡サービスがないことを予めご了承ください。 https://www.post.japanpost.jp/service/smartletter/ ※2024年10月1日からスマートレターの送料が180円→210円に値上げしました。 ダリア・セレンコ クセニヤ・チャルィエワ 絵 高柳聡子 訳 定価:2000円+税 判型:四六判並製 頁数:128ページ(挿絵:カラー) 装幀:鈴木千佳子 発売:2023年2月24日 原題:Девочки и институции ISBN 978-4-909910-17-2 内容 「親愛なる女の子たち、私たちには決死のストライキが必要だよ。生きていることが耐えがたくなったよ」 プーチン政権下で「国の道具」にされてきた非正規雇用の〈女の子〉たちが覚醒する。 ウクライナ侵攻前夜に書かれた、フェミニスト誕生小説 ロシアの作家でフェミニスト、反戦活動家であるダリア・セレンコが描く、プーチン政権下の「公的機関」で働く女の子たちの物語。国にとっては安上がりな道具に過ぎないけれど、私たちがいなければこの国は動かないのでは? 国家と社会の歪みを、日々、身体で受け止めていた彼女たちは、ついにその理不尽さに気づき……。 著者:ダリア・セレンコ Дарья Серенко 1993年ハバロフスク生まれ。ロシアの作家、詩人、フェミニスト、反戦活動家。4歳からはシベリアのオムスクで育ち、16歳で文芸誌『昼と夜』で詩人としてデビュー。ゴーリキー文学大学在学中にも多数の賞にノミネートされる。2017年に第一詩集『図書館の静寂』を刊行、ロシアの「フェミニスト詩」を代表する詩人となる。卒業後はモスクワのネクラーソフ図書館や美術館など国立の文化施設に勤め、実体験を元に、2021年本書を発表。活動家としては、2016年に始めたアクション「静かなピケ」、2020年に創設したLGBTQ活動家の休息施設「フェムダーチャ」で注目を集める。2022年2月初旬に活動を理由に逮捕されたが、釈放と同時にウクライナへの軍事侵攻に反対する「フェミニスト反戦レジスタンス」を組織。執拗な弾圧やヘイトを逃れて2022年3月にジョージアに出国。 絵:クセニヤ・チャルィエワ Ксении Чарыева 1990年モスクワ生まれ。画家、イラストレーター、詩人。フェミニストの詩集やジェンダー関係の書籍のデザインも手掛けている。モスクワ在住。 訳者:高柳聡子(たかやなぎ・さとこ) ロシア文学研究者、翻訳者。早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了。現在は非常勤講師。専門は現代ロシア文学、フェミニズム史。主な著書・論文は、『ロシアの女性誌 時代を映す女たち』(群像社)、「ソ連後期のフェミニズム思想とドストエフスキー」(『ドストエフスキーとの対話』水声社)、「フェミニストはなぜ戦争と闘うのか」(『現代思想』2022年6月臨時増刊号)など。訳書にイリヤー・チラーキ『集中治療室の手紙』(群像社)、『現代ロシア文学入門』(共訳、東洋書店)など。ロシア語圏における女性たちの声を歴史に残すことを課題としている。
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『1930年のイギリス料理』ヒラヤマ探偵文庫
¥3,100
SOLD OUT
【ヒラヤマ探偵文庫】 その他のラインナップはカテゴリの「文芸」→「ヒラヤマ探偵文庫」からお探しください。 本書は“Bestway” Cookery Gift Book Sixth Book の翻訳です。 出版年は明記されていませんが、バースデーケーキの写真に「1930」とありますので、おそらく1930年か1931年の出版と思われます。 イギリスの一般家庭で供されることを想定した料理本ですが、出来上がりの写真が掲載されているのは珍しいと思います。 ケーキ パン・スコーン・ティーケーキ オードブル スープ 魚料理 寮の獲物と鶏肉 肉料理 熱いプディング 冷たいデザート セイボリーと朝食 野菜&サラダ ジャムとピクルス キャンディ&ボンボン サンドイッチ の各項目で、写真入りレシピを300種類以上ご紹介しています。 第一次世界大戦と第二次世界大戦のあいだ、探偵小説の黄金時代といわれたイギリスがイギリスらしかった最後の時代の家庭をお楽しみください。 【書誌】 訳者:平山雄一 判型:A5版 頁数:292頁 発行:2023年11月
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キャサリン・ルイーザ・パーキス『ラヴデイ・ブルックの事件簿』ヒラヤマ探偵文庫
¥2,100
SOLD OUT
【ヒラヤマ探偵文庫】 その他のラインナップはカテゴリの「文芸」→「ヒラヤマ探偵文庫」からお探しください。 『英国古典推理小説集』(岩波文庫)に一作品収録された短編集、キャサリン・ルイーザ・パーキス(Catherine Louisa Pirkis 一八三九~一九一〇)のThe Experiences of Loveday Brooke, Lady Detective (1894)の全訳です。 収録作品は 玄関階段に残された黒い鞄 トロイテ・ヒルの殺人 レッドヒルの修道女 王女の復讐 短剣の絵 ファウンテイン・レーンの幽霊 失踪! の七作品で、どれも「シャーロック・ホームズのライバル」である女性私立探偵ラヴデイ・ブルックが見事解決をします。 【書誌】 著者:キャサリン・ルイーザ・パーキス 訳者:平山雄一 判型:新書版 頁数:204頁 発行:2023年11月
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『翻訳文学紀行Ⅳ』
¥990
【送料】 スマートレター(210円)に梱包資材(OPP袋)と梱包作業料を併せた金額を送料とさせていただきます。 保障や追跡サービスがないことを予めご了承ください。 https://www.post.japanpost.jp/service/smartletter/ ※2024年10月1日からスマートレターの送料が180円→210円に値上げしました。 【内容】 ウィットに富んだ笑い話や、痛ましい悲劇、奇想天外なおとぎ話…… この世界は物語に溢れていて、モノリンガルな世界からのみでは到底見渡しきれない。帰郷した旅人が旅先での出来事を語るように、外国語の世界で発見したとびっきりの物語を皆様にお伝えする。それが、翻訳文学紀行の翻訳者たちの夢です。 翻訳文学同人の注目アンソロジーにして当店のベストセラー『翻訳文学紀行』の第4弾。 【発送方法】 発送は、日本郵便の「スマートレター」にて行います(ポストへの投函となります)。 https://www.post.japanpost.jp/service/smartletter/ 【目次】 「南遊印象記」 張我軍 著/余玟欣 訳 台湾華語文学(台湾) 「浴室、身体、そしてエレガンス」[他二編]ミレナ・イェセンスカー 著/半田幸子 訳 チェコ語文学(チェコスロヴァキア) 「詩の貧困」 エティエンヌ・レロ 著/小松正道 訳 フランス語文学(カリブ海地域) 「二人のロノ」[抄訳](英語より重訳) ジャン・シャルロ 著/阪本佳郎 訳 ハワイ語文学(ハワイ) 「僕の妻の小説」 アカ・モルチラゼ 著/児島康宏 訳 ジョージア語文学(ジョージア) 【仕様】 文庫サイズ 182頁 発行:ことばのたび社 https://twitter.com/translaveller
