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『カラス学者の回想録 京都・京大・百万遍』

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【内容】
京都大学が立地する左京区・百万遍周辺はノーベル賞受賞者を複数生んだ学問の楽園地というだけではなく、1960年~70年代のフォークカルチャーを生んだアンダーグラウンドとサブカルチャーの中心地でもありました。

少子高齢化・IT技術の普及浸透と社会の効率化により、1990年代後半以降日本各地の生活構造は大きく変わって行きました。1990年代まで京都市の端にある左京区は文化的・生活圏的ガラパゴスであり、そこには学生たちが時間を共有する数多くの「場」がありました。そして、その「場」は時代の流れとともに2000年代以降多くが失われました。

『カラスと京都』で生物学学生の視線から、京大・京都の街を時間軸で描いた松原始先生。今回は京大の本拠地である百万遍を中心に、理学部生の視点でかつて90年代までは日本全国にもあった「場」を描いた「京都」+「科学」エッセイ。

【書誌情報】
タイトル:『カラス学者の回想録 京都・京大・百万遍』
著・イラスト:松原始(東京大学総合研究博物館)
イラスト:植木ななせ(旅するミシン店)
ページ数:240
本の判型:四六判ソフトカバー
価格:本体1500円+税
ISBN: 978-4-908194-13-9 Cコード:0045
発行:旅するミシン店

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