『Call If You Need Me: feminism, sexuality, care』
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惠愛由(BROTHER SUN SISTER MOON)と井上花月(Laura day romance)が、自主制作ZINE
< Call If You Need Me: feminism, sexuality, care > を発行しました。惠・井上のふたりが配信するPodcast「Call If You Need Me」から、「フェミニズム」「セクシュアリティ」「ケア」という3つのテーマについての対話をテキスト化し、現在の視点から振り返るコメントとともに収録しています。また、惠・井上による交換日記や、会話の中に登場した作品・書籍のリストも掲載しました。
ZINE『Call If You Need Me: feminism, sexuality, care』
2023年12月18日 発売
A5版/全118ページ/オールカラー
発行: 惠愛由、井上花月
編集: 石戶諒、惠愛由、井上花月
デザイン: 澁谷萌夏
装丁: nico ito
<惠愛由 コメント>>
フェミニズムについて語ると自分自身のやわらかな部分をいやおうなくさらすことになる、なぜならそこには痛み(わたしの/まのあたりにしてきた誰かの)やためらい、言いよどむ時間、そして心からの希望がみんなあるから。そしてまた、語ることによって開かれていく窓があり、見知らぬ人と視線を交わし合う。そのことがわたしを自由にするのだと思う。
ずいぶん懸命に話しました、文字にすること、あらたにコメントや日記を書くことでまた別の秩序がここにも生まれています。ごろごろしながら、ぜひ一緒に話す気分で。
<井上花月 コメント>
自分ひとりの部屋で縮こまっていたわたしは、フェミニズムを知ってからずいぶんと自由になった。痛みに慣れすぎたひとが回復していくとき、わたしは傷んでいると認めることから始まるが、しかしそれをひとりだけで続けていたならば、ほの暗い過去からつづく現在の悲しみに放りこまれないよう、もっともっとかたくなになっていたと思う。
ふたりで、みんなと語ることで、わたしの柔さは取り戻されてきた。そうしてどんどん自分に還ってゆく感覚は、何物にも変えがたく、わたしの生きる希望となってここに記録されている。改めて本になった Call If You Need Me は、わたしにとって大事なもののひとつとなりました。
惠 愛由(Ayu Megumi)
1996年生まれ、水瓶座。好きな食べ物は水餃子。BROTHER SUN SISTER MOONのベースとボーカルを担当するほか、文筆や翻訳業も。訳書に『99%のためのフェミニズム宣言』(人文書院)など。
井上花月(Kazuki Inoue)
1996年生まれ、双子座。好きな食べ物はビリヤニ。Laura day romanceのボーカル、アートワークを担当。時々モデルや文章を書くことも。
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