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『翻訳文学紀行Ⅴ』
¥1,210
【送料】 スマートレター(210円)に梱包資材(OPP袋)と梱包作業料を併せた金額を送料とさせていただきます。 保障や追跡サービスがないことを予めご了承ください。 https://www.post.japanpost.jp/service/smartletter/ ※2024年10月1日からスマートレターの送料が180円→210円に値上げしました。 『翻訳文学紀行Ⅴ』 【内容】 ウィットに富んだ笑い話や、痛ましい悲劇、奇想天外なおとぎ話…… この世界は物語に溢れていて、モノリンガルな世界からのみでは到底見渡しきれない。帰郷した旅人が旅先での出来事を語るように、外国語の世界で発見したとびっきりの物語を皆様にお伝えする。それが、翻訳文学紀行の翻訳者たちの夢です。 翻訳文学同人の注目アンソロジーにして当店のベストセラー『翻訳文学紀行』の第5弾。 【発送方法】 発送は、日本郵便の「スマートレター」にて行います(ポストへの投函となります)。 https://www.post.japanpost.jp/service/smartletter/ 【目次】 「バレンズィ」E・ケジラハビ=著/小野田風子=訳 スワヒリ語文学(タンザニア) 「文天祥詩選」文天祥=著/村田真由=訳 中国語文学(中国) 「ロンボ」[抄訳]エスター・キンスキー=著/中村峻太郎=訳 ドイツ語文学(イタリア) 「私はバリケードを築いていた」[抄訳]アンナ・シヴィルシェチンスカ=著/山本悠太朗=訳 ポーランド語文学(ポーランド) 「ベター・ライフ」ミハエラ・クレヴィソヴァー=著/家田恭=訳 チェコ語文学(チェコ) 【仕様】 文庫サイズ 発行:ことばのたび社 https://twitter.com/translaveller
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森下雨村『二重の影』(森下雨村少年少女探偵小説コレクション1)ヒラヤマ探偵文庫
¥800
SOLD OUT
【送料】 スマートレター(210円)に梱包資材(OPP袋)と梱包作業料を併せた金額を送料とさせていただきます。 保障や追跡サービスがないことを予めご了承ください。 https://www.post.japanpost.jp/service/smartletter/ ※2024年10月1日からスマートレターの送料が180円→210円に値上げしました。 【ヒラヤマ探偵文庫】 その他のラインナップはカテゴリの「文芸」→「ヒラヤマ探偵文庫」からお探しください。 本巻には、佐川春風名義「幻の男」(『日本少年』大正13年1月号)と森下雨村名義「二重の影」(『少女倶楽部』大正12年1月号~4月号)の二作品が収録されている。「幻の男」は、江戸川乱歩「怪人二十面相」において博物館の館長に化けるトリックの元ネタになった作品であるといわれている。主人公の河合茂夫少年は、『日本少年』における雨村の少年探偵シリーズキャラクターである。掲載された『日本少年』大正13年1月号は、「少年努力成功号」という特集であるが、関東大震災後なので、肩の凝らない、少年探偵の成功物語を、雨村は描きたかったのだろう。今回、ようやく復刻することができた。 「二重の影」は、『少女倶楽部』創刊号から四ヶ月間連載された作品である。創刊号からの掲載なので、力のこもった作品になっている。ほぼ同時期に、雨村は『少年倶楽部』にも佐川春風名義で「少年探偵富士夫の冒険」を連載していた。雑誌の読者集団が異なるので、その書きぶりの違いに注目してほしい。 主人公、澤本美智子の目線にそって描かれた殺人事件は、『少女倶楽部』の読者達に寄り添い、共感しやすいものなっていた。そこには、生活に密着しながら、少しでも冒険を夢見る〈少女〉がいたのである。はたして「二重の影」の「二重」とは、いったい何を意味するのであろうか。 【書誌】 著者:森下雨村 判型:新書版 頁数:70頁 発行:2023年9月
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ウォーターズ著『ある刑事の冒険談』ヒラヤマ探偵文庫
¥2,100
【送料】 スマートレター(210円)に梱包資材(OPP袋)と梱包作業料を併せた金額を送料とさせていただきます。 保障や追跡サービスがないことを予めご了承ください。 https://www.post.japanpost.jp/service/smartletter/ ※2024年10月1日からスマートレターの送料が180円→210円に値上げしました。 【ヒラヤマ探偵文庫】 その他のラインナップはカテゴリの「文芸」→「ヒラヤマ探偵文庫」からお探しください。 本書は、Recollections of A Detective Police-Officer Second Series の全訳である。 ヒラヤマ探偵文庫既刊の『ある刑事の回想録』の続刊として、一八五九 年にロンドンのW.Kent社版から出版された。 ※『ある刑事の回想録』はこちら(在庫僅少)☟ https://cavabooks.thebase.in/items/68859897 一部では、シャーロック・ホームズ・シリーズが、初めての同一主人公 の連載読み切り短編探偵小説シリーズであり、そのおかげで人気を博すよ うになったとも言われているが、実際にはこのシリーズのように、すでに 連載読み切り短編という形式は存在していた。しかもチェンバース・エジ ンバラ・ジャーナルはコナン・ドイルの生まれ故郷エジンバラで発行され ていた雑誌なのだから、彼が子供の頃に手に取っていた可能性もある。 (もちろんコナン・ドイルは一八五九年生まれなので、もし読めたとして も古雑誌だったかもしれないが)。ただ毎月毎号掲載されたわけではな い。もっともそれくらいしかホームズ・シリーズとの差はない。われわれ が知らないだけであって、歴史は黙って繰り返されているのではないだろ うか。 【書誌】 著者:ウォーターズ 翻訳:平山雄一 判型:新書版 頁数:192頁 発行:2023年9月
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アジアを読む文芸誌『オフショア』第三号
¥1,650
【送料】 スマートレター(210円)に梱包資材(OPP袋)と梱包作業料を併せた金額を送料とさせていただきます。 保障や追跡サービスがないことを予めご了承ください。 https://www.post.japanpost.jp/service/smartletter/ ※2024年10月1日からスマートレターの送料が180円→210円に値上げしました。 「やすい」や「おいしい」ではない、一歩踏み込んだアジア。ウェブメディア「Offshore」が紙の雑誌としてリニューアルした、アジアを読む文芸誌『オフショア』の第三号。 『オフショア』第三号 四六判・並製本・176ページ・モノクロ ISBN 978-4-9912649-3-1 C0495 ¥1500E 定価(本体 1500 円+税) 発行 2023年8月22日 (農歴七月七日 七夕) 発送方法:スマートレター(追跡なし、ポスト投函) 2023年8月22日頃より順次発送いたします。 目次 ■武田力インタビュー「分断を越えるための演出術――俳優と民俗芸能の経験から」聞き手・構成:山本佳奈子 ■「芸術と力 ジョグジャカルタの知」金悠進 ■「私は如何にして心配するのを止めてマレーシアの生活を楽しむようになったか」友田とん ■連載・第三回「台湾における市民による地下メディア実践と民主化との関係――1990年代の台湾の地下ラジオ運動を軸として」『巻き起こった地下ラジオ旋風』和田敬 ■聞き書き・第三回「営業のさちよさん」檀上遼 ■「プンムルと追悼――演奏を通じた加害の歴史の語りなおし」齊藤聡 ■「わたしと、中国の幾つかのこと」長嶺亮子 表紙装画:胡 沁迪(フー・チンディ) ロゴ・表紙デザイン:三宅 彩 === 「後ろを振り返りながら前を向く」。 日本における、日本以外のアジア地域の音楽・アート・カルチャーの受容は、グローバルな情報社会のおかげで何の垣根もなく進んでいます。過去の日本が行った植民地政策や侵略者としての歴史を忘却してしまったとしても、交流していけるのかもしれません。しかしオフショアは、カジュアルな交流のその一歩向こう側に踏み出して、日本とアジアの関係の適切な積み重ね方を探ります。
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『大阪SFアンソロジー』
¥1,650
【送料】 スマートレター(210円)に梱包資材(OPP袋)と梱包作業料を併せた金額を送料とさせていただきます。 保障や追跡サービスがないことを予めご了承ください。 https://www.post.japanpost.jp/service/smartletter/ ※2024年10月1日からスマートレターの送料が180円→210円に値上げしました。 『京都SFアンソロジー』はこちら https://cavabooks.thebase.in/items/77035205 『トウキョウ下町SFアンソロジー』はこちら https://cavabooks.thebase.in/items/90786213 【内容】 大阪を知る10名が綴る2045年の大阪の物語。万博・AI・音楽・伝統、そして、そこに生きる人々――。そこにあるのが絶望でも、希望でも、このまちの未来を想像してみよう。大阪/京都を拠点にする Kaguya Books より、待望の地域アンソロジー第1弾刊行! 【収録作品】 北野勇作「バンパクの思い出」 玖馬巌「みをつくしの人形遣いたち」 青島もうじき「アリビーナに曰く」 玄月「チルドボックス」 中山奈々「Think of All the Great Things」 『大阪SFアンソロジー:OSAKA2045』Kaguya Books 社会評論社 正井 価格:1,650円(本体1,500円+税) 発行年月:2023年08月 判型:A6 ISBN:9784784541485
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『京都SFアンソロジー』
¥1,650
【送料】 スマートレター(210円)に梱包資材(OPP袋)と梱包作業料を併せた金額を送料とさせていただきます。 保障や追跡サービスがないことを予めご了承ください。 https://www.post.japanpost.jp/service/smartletter/ ※2024年10月1日からスマートレターの送料が180円→210円に値上げしました。 『大阪SFアンソロジー』はこちら https://cavabooks.thebase.in/items/77035295 『トウキョウ下町SFアンソロジー』はこちら https://cavabooks.thebase.in/items/90786213 【内容】 京都にゆかりのある8名の作家が綴る、京都SFアンソロジー。1000年の都? いえいえ、わたしたちの棲む町。アート、池、記憶、軒先駐車、松ぼっくり、物語――。妖怪もお寺も出てこない、観光地の向こう側をお届けします。大阪/京都を拠点にするKaguya Booksより、待望の地域SFアンソロジー第1弾刊行! 【収録作品】 千葉集「京都は存在しない」 暴力と破滅の運び手「クラーク・ワークス」 鈴木無音「聖地と呼ばれる町で」 野咲タラ「おしゃべりな池」 溝渕久美子「第二回京都西陣エクストリーム軒先駐車大会」 麦原遼「立看の儀」 藤田雅矢「シダーローズの時間」 織戸久貴「春と灰」 『京都SFアンソロジー:ここに浮かぶ景色』Kaguya Books 社会評論社 井上彼方編 価格:1,650円(本体1,500円+税) 発行年月:2023年08月 判型:A6 ISBN:9784784541492
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『エトセトラ VOL.5』 特集:私たちは韓国ドラマで強くなれる 小山内園子・すんみ 責任編集
¥1,430
SOLD OUT
【送料】 スマートレター(210円)に梱包資材(OPP袋)と梱包作業料を併せた金額を送料とさせていただきます。 保障や追跡サービスがないことを予めご了承ください。 https://www.post.japanpost.jp/service/smartletter/ ※2024年10月1日からスマートレターの送料が180円→210円に値上げしました。 エトセトラ VOL.5 特集:私たちは韓国ドラマで強くなれる 小山内園子・すんみ 責任編集 定価:1300円+税 判型:A5判・並製 頁数:128ページ 表紙デザイン:福岡南央子 本文デザイン・組版:水上英子 発売:2021年5月30日 ISBN:978-4-909910-12-7 フェミニストが韓国ドラマを語り、フェミニズムで韓国ドラマを知る 韓国ドラマは一体なぜこんなにも私たちを熱くするのか? 数々の名ドラマが生まれてきた背景を探り、文化をアップデートしてきた女性たちのことばを聴く。 進みつづける韓国ドラマに、私たちも続けるはず。 目次 特集:私たちは韓国ドラマで強くなれる はじめに 小山内園子 【韓国ドラマの今】 オ・スギョン「#MeToo運動後に韓国ドラマで描かれた女性の物語」(承賢珠訳) ファン・ギュンミン「進化するヒロインたち:韓国ドラマにおける女性像の変遷」 【読者アンケート】 あなたがフェミニズムを感じるドラマ 【韓国ドラマを知る】 韓国ドラマと韓国社会・女性史年表(作成:山下英愛) 金香清「韓国ドラマの歴史を知るために――『砂時計』を振り返る」 成川彩「視聴者の声に敏感な韓国のドラマ作り」 木下美絵「飾らない、飾る必要もない、女性たちの結婚・出産ストーリー」 韓国の女性たちが選ぶ〈両性平等メディア賞〉とは 韓国ドラマの「企画意図」を読む 【インタビュー】 チョン・セラン「『保健教師アン・ウニョン』について一問一答」 山下英愛「韓国フェミニズム研究者が語る、ドラマと女性たちの結びつき」 イ・ラン「固定観念をひっくり返してみたくて私はドラマをつくってきた」 【私が好きなドラマと台詞】 松田青子✕『ハイエナ』 小林エリカ✕『愛の不時着』 今井亜子✕『椿の花咲く頃』 アンティル✕『宮廷女官チャングムの誓い』 温又柔✕『愛の不時着』 金承福✕『美しき人生』 【コラム】 河野真理江「『メロ』と『悪女』――韓国宮廷時代劇についての覚書」 西森路代「韓国ドラマのビジュアルは、なぜ日本でラブコメ風になってしまうのか」 【対談】 田房永子✕柚木麻子「私たちは日本のドラマでも強くなれる?」 【編集部座談会】 変化し続ける韓国ドラマにこれからもついていきます! おわりに すんみ 【連載】 編集長フェミ日記 2020年11月〜2021年4月/小山内園子・すんみ (新連載!) ふぇみで大丈夫 ナガノハル/vol.1:女は経済的自立で自由になるか? ここは女を入れない国 伊藤春奈(花束書房)/第3回:甲子園と女人禁制 Who is she? 大橋由香子/第3回:乳を売る彼女 LAST TIME WE MET彼女たちが見ていた風景 宇壽山貴久子 私のフェミアイテム 森本優芽 NOW THIS ACTIVIST 津賀めぐみ etcbookshop通信 【寄稿】 いちむらみさこ「感動ビジネスと家父長制組織のオリンピック・パラリンピック」 岩川ありさ「呼びかけと応答――フェミニズム文学批評という革命」
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『エトセトラ VOL.9』 特集:NO MORE 女人禁制!
¥1,540
【送料】 スマートレター(210円)に梱包資材(OPP袋)と梱包作業料を併せた金額を送料とさせていただきます。 保障や追跡サービスがないことを予めご了承ください。 https://www.post.japanpost.jp/service/smartletter/ ※2024年10月1日からスマートレターの送料が180円→210円に値上げしました。 エトセトラ VOL.9 特集:NO MORE 女人禁制! 伊藤春奈(花束書房) 特集編集 定価:1400円+税 判型:A5判・並製 頁数:144ページ 表紙デザイン:福岡南央子 本文デザイン・組版:水上英子 発売:2023年5月26日 ISBN:978-4-909910-18-9 「女人禁制」は、もういらない! マイノリティへの差別・排除と深くつながる「女人禁制」の歴史を探りながら、国や家父長制が追い出してきたものはなにか、その底にあるのはなにかを知る特集号。 昔から、宗教や伝統のかたちを借りて、特定の職業や場所、集団に女性を入れない仕組みをつくってきた国、日本。21世紀になっても、大相撲、甲子園、古典芸能、山、プロの厨房、祭りなどなど、多くの場に「女人禁制」文化が残っています。フェミマガジン9号目は、女性史を中心としたライター・編集者の伊藤春奈をゲスト編集長に、多様な書き手や語り手が集まり、この問題を考えます。 エッセイ、インタビュー、読者投稿、漫画、いまだ「女性」が登れない「大峰山」への質問も! 誰かをどこかに「入(い)れない」システムはもう終わりにしよう。 目次 特集:NO MORE 女人禁制! 特集のはじめに 【読者投稿】 あなたが知っている「女人禁制」 【論考・エッセイ・漫画】 源淳子「『女人禁制』と天皇制」 堀越英美「『山の神』と『女芸人』に求められてきたもの」 柚木麻子「ラーメンいちから作ってみたら自然と腕組みしちゃってた記」 山崎ナオコーラ「『女人禁制』と『源氏物語』と出家、ついでに私」 はらだ有彩「能・卒都婆小町と私」 佐藤瑞枝「博多祇園山笠――このホモソーシャルな世界」 (地元の声/永島順子) 林葉子「〈女性の穢れ〉と近代公娼制度」 金貴粉「ハンセン病療養所に生きた在日朝鮮人女性たち」 川﨑那恵「『アナーカ部落フェミニストの会』創立への呼びかけ」 堀江有里「性への忌避――キリスト教の女性嫌悪・同性愛嫌悪をめぐる断想」 鳥山純子「家父長制はマザコン生成装置なのか――現在モロッコの嫁姑問題から」 牧野雅子「女性専用車両の存在は何を意味しているのか」 【インタビュー】 性善寺・柴谷宗叔「性的マイノリティも地元の人も誰もが入れる『みんなの寺』」 ナモナモ寺・野世阿弥「寺という場所から仏教やフェミニズムをちょっとずつ開く」 桂二葉「まっすぐ自分の声が出せるように」 【アンケート】 女人禁制「大峰山」への質問 「女人禁制」を続ける理由はなんですか? 特集のおわりに ************************************************************ 【寄稿】 吉田亜矢子「渋谷区、美竹公園・神宮通公園野宿者排除に抗して」 長田杏奈「被害者非難の温度を測る」 【対談】 小川たまか✕有馬ゆきみ「フェミニストのライターと弁護士が語る『性暴力』の周辺 VOL.1」 【漫画】 とれたてクラブ「ワタシってディ→バディ→バしてるから」 【新連載】 「祖母の話」/#1高柳聡子「光なき朝を生きて」 「北京会議の前と後」福田和子/第1回「日本各地から北京へ! 草の根の女性たち」 「アート・アクティビズム」北原恵/〈97〉渋谷パルコでゲリラ・ガールズ展――ポストフェミニズム時代の『アート』」 【連載】 「編集長フェミ日記」2022年12月〜2023年3月 「Who is she?」大橋由香子/第6回:取り上げる彼女たち 「LAST TIME WE MET 彼女たちが見ていた風景」宇壽山貴久子 私のフェミアイテム:奥薗和子 NOW THIS ACTIVIST :末原真紀 etc. bookshop通信
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エドウィン・ベアード著『林檎の種』ヒラヤマ探偵文庫
¥800
SOLD OUT
【ヒラヤマ探偵文庫】 その他のラインナップはカテゴリの「文芸」→「ヒラヤマ探偵文庫」からお探しください。 馬場孤蝶訳の「林檎の種」は、米国の銀行の頭取らをねらった連続殺人事 件の話である。犯人は、殺人直後に犯行の電話を新聞社にかけていた。事 件現場には、「Z」と書かれた赤い紙切れと林檎の種を残していた。また殺人 予告の手紙も送り、厳重の警戒の中でも殺人を実行してしまう。次々に起こ る殺人事件。しかし、そのような中で新聞記者のシャムウエーは、犯人を捕ま えようと、ある計画を起こした。はたして、犯人は見つかるのだろうか? この作品は、大正11(1922)年に創刊されたばかりの『週刊朝日』に連載さ れた。当時、探偵小説を読み耽っていた馬場孤蝶の翻訳だ。原作は、エドウ ィン・ベアード(Edwin Baird 1886-1954)の「Z」("Detective Story Magazine" Aug 27 1921)である。 エドウィン・ベアードは、大正12(1923)年に創刊された怪奇、幻想、SF小 説を届けた『ウィアード・テールズ』の初代編集長で知られている。「林檎の 種」は、エドウィン・ベアードがまだパルプ雑誌のライターだった頃に書かれ た作品である。 【書誌】 著者:エドウィン・ベアード他 翻訳:馬場孤蝶 判型:新書版 頁数:68頁 発行:2023年8月
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『英国犯罪実話集2』ヒラヤマ探偵文庫
¥2,100
SOLD OUT
【ヒラヤマ探偵文庫】 その他のラインナップはカテゴリの「文芸」→「ヒラヤマ探偵文庫」からお探しください。 ご好評につき完売した『英国犯罪実話集1』と同じく、「ストランド・マガジン」からイラストを全て復刻して独自編集。 さらに「完訳版 秘中の秘」でおなじみのル・キューの単行本「私の知っていること」から、犯罪に関連する部分を抜粋しました。ロシアの怪僧ラスプーチンの文書から、切り裂きジャックの正体を発見したという一節も含まれています。 探偵の学校――ベルチョンの肖像写真の新分類法 アルダー・アンダーソン 変装の技術 ウィリー・クラークソン 郵便局の犯罪 オースチン・フィリップス ウィーンのラッフルズ ジョセフ・ゴロム なぜ人間は犯罪に惹かれるのか アンナ・キャサリン・グリーン 犯罪者の追跡 各国の探偵方法の比較 ジョセフ・ゴロム テムズ川警察との一夜 密輸業者の手口 阿片窟の一夜 「死人の日記」の著者 私の知っていること ウィリアム・ル・キュー 【書誌】 著者:ウィリアム・ル・キュー他 翻訳:平山雄一 判型:新書版 頁数:196頁 発行:2023年8月
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高田怜央 第一詩集『SAPERE ROMANTIKA [サペレロマンティカ] 』
¥1,980
【送料】 スマートレター(210円)に梱包資材(OPP袋)と梱包作業料を併せた金額を送料とさせていただきます。 保障や追跡サービスがないことを予めご了承ください。 https://www.post.japanpost.jp/service/smartletter/ ※2024年10月1日からスマートレターの送料が180円→210円に値上げしました。 【お知らせ】 高田怜央 2nd GIG『ANAMNESIAC』はこちら https://cavabooks.thebase.in/items/95726404 編集・発行人: 岡田翔 寄稿: 来馬哲平、 横田祐美子 デザイン: 相島大地 協力: 永井玲衣、 山本浩貴 発行:paper company サイズ:173x105 mm ページ数:72p 言語:英・日 発行日:2023年8月1日 仕様:セミハードカバー|オフセット印刷 価格:1,980円(税込) 【著者プロフィール】 高田怜央(Leo Elizabeth Takada) 翻訳者・詩人。1991年横浜生まれ、英国スコットランド育ち。上智大学文学部哲学科卒。主な翻訳に、ヴィム・ヴェンダース監督「Perfect Days(原題)」(脚本・字幕)など。英日詩に『ユー・メイド・ミー・ア・ポエット、ガール』(海の襟袖)、「FUTURE AGENDA [未来の議題]」他 二篇(『ユリイカ 』2023年3月号、青土社)など。連載中エッセイ「記憶の天窓」(SIDE TRACK by TWO VIRGINS)。 Twitter: @_elizabeth_remi 目次 <収録詩> VIBRATE MODE / マナーモード Salted / プレ・サレ A cucumber sandwich / サンドイッチのきゅうり Epicurean Feast / 美食家の宴 Cidre / アップルサイダー GELATO / ジェラート そ ば [soba] / 蕎麦屋 My Chocolatier / マイ・ショコラティエ Kiss me in the night instead / キス・ミー・イン・ザ・ナイト・インステッド Iced Coffee / アイスコーヒー [BONUS LYRIC] Koiwai Strawberry Farm / 小岩井ストロベリー農場 <寄稿> 「ライオンのおくち」横田祐美子(フランス哲学研究者/立命館大学衣笠総合研究機構助教) 「満ちたりない、完璧に」来馬哲平(アメリカ文学研究者/青山学院大学文学部准教授) 推薦コメント たくさんのひとが、世界をどうやって見ることができるか頭を悩ませているあいだ、あなたは世界がこちらをじっと見つめていることに、とっくに気がついている。たくさんのひとが、世界を切り取ることに躍起になっているあいだ、あなたは世界と毎晩ダンスをしている。そんなひとが、詩を書いたらどうなるのだろう。 永井玲衣 哲学研究者 著書『水中の哲学者たち』晶文社 私たちは皆、翻訳し、複数の言語を生きている。人は頭に浮かぶイメージを言葉にして考える。ある言語から別の言語への変換は翻訳だ。日本語しか使わない人も複数の言語で話している。相手に応じて言葉を使い分けるから。高田怜央は、私たちにとって実は身近な、翻訳と複数の言語が生みだす奇跡を提示する。それは翻訳という行為を通して英語と日本語という複数の言語を往復しながら展開される思索・詩作の結晶としての軌跡だ。 山本浩貴 文化研究者 著書『現代美術史:欧米、日本、トランスナショナル』中公新書 原文の英語の詩と日本語訳の双方を、亡霊的な原詩から剥がれ落ちた片割れ同士の関係に置くように読者に促す本書のかたちは、遠い恋人との合一を願う言葉を紡いだサッフォーの穴だらけのパピルスのような断片性を身にまとう。 来馬哲平 アメリカ文学研究者 寄稿「満ちたりない、完璧に」より 言語と舌が同じであるように、知ることと味わうことは切り離せない。 そして、書くことと語ることも。 横田祐美子 フランス哲学研究者 寄稿「ライオンのおくち 」より
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『じゃむパンの日』
¥1,980
【送料】 スマートレター(210円)に梱包資材(OPP袋)と梱包作業料を併せた金額を送料とさせていただきます。 保障や追跡サービスがないことを予めご了承ください。 https://www.post.japanpost.jp/service/smartletter/ ※2024年10月1日からスマートレターの送料が180円→210円に値上げしました。 時を超えて。生まれ育った京都へのおもい。こぼれだす笑い。 『乙女の密告』で芥川賞を受賞。 2017年に早逝した著者によるエッセイ55 篇。岸本佐知子との「交換日記」併録。 日常を描いていながら、想像が羽ばたき、 ことばで世界を様変わりさせていく。 ここに生きている人たちがいとおしくて、読んでいると、 ふしぎと気持ちがあたたかくなる。初のエッセイ集にして、マスターピース。 価格:1,980円(本体1,800円+税) 発行年月:2022年12月 判型:B6変 ISBN:9784910976006 palmbooks https://palmbooks.jp/
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『palmstories あなた』
¥1,980
【送料】 スマートレター(210円)に梱包資材(OPP袋)と梱包作業料を併せた金額を送料とさせていただきます。 保障や追跡サービスがないことを予めご了承ください。 https://www.post.japanpost.jp/service/smartletter/ ※2024年10月1日からスマートレターの送料が180円→210円に値上げしました。 津村記久子さん、岡田利規さん、町田康さん、又吉直樹さん、大崎清夏さんによる掌篇小説アンソロジー。 赤染晶子著『じゃむパンの日』につづく、palmbooks第2弾 ※『じゃむパンの日』はこちら☟ https://cavabooks.thebase.in/items/76807051 【目次】 ・津村記久子「六階を見習って」 あなたが私に寄越してくれたさまざまな物が、もしその時に手に入らなかったとしたらと考えると、ちょっと恐ろしいなという気がしてくる。 ・町田康「言ひ譯」 此の度は機会を与えてくれてありがとう。本当に感謝している。(…) そんな僕がつい、本当に、と書いてしまったのはマジで貴殿に感謝しているからだ。 ・又吉直樹「行列」 あなたは引っ越してきたばかりの街を一人で歩いている。 ・岡田利規「一月、生暖かい月曜日の午後のこと」 ・大崎清夏「眼鏡のバレリーナのために」 定価1800 円+税 152 ぺージ A6 変形判 ハードカバー palmbooks https://palmbooks.jp/
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『FEU(フー)』
¥1,980
【送料】 スマートレター(210円)に梱包資材(OPP袋)と梱包作業料を併せた金額を送料とさせていただきます。 保障や追跡サービスがないことを予めご了承ください。 https://www.post.japanpost.jp/service/smartletter/ ※2024年10月1日からスマートレターの送料が180円→210円に値上げしました。 【お知らせ】 姉妹雑誌『イリュミナシオン』はこちら https://cavabooks.thebase.in/items/48458667 仏・米・露の翻訳文学や物故作家に纏わる創作、エッセイ、写真、ドローイングを収録し、評判を呼んだアンソロジー『イリュミナシオン』の姉妹誌が登場。基本的なコンセプトは同誌と共有しつつ、実験的な言語表現や独自の写真表現を探る場として立ち上げました。タイトルは火、明かり、そして砲火を意味する『FEU(フー)』と命名しました。 前回好評いただいたヴヴェヂェンスキィやアルトー「イヴリーの手帖」抄訳に加え、アルトーも評価したジャン=ピエール・デュプレーの詩や戯曲、ルー・リードに影響を与えたデルモア・シュワルツの詩、プラハ・アヴァンギャルドの作家パウル・レッピンの短編小説など、よりマイナーな海外文学作品も収録。 (出版社HPより) [翻訳作品] ジャン=ピエール・デュプレー 「僕はこの惑星にアレルギーがある」 訳=宮脇諒 パウル・レッピン 「ユダヤ人街の幽霊」 訳=川本奈七星 デルモア・シュワルツ 「剥き出しのベッドのなか、プラトンの洞窟の中で」「一晩中、一晩中」 訳=五井健太郎 「「必敗者」、あるいは夜にとどまり続けた作家」 五井健太郎 アレクサンドル・ヴヴェヂェンスキィ 「挽歌」「残念ながら、僕は獣じゃない」「海の意味」「海の最期」 訳=東海晃久 ポール・ヴァレリー 「CAHIERS,XXV,618-619(あるいは、わたしの回想)」 訳=栗原弓弦 アントナン・アルトー 「アントナン・アルトー『イヴリーの手帖』との対峙」 訳=原智広 「スコラ学的解体とキリストの否定、 存在を忌み嫌うことについてのアルトーの韻律法」 原智広 [その他収録作品] 「啓蒙のパラドクスーー埴谷雄高『死霊』における人工妊娠中絶と革命」 石川義正 濱岡美咲 「フラッシュバルブ」吉田棒一 金村修 小松浩子 「久美のため息」中原昌也 「名医の落とし子」矢田真麻 「坂の詩学」三田洋 装画=kahjooe 装丁/本文デザイン=栗原弓弦 責任編集/発行人=原智広 編集=矢田真麻,山本桜子 版元=合同会社イーケーステイス 日本ではあまり知られていない作家について簡単にご紹介します。 ジャン=ピエール・デュプレー(1930-1959) フランスの詩人・彫刻家。ブルトンの招聘でシュルレアリスムに参加。 パウル・レッピン(1878-1945) プラハのドイツ人作家。ドイツ語で書き、チェコ文学をドイツに紹介。 デルモア・シュワルツ(1913-1966) ニューヨークの詩人。ランボー『地獄の一季節』英訳。ルー・リードに影響を与える。 アレクサンドル・ヴヴェヂェンスキィ(1904-1941) ペテルブルク生まれの作家。ダニイル・ハルムスらとともに「オベリウ」結成。 [仕様] A5変形判 | 並製 184ページ ¥1,800(税抜) ISBN 978-4991004124
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『イリュミナシオン』創刊号
¥2,200
SOLD OUT
【お知らせ】 姉妹雑誌『FEU(フー)』はこちら https://cavabooks.thebase.in/items/76635164 【内容】 仏・米・露の翻訳文学から物故作家に纏わる創作、エッセイ、写真、ドローイングまで、「死者たち」や「光」をテーマに編んだアンソロジー。死者の眼差しが世界を照らし出す光源のような本になることを願い、『イリュミナシオン』と命名しました。 第一線で活躍する小説家から気鋭の文筆家、翻訳者、写真家、俳優、ミュージシャンまで、多様なジャンルで活動する表現者たちの全作品が初公開となります。 海外文学の紹介には特に力を入れており、アントナン・アルトー、ジョルジュ・バタイユ、アンリ・ミショー、トリスタン・ツァラの本邦初訳作品を掲載。また、エドゥアール・ルヴェ、デイヴィッド・ヴォイナロヴィッチ、アレクサンドル・ヴヴェヂェンスキィといった、日本ではまだあまり知られていない作家の作品も収録しています。 【目次】 ジャック・リゴー「俺は真面目になる……」 訳=原智広 ジャック・リゴー「自殺総代理店」「鏡 断章」 訳=宮脇諒 小野麻早 ジョルジュ・バタイユ「仮面」「髑髏」 訳=江澤健一郎 「あめまるや。」いしいしんじ 「蛾」ケンゴマツモト 「無題」階戸瑠李 「塊鐡」吉田棒一 原口統三「二十歳のエチュード」 仏訳=マリエレーヌ・ポワンソ *部分翻訳 「生きることはアンラッキー」狩野萌 エドゥアール・ルヴェ「自画像」 訳=原智広 *部分翻訳 「死の系譜学―〈パンデミック―来るべき民衆〉の傍らで―」江川隆男 「アルチュール・クラヴァンは生きている」谷昌親 アンリ・ミショー「山の娘」「完全性に向かって」「霊感に照らされた時代」 訳=宮脇諒 「音読者」矢田真麻 「げにも女々しき名人芸」中原昌也 「1」南條みずほ 「偉大な科学者スウェーデンボルグと幽体離脱」角由紀子 デイヴィッド・ヴォイナロヴィッチ「ナイフの刃先で生きる」 訳=板倉紗甫 濱岡美咲 トリスタン・ツァラ「逃走」「雲のハンカチ」「バレス裁判」 訳=山本桜子 *部分翻訳 アレクサンドル・ヴヴェヂェンスキィ「まわりにもしや神さまが」「灰色ノート」訳=東海晃久 「言語の貧しさを敬え、あるいは死に、死にならえ、歌い人にして貧しき騎士よ」東海晃久 「アントナン・アルトー『イヴリーの手帖』との対峙」原智広 「火を盗むもの」栗原雪彦 【仕様】 A5判 縦210mm 横136mm 厚さ21mm 重さ 395g 336ページ 【発行】 合同会社EK-Stase(イーケーステイス)
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『絞首台の下で フレデリック・ブウテ残酷戯曲集』
¥1,900
【送料】 スマートレター(210円)に梱包資材(OPP袋)と梱包作業料を併せた金額を送料とさせていただきます。 保障や追跡サービスがないことを予めご了承ください。 https://www.post.japanpost.jp/service/smartletter/ ※2024年10月1日からスマートレターの送料が180円→210円に値上げしました。 【内容紹介】 街外れの処刑場で晒し者になっている三人の絞死人。この世に未練を残す彼らは、魔女や鳥と過去を語らい、幽霊たちと共に尼僧を弄り、狂乱の限りに耽るのだが…。死者と妖魔が支配する夜の世界を描く怪作『絞首台の下で』を筆頭に、夜の眞實に目覚めた男が人々を死へと誘い、死んだはずの詩人が目覚め、夜の酒場が生死の境となる、鬼才ブウテの残酷戯曲を四篇収録。 世に知られた短篇小説の名手として森鴎外と堀口大學に賞賛された作家の百年ぶりの再紹介にして、象徴主義とデカダンスとグランギニョルの時代に並走した怪奇幻想作家ブウテの本邦初の作品集。 仏蘭西世紀末残酷譚の第一人者であり、サキからトポール、筒井康隆への系譜に連なる黒い笑いの達人でもある鬼才が、世の良識と人間愛を踏み躙る残酷劇と共に、令和の日本に蘇る! 【書誌情報】 1,900円 頁数: 判型: 爬虫類館出版局(@lizards_anthill)
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翻訳小説同人誌『BABELZINE』 Vol.3
¥1,650
【送料】 スマートレター(210円)に梱包資材(OPP袋)と梱包作業料を併せた金額を送料とさせていただきます。 保障や追跡サービスがないことを予めご了承ください。 https://www.post.japanpost.jp/service/smartletter/ ※2024年10月1日からスマートレターの送料が180円→210円に値上げしました。 翻訳小説同人誌『BABELZINE』 Vol.3 【収録作品】 マリア・ハスキンズ「天に輝くいちばんの光」 冴えない少女であった主人公は親友のモイラと二人だけの世界をつくって遊んでいた。あるときモイラは引っ越すことになってしまう。引っ越しの前夜、二人は最後のゲームをする。そのゲームとは、二人の人生を縛りつけることになる黒魔術だったのだ。 キャロリン・アイヴス・ギルマン「帰郷」 失われた民アトーカによって描かれた謎めいた肖像画アルドリイ。ある日アトーカの末裔を名乗る若者が訪れ画の返還を要求する。半信半疑の学芸員ルーが調査を開始すると驚くべき事実が次々に明らかになるがそれは世界を二分する大論争の始まりに過ぎなかった。 アラヤ・ドーン・ジョンソン「ハワイの果実ガイド」 日系ハワイ人キイの仕事は収容所の看守。そこに収容されているのは、ハワイを侵略した吸血鬼たちによって「収穫物」として囚われている人間たちだ。同胞を裏切る罪の意識と、収容所を支配する吸血鬼テツオに対する恋慕の間でキイは苦悩するが…… ジョン・ウィズウェル「百手のキムを鎮めるに際してのガイドライン」 新入生必読! 異形の彫像〈百手のキム〉がそびえ立つこの大学で、薔薇色のキャンパスライフを生き延びたいあなたが絶対に守るべき十の規則。 レベッカ・キャンベル「大いなる過ち」 気候変動により大きな変化を遂げつつある近未来のカナダ。楽器職人メイソンは、天才的なバイオリンの才能を持つ少女デルガドのために究極のバイオリンを造ることを決心する。変わりゆく世界の中で決して変わらずに残り続けるものを造るため彼が下した決断とは。 アレクサンダー・ワインスタイン「マイグレイション」 近未来の荒廃したアメリカ、仕事や学校もVR空間へ移行した世界。主人公は、息子がオンラインでドラッグをしているのではないかと疑うようになる。人と人とのつながりがオンラインに集約した世界で、主人公は家族の絆を取り戻そうとする。 イザベル・J・キム「クリストファー・ミルズの差戻し」 死者の証言が合法となったカリフォルニア。プロムの夜に殺されたクリストファー・ミルズは証言のために妹によって蘇生され、地獄から呼び戻される。しかし、地獄の生活に慣れきったクリスにとって生前のことなどどうでもよくなっていたのだった。 グレゴリイ・フロスト「マキラドーラの聖母」 報道カメラマンの「あなた」は取材中に奇妙な噂を聞く。国境の向こう 側のメキシコにある米国資本の工場で工員が聖母マリアの姿を幻視したというのだ。メキシコ人写真家の助けを借りて工場に潜入した「あなた」はそこで衝撃的なものを目にすることになる。 ラヴィ・ティドハー「ホエイリアンたち」 ある日、アメリカ上空に現れたクジラ型異星人。彼らの要求は、モルモン教の教祖との面会だった。一方で、エイリアンの出現で失職を確信したSF作家たちは、集まって異星人撃退の策を練るが......。 宗教とSF作家を巡る怪作スラップスティックSF。 【仕様】 A5 【発行】 週末翻訳クラブ バベルうお 2023年5月発行
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サム・ランバート著『ロンドン夜と昼 他の本では行けない場所ガイド』
¥2,000
【ヒラヤマ探偵文庫】 その他のラインナップはカテゴリの「文芸」→「ヒラヤマ探偵文庫」からお探しください。 【内容紹介】 第二次世界大戦が終わり、ようやく配給制度も廃止されて日常 生活が戻ってきたロンドンをご紹介する、ちょっと一癖あるガ イドブックです。 初版発行の1951年は、ジョン・ディクスン・カー「ビロー ドの悪魔」、ジョセフィン・テイ「時の娘」、ナイオ・マーシ ュ「ヴァルカン劇場の夜」などが発表されました。さらに本書 の底本第3版が出た53年は、アガサ・クリスティ「葬儀を終 えて」、そしてイアン・フレミング「カジノ・ロワイヤル」が 発表されました。 ジェームズ・ボンドが活躍 したロンドンのレストラ ン、ナイトクラブ、彼が訪 れた様々な店、そして真夜 中のがらんとした通りを探 検したいというのなら、ぜ ひ本書をお読みください。 【書誌】 著者:サム・ランバート 翻訳:平山雄一 判型:新書版 頁数:192頁 発行:2023年5月
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H・H・クリフォード・ギボンズ著『ボンド街の歯科医師事件』(セクストン・ブレイク・コレクション3)ヒラヤマ探偵文庫
¥1,200
【送料】 スマートレター(210円)に梱包資材(OPP袋)と梱包作業料を併せた金額を送料とさせていただきます。 保障や追跡サービスがないことを予めご了承ください。 https://www.post.japanpost.jp/service/smartletter/ ※2024年10月1日からスマートレターの送料が180円→210円に値上げしました。 【ヒラヤマ探偵文庫】 その他のラインナップはカテゴリの「文芸」→「ヒラヤマ探偵文庫」からお探しください。 【内容紹介】 ヒラヤマ探偵文庫では、今まで大正時代に翻訳されたセクストン・ブレ イク作品をお届けしてきましたが、今回はいよいよ新訳をご紹介します。 はたして森下雨村の「謎の無線電信」や加藤朝鳥の「東埔寨の月」といっ た素晴らしい訳文に追いつけるかどうかはわかりませんが、できるだけ原 文に忠実に、完訳でお届けします。 ロンドンでは、持ち主しか知らない秘密の場所に隠してある貴重品が盗 まれる怪事件が立て続けに起こります。スコットランド・ヤードは途方に 暮れるのですが、その事件を見事解決するベイカー街の名探偵セクストン ・ブレイクと友人で冒険家のロウレス閣下、そして助手のティンカー少年 の活躍を、どうぞお楽しみください。 もちろんお馴染みの仇敵、キュー教授やカーラック伯爵も登場します。 さらに短編として「金歯」を収録しました。 そしてアガサ・クリスティ研究の第一人者である数藤康雄さんに、解説 をいただきました。クリスティははたしてセクストン・ブレイクを読んで いたのでしょうか。 【書誌】 著者:H・H・クリフォード・ギボンズ 翻訳:平山雄一 判型:新書版 頁数:118頁 発行:2023年5月
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ヘンリー・レヴェレージ著『囁く電話』ヒラヤマ探偵文庫
¥2,000
【送料】 スマートレター(210円)に梱包資材(OPP袋)と梱包作業料を併せた金額を送料とさせていただきます。 保障や追跡サービスがないことを予めご了承ください。 https://www.post.japanpost.jp/service/smartletter/ ※2024年10月1日からスマートレターの送料が180円→210円に値上げしました。 【ヒラヤマ探偵文庫】 その他のラインナップはカテゴリの「文芸」→「ヒラヤマ探偵文庫」からお探しください。 【内容紹介】 アメリカの作家、ヘンリー・レヴェレージ(1879~1931)は、第一次世界大戦後において、多作で成功したパルプ・フィクション作家の一人である。1914年、彼は、車を盗んだ罪(後に盗品受領となる)で、ニューヨーク州のシンシン刑務所(最高の警備レベル)に収監された。しかし、彼はそこで"The Twinkler"(1916)という小説を書き、映画にもなった。刑務所の中で書いた作品ということが宣伝文句だった。出獄後には、「囁く電話("Whispering Wires")」(1918)を書き、これも映画化(1926)され、作家として名前を知られるようになっている。本巻に収録した「囁く電話」は、1922年『新青年』に発表された加藤朝鳥の翻訳が中絶してしまったのをうけて、その続きを現代の翻訳家の平山雄一が最後まで訳し、完成させたものである。 【書誌】 著者:ヘンリー・レヴェレージ 翻訳:加藤朝鳥、平山雄一 判型:新書版 頁数:208頁 発行:2023年5